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公開番号
2025008757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111213
出願日
2023-07-06
発明の名称
ブース
出願人
ダイダン株式会社
代理人
個人
主分類
F24F
7/06 20060101AFI20250109BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】建造物の室の室内空気がブースの出入口からブースの内部に逆流することはなく、内部の空気質の状態を保持することができるブースを提供する。
【解決手段】ブース10は、第1ブース13と、第1ブース13に給気された空気Aが流出する第1出入口14と、第1給気口から第1出入口14に向かって一方向へ流れる気流を発生させる第1給気システムと、第1ブース13から流出した空気Aが流入する第2ブース19と、第2ブース19に流入した空気Aが流出する第2出入口20と、第1出入口14の両側に位置する第1左右パネル17,18と、第2出入口20の両側に位置する第2左右パネル25,26とを備え、第1給気システムによって第1ブース13の内部に給気された空気Aが第1ブース13から第1出入口14に向かって一方向へ流動しつつ、第1出入口14から第2ブース19に向かって一方向へ流動した後、第2出入口20から第2ブース19の外側に流出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建造物の室の所定の箇所に施設されて天面と床面と壁パネルとによって前記室と区画され、その内部に作業設備を収容可能なブースであって、
前記ブースが、所定の作業スペースを有する第1ブースと、前記第1ブースに作業者が出入するために施設されて該第1ブースの内部に給気された空気Aが流出する第1出入口と、前記第1ブースに設置された第1給気口から該第1出入口に向かって一方向へ流れる気流を発生させる第1給気手段と、前記第1ブースに隣接して前記第1出入口に繋がり、該第1ブースから流出した空気Aが流入する第2ブースと、前記第2ブースに作業者が出入するために施設されて該第2ブースの内部に流入した空気Aが流出する第2出入口と、前記第1出入口の両側に位置して前記床面から前記天面に向かって延びていて前記第2ブースの内部に向かって所定長さ延在する第1パネルと、前記第2出入口の両側に位置して前記床面から前記天面に向かって延びていて前記第2ブースの外側に向かって所定長さ延在する第2パネルとを備え、
前記ブースでは、前記第1給気手段によって第1給気口から前記第1ブースの内部に給気された空気Aが該第1ブースから前記第1出入口に向かって一方向へ流動しつつ、前記第1出入口から前記第2ブースに向かって一方向へ流動した後、前記第2出入口から前記第2ブースの外側に流出することを特徴とするブース。
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【請求項2】
前記ブースが、前記第2出入口を含むその近傍に設置されて前記第2ブースの外側に流出した空気Aを吸気する吸気口と、前記第2ブースの内部に給気された空気Aによって該第2ブースから前記第2出入口に向かって一方向へ流れる気流を発生させる第2給気手段とを含み、前記ブースでは、前記第2給気手段によって前記第2ブースの内部に給気された空気Aが該第2ブースから前記第2出入口に向かって一方向へ流動しつつ、前記第2出入口から前記第2ブースの外側に流出する請求項1に記載のブース。
【請求項3】
前記ブースが、前記第2ブースに設置されて前記第2給気手段によって給気された空気Aを該第2ブースに給気する第2給気口と、前記吸気口と前記第2給気口とを繋ぐ空気流路とを含み、前記ブースでは、前記第2給気手段が前記吸気口から吸気された空気Aを前記第2ブースの内部に給気し、前記第2給気手段によって第2給気口から前記第2ブースの内部に給気された空気Aが前記第2ブースから前記第2出入口に向かって一方向へ流動しつつ、前記第2出入口から前記第2ブースの外側に流出する請求項2に記載のブース。
【請求項4】
前記空気Aが清浄空気であり、前記清浄空気の清浄度が、前記建造物の室の室内空気のそれよりも高い請求項3に記載のブース。
【請求項5】
前記空気流路が、前記床面の側から前記天面の側に向かって上下方向へ延びるダクトであり、前記吸気口が、前記床面の側に延びる前記ダクトの下方に設置され、前記ダクトに繋がる第2給気口が、前記第2ブースの上方に設置されている請求項4に記載のブース。
【請求項6】
前記第1パネルが、前記第1出入口において横方向へ所定寸法離間対向する一対の第1右パネル及び第1左パネルから形成され、前記第2パネルが、前記第2出入口において横方向へ所定寸法離間対向する一対の第2右パネル及び第2左パネルから形成され、前記第2右パネルと前記第2左パネルとの横方向の離間寸法が、前記第1右パネルと前記第1左パネルとの横方向のそれよりも小さい請求項5に記載のブース。
【請求項7】
前記第1右パネル及び前記第1左パネルが、前記床面と前記天面との間に位置し、前記第1右パネル及び前記第1左パネルの上下方向の長さ寸法が、前記床面から前記天面までの前記ブースの上下方向の高さ寸法と同一であり、前記第2右パネル及び前記第2左パネルが、前記床面と前記天面との間に位置し、前記第2右パネル及び前記第2左パネルの上下方向の長さ寸法が、前記床面から前記天面までの前記ブースの上下方向の高さ寸法と同一である請求項6に記載のブース。
【請求項8】
前記第1給気手段が、空調機及びHEPAフィルターを備えて前記第1ブースの上方に設置された前記第1給気口から該第1ブースの内部に前記空気Aを給気する給気システム、又は、前記第1ブースの上方に設置されて前記第1給気口から該第1ブースの内部に前記空気Aを給気する第1ファンフィルターユニットである請求項7に記載のブース。
【請求項9】
前記第2給気手段が、送風機及びHEPAフィルターを備えて前記第2ブースの上方に設置された前記第2給気口から該第2ブースの内部に前記空気Aを送気する送気システム、又は、前記第2ブースの上方に設置されて前記第2給気口から該第2ブースの内部に前記空気Aを給気する第2ファンフィルターユニットである請求項8に記載のブース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物の室の所定の箇所に施設されるブースに関する。
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【背景技術】
【0002】
安全キャビネット本体および排気還流ユニットから形成され、排気を利用する循環利用型の安全キャビネットが開示されている(特許文献1参照)。安全キャビネット本体は、キャビネット送風機の吐出プレナムの下部に位置する給気用HEPAフィルターを利用してその内部の作業空間へ清浄給気を供給し、作業空間の空気を再びキャビネット送風機によって吸引・循環させ、作業空間から循環した空気の一部を吐出プレナムの上部に位置する排気用HEPAフィルターを介して外部に排出することで、作業空間を負圧に維持し、前面のシャッター開口部から外部導入給気を取り入れてバリア空気とする。
【0003】
排気還流ユニットは、安全キャビネット本体の直上に配置され、安全キャビネット本体から排気用HEPAフィルターを介して排出された空気を取り込む排気取込口を下面後部に備え、排気取込口から取り込まれた空気を安全キャビネット本体の前面のシャッターに沿って下方に吹き出す排気吹出口を下面前部に備えている。この安全キャビネットは、安全キャビネット本体の前面のシャッターに沿って下降する空気がシャッターの下端の開口部から負圧に維持された作業空間内に吸引されることによって、作業空間の空気が開口部から漏出するのを防止するバリア空気の全部または一部として循環利用される。
【0004】
前記特許文献2に開示の安全キャビネットの排気還流ユニットには、排気還流ユニットを安全キャビネット本体の天井板上に配置して支持する4本の支持脚と、左側前後の支持脚間および右側前後の支持脚間に両支持脚に沿った間仕切りとが設置されている(特許文献1の図5参照)。排気還流ユニットでは、その排気吹出口から吹き出される空気がクリーンルーム内に漏れ出すのを両間仕切りによって防いでいる。この安全キャビネットでは、安全キャビネット本体の作業空間に安全キャビネット本体の前面から吸引・導入されるバリア空気の量が排気用HEPAフィルターを通過する風量であり、その風量が排気吹出口から安全キャビネット本体の前面を下降する気流となって、着座作業エリアに給気される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-166646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1に開示の排気還流ユニット(安全キャビネット本体)を施設したクリーンルーム内には空調装置(エアー・コンディショナー)が設置され、クリーンルームの壁に出入用のドア(扉)が設置される。作業者はハンズフリーで安全キャビネットにアクセスすることができる反面、その空調装置が稼働し、又は、ドアが開閉されることで、クリーンルームの内部の気流が乱れ、気流の乱れが排気還流ユニットの開口域(出入口)に作用した場合、クリーンルームの内部の空気が排気還流ユニットの開口域から排気還流ユニットの内部に流入(逆流)する。クリーンルームの内部の空気が排気還流ユニットの内部に流入すると、クリーンルームの内部の空気が排気還流ユニットの内部の清浄空気に混入するコンタミネーションを起こし、排気還流ユニットの内部(安全キャビネット本体)の清浄状態を保持することができない場合がある。
【0007】
本発明の目的は、作業設備を収容したブースに空気Aを給気することで、ブースにおける給気空気の設計風量不足を防ぐことができ、建造物の室の室内空気がブースの出入口からブースの内部に逆流することはなく、内部の清浄状態を保持することができるブースを提供することにある。本発明の他の目的は、所定の要因によって建造物の室の内部に気流の乱れが発生し、建造物の室の内部に発生した気流の乱れが作用したとしても、建造物の室の室内空気のブース内部への流入を防ぐことができ、建造物の室の室内空気がブースの内部に混入するコンタミネーションを起こすことはなく、ブースの内部の清浄状態を保持することができるブースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための本発明の前提は、建造物の室の所定の箇所に施設されて天面と床面と壁パネルとによって室と区画され、その内部に作業設備を収容可能なブースである。
【0009】
前記前提における本発明の特徴としては、ブースが、所定の作業スペースを有する第1ブースと、第1ブースに作業者が出入するために施設されて第1ブースの内部に給気された空気Aが流出する第1出入口と、第1ブースに設置された第1給気口から第1出入口に向かって一方向へ流れる気流を発生させる第1給気手段と、第1ブースに隣接して第1出入口に繋がり、第1ブースから流出した空気Aが流入する第2ブースと、第2ブースに作業者が出入するために施設されて第2ブースの内部に流入した空気Aが流出する第2出入口と、第1出入口の両側に位置して床面から天面に向かって延びていて第2ブースの内部に向かって所定長さ延在する第1パネルと、第2出入口の両側に位置して床面から天面に向かって延びていて第2ブースの外側に向かって所定長さ延在する第2パネルとを備え、ブースでは、第1給気手段によって第1給気口から第1ブースの内部に給気された空気Aが第1ブースから第1出入口に向かって一方向へ流動しつつ、第1出入口から第2ブースに向かって一方向へ流動した後、第2出入口から第2ブースの外側に流出することにある。
【0010】
本発明の一例としては、ブースが、第2出入口を含むその近傍に設置されて第2ブースの外側に流出した空気Aを吸気する吸気口と、第2ブースの内部に給気された空気Aによって第2ブースから第2出入口に向かって一方向へ流れる気流を発生させる第2給気手段とを含み、ブースでは、第2給気手段によって第2ブースの内部に給気された空気Aが第2ブースから第2出入口に向かって一方向へ流動しつつ、第2出入口から第2ブースの外側に流出する。
(【0011】以降は省略されています)
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