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公開番号
2025084163
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197826
出願日
2023-11-22
発明の名称
内燃機関
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F02F
5/00 20060101AFI20250527BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】部品点数の増加を招くことなく複数のピストンリングの合口が互いに同位置とならないようにする。
【解決手段】内燃機関は、ピストン1の外周に形成された溝部4に組付けられる第1ピストンリング2と、合口9が第1ピストンリング2の合口8と同じ位置にならないように第1ピストンリング2と重なり合うように溝部4に組付けられる第2ピストンリング3と、を有している。第1ピストンリング2と第2ピストンリング3は、第1ピストンリング2の下面2bと第2ピストンリング3の上面3aとが重なり合ってなるピストンリング合わせ面7が、少なくとも一部にシリンダの中心軸軸線Lと直交する平面と平行とはならない部分である非平行部10を有するように形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダ内を往復動可能なピストンと、
上記ピストンの外周に形成された溝部に組付けられる第1ピストンリングと、
上記第1ピストンリングと重なり合うように、上記溝部に組付けられる第2ピストンリングと、を有し、
上記第2ピストンリングは、合口が上記第1ピストンリングの合口と同じ位置にならないように上記溝部内に組付けられ、
上記第1ピストンリングと上記第2ピストンリングは、上記第1ピストンリングの下面と上記第2ピストンリングの上面とが重なり合ってなるピストンリング合わせ面が、少なくとも一部に上記シリンダの中心軸軸線と直交する平面と平行とはならない部分である非平行部を有するように形成されていることを特徴する内燃機関。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
上記非平行部は、上記シリンダの中心軸軸線と直交する平面に対して傾いた平面と平行となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
上記ピストンリング合わせ面の全体が上記非平行部となっていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項4】
上記非平行部は、上記シリンダの中心軸軸線と直交する平面に対して直交する平面と平行となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項5】
上記第1ピストンリングの合口は、上記第1ピストンリングの中心軸軸線に沿った方向における当該第1ピストンリングの厚みが最も薄い位置に形成され、
上記第2ピストンリングの合口は、上記第2ピストンリングの中心軸軸線に沿った方向における当該第2ピストンリングの厚みが最も薄い位置に形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の内燃機関。
【請求項6】
上記第1ピストンリングは、該第1ピストンリングの中心軸軸線に沿った方向における上記第1ピストンリングの厚さの第1ピストンリング周方向に沿った平均厚さが、上記第2ピストンリングの中心軸軸線に沿った方向における上記第2ピストンリングの厚さの第2ピストンリング周方向に沿った平均厚さよりも大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の内燃機関。
【請求項7】
上記第1ピストンリングと上記第2ピストンリングは、同一の型を用いて形成され、
上記第2ピストンリングは、上記溝部における上記第1ピストンリングの姿勢に対して上下反転した状態で上記溝部に組付けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の内燃機関。
【請求項8】
上記第1ピストンリング及び上記第2ピストンリングは、上記シリンダのシリンダライナに接する半径方向外周側の外周縁形状が互いに異なる形状となるように形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピストンの外周にピストンリングが取り付けられた内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、1つのピストンリング溝内に複数のピストンリングを重ねて挿入し、これら複数のピストンリングの合口が同一位置にならないようにピストンリングの動きを制限する技術が開示されている。
【0003】
特許文献1においては、円周方向のピストンリングの動きを制限するピンと、ピストンリングにこのピンが入り込む溝を形成することで、複数のピストンリングの合口が同一位置にならないようにピストンリングの動きを制限している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公平2-101058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1は、複数のピストンリングの合口が互いに同方向にならないようにピンが必要であり、部品点数が増加してコストが増加するという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の内燃機関は、シリンダ内を往復動可能なピストンの外周に形成された溝部に組付けられる第1ピストンリングと、上記第1ピストンリングと重なり合うように、上記溝部に組付けられる第2ピストンリングと、を有し、上記第2ピストンリングは、合口が上記第1ピストンリングの合口と同じ位置にならないように上記溝部内に組付けられ、上記第1ピストンリングと上記第2ピストンリングは、上記第1ピストンリングの下面と上記第2ピストンリングの上面とが重なり合ってなるピストンリング合わせ面が、少なくとも一部に上記シリンダの中心軸軸線と直交する平面と平行とはならない部分である非平行部を有するように形成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の内燃機関は、部品点数の増加によるコストの上昇を招くことなく、第1ピストンリングと第2ピストンリングの組み合わせで第1ピストンリングの合口と第2ピストンリングの合口が同じ位置にならない(重ならない)ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る内燃機関の第1実施例を模式的に示した説明図。
本発明に係る内燃機関の第1実施例におけるピストンリングを模式的に示した説明図であって、(a)は第1ピストンリングと第2ピストンリングとが重ね合わされた状態を示す斜視図、(b)は第1ピストンリングと第2ピストンリングとが重ね合わされた状態を示す正面図。
本発明に係る内燃機関の第2実施例における第1ピストンリングと第2ピストンリングが重ね合わされた状態を示す正面図。
本発明に係る内燃機関の第3実施例を模式的に示した説明図。
本発明に係る内燃機関の第4実施例を模式的に示した説明図。
本発明に係る内燃機関に適用可能なピストンリングの半径方向外周側の外周縁形状のその他の例を模式的に示した説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1及び図2を用いて、本発明が適用された第1実施例の内燃機関について説明する。図1は、第1実施例における内燃機関のピストン1を模式的に示した説明図である。図2は、第1実施例における内燃機関のピストンリング2、3を模式的に示した説明図であって、(a)は第1ピストンリング2と第2ピストンリング3とが重ね合わされた状態を示す斜視図であり、(b)は第1ピストンリング2と第2ピストンリング3とが重ね合わされた状態を示す正面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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