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公開番号
2025094606
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210274
出願日
2023-12-13
発明の名称
全固体電池
出願人
日産自動車株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
H01M
10/0585 20100101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】内部の温度上昇を抑制できる全固体電池を提供することである。
【解決手段】正極層と、負極層と、固体電解質層と、正極集電体と、負極集電体とが積層して構成される積層体を備える全固体電池であって、正極集電体は、積層体から露出する第1露出部を有し、第1露出部で正極タブと接合し、負極集電体は、積層体から露出する第2露出部を有し、第2露出部で負極タブと接合し、積層体は、積層方向に沿って積層体の天面から底面まで貫通させた貫通孔を有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
正極層と、負極層と、固体電解質層と、正極集電体と、負極集電体とが積層して構成される積層体を備え、
前記正極集電体は、前記積層体から露出する第1露出部を有し、前記第1露出部で正極タブと接合し、
前記負極集電体は、前記積層体から露出する第2露出部を有し、前記第2露出部で負極タブと接合し、
前記積層体は、積層方向に沿って前記積層体の天面から底面まで貫通させた貫通孔を有する全固体電池。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の全固体電池であって、
前記積層方向から見て、前記貫通孔は円形状である全固体電池。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記貫通孔に気体を供給する冷却機構を備える全固体電池。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記貫通孔に液体を供給する冷却機構を備える全固体電池。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記貫通孔に棒状の金属部材が挿通されている全固体電池。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記積層体の天面及び底面に一対の拘束板が配置されて、
前記貫通孔に、一対の前記拘束板を連結するボルトが挿通されている全固体電池。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記積層体の天面及び底面に一対の拘束板が配置されて、
前記貫通孔に、一対の前記拘束板を連結する弾性部材が挿通されている全固体電池。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記第1露出部は、
前記積層体の側面に前記積層方向に沿って延在し、
前記積層体の天面及び底面のうちの一方の面の外縁から延出する第1先端部を有し、
前記正極集電体は、前記第1先端部で前記正極タブと接合し、
前記第2露出部は、
前記積層体の側面に前記積層方向に沿って延在し、
前記積層体の天面及び底面のうちの他方の面の外縁から延出する第2先端部を有し、
前記負極集電体は、前記第2先端部で前記負極タブと接合する全固体電池。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の全固体電池であって、
前記積層体は、
一対の前記正極層と、一対の前記正極層の間に面接触させた状態で積層される前記正極集電体とを有する正極部材と、
一対の前記負極層と、一対の前記負極層の間に面接触させた状態で積層される前記負極集電体とを有する負極部材と、
前記正極部材と前記負極部材との間に面接触させた状態で積層される前記固体電解質層とから構成される全固体電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、全固体電池に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
第1集電体と、第1集電体を内包する筒状の第2集電体と、負極、正極、及び、固体電解質を有するセパレータが積層された電極群とを含むセルと、電極群を圧密する圧密機構と、を備える固体電解質電池が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6931950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の固体電解質電池では、複数のセルが積層される場合に、一のセルの底部によって他のセル内部が密閉されて熱が保持されやすくなるため、固体電解質電池内部の温度が上昇してしまうという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、内部の温度上昇を抑制できる全固体電池を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、正極層と、負極層と、固体電解質層と、正極集電体と、負極集電体とが積層して構成される積層体を備える全固体電池であって、正極集電体は、積層体から露出する第1露出部を有し、第1露出部で正極タブと接合し、負極集電体は、積層体から露出する第2露出部を有し、第2露出部で負極タブと接合し、積層体は、積層方向に沿って積層体の天面から底面まで貫通させた貫通孔を有することによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、全固体電池内部の温度上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の全固体電池を模式的に示した平面図である。
図2は、図1のA-A′線に沿った全固体電池の断面図である。
図3は、全固体電池の断面図において貫通孔に対して冷却媒体が供給される供給方向を示す図である。
図4は、全固体電池の断面図において貫通孔に金属部材が挿通されている状態を示す図である。
図5は、全固体電池の断面図において貫通孔にボルトが挿通されている状態を示す図である。
図6は、全固体電池の断面図において貫通孔に弾性部材が挿通されている状態を示す図である。
図7は、全固体電池の断面図において電極タブが配置される位置の一例を示す図である。
図8は、図7で示される全固体電池の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態に係る全固体電池について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の全固体電池を模式的に示した平面図である。また、図2は、図1のA-A′線に沿った全固体電池の断面図である。全固体電池1は、積層体10と、外装部材20と、正極タブ31と、負極タブ32と、を備える。積層体10は、正極層11aと、正極集電体11bと、負極層12aと、負極集電体12bと、固体電解質層13と、が積層して構成される。これらの発電要素の詳細については後述する。図1及び2では、X軸及びY軸は、積層体10の天面に沿った方向(面方向)である。積層体10から正極集電体11b及び負極集電体12bが突出する方向をX軸方向とする。Y軸は、XY平面において、X軸に対して垂直方向である。XY平面に対して垂直方向をZ軸とする。Z軸方向は、発電要素が積層される積層方向である。
【0010】
積層体10における各発電要素の積層構造について説明する。積層体10は、複数の正極部材11と、複数の負極部材12と、複数の固体電解質層13とから構成される。正極部材11は、一対の正極層11aと、一対の正極層11aの間に積層される正極集電体11bとを有する。また、負極部材12は、一対の負極層12aと、一対の負極層12aの間に積層される負極集電体12bとを有する。固体電解質層13は、正極部材11と負極部材12との間に積層される。各層は、互いに面接触させた状態で積層される。正極層11aと正極集電体11bとが面接触することで、正極層と正極集電体11bとの間の電気抵抗が小さくなる。負極層12aと負極集電体12bとが面接触することで、負極層12aと負極集電体12bとの間の電気抵抗が小さくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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