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公開番号2025107449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2025080860,2022558916
出願日2025-05-14,2021-09-21
発明の名称コントロールバルブユニットのバルブ配置構造
出願人ジヤトコ株式会社,日産自動車株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F16H 61/00 20060101AFI20250710BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ライン圧を元圧とする調圧バルブの油圧応答性、油圧安定性を改善する。
【解決手段】コントロールバルブユニットのバルブ配置構造は、メインポンプの吐出油をライン圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブと、ライン圧を元圧として油を必要圧に調圧する調圧バルブと、メインポンプとプレッシャレギュレータバルブとを結ぶ第1油路とを有し、調圧バルブは第1油路から分岐する第2油路に複数配置され、コントロールバルブボディにはメインポンプの駆動源とは別の駆動源により駆動されるアシストポンプから油が供給され、第2油路は、第1油路から分岐する第1分岐点と、複数の調圧バルブに分岐する第2分岐点とを有し、アシストポンプは、第1油路を介さずに第2油路を介して複数の調圧バルブに接続するとともに、第1油路を本流油路、第2油路を支流油路として支流配置とされ、メインポンプからみて第2分岐点の下流側に配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
メインポンプから油が供給されるコントロールバルブボディを有するコントロールバルブユニットのバルブ配置構造であって、
前記コントロールバルブボディ内に配置され、前記メインポンプの吐出油をライン圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブと、
前記コントロールバルブボディ内に配置され、前記ライン圧を元圧として油を必要圧に調圧する調圧バルブと、
前記コントロールバルブボディ内に設けられ、前記メインポンプと前記プレッシャレギュレータバルブとを結ぶ第1油路と、
を有し、
前記調圧バルブは、前記第1油路から分岐する第2油路に複数配置され、
前記コントロールバルブボディにはさらに前記メインポンプの駆動源とは別の駆動源により駆動されるアシストポンプから油が供給され、
前記第2油路は、前記第1油路から分岐する第1分岐点と、複数の前記調圧バルブに分岐する第2分岐点とを有し、
前記アシストポンプは、前記第1油路を介さずに前記第2油路を介して前記複数の前記調圧バルブに接続するとともに、前記第1油路を本流油路、前記第2油路を支流油路として支流配置とされ、前記メインポンプからみて前記第2分岐点の下流側に配置される、
コントロールバルブユニットのバルブ配置構造。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコントロールバルブユニットのバルブ配置構造であって、
前記複数の前記調圧バルブはベルト無段変速機のプーリ圧制御弁を含み、
前記アシストポンプは、前記プーリ圧制御弁に近接して配置される、
コントロールバルブユニットのバルブ配置構造。
【請求項3】
請求項2に記載のコントロールバルブユニットのバルブ配置構造であって、
前記プーリ圧制御弁はプライマリプーリ圧制御弁であり、
前記プーリ圧制御弁は前記調圧バルブであって前記第2油路において前記アシストポンプに最も近接して配置された調圧バルブである、
コントロールバルブユニットのバルブ配置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はコントロールバルブユニットのバルブ配置構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の図2には、無段変速機のコントロールバルブユニット内の概略を表す油圧回路図が開示されている。特許文献1では、図1、図2に示されるようにエンジン(1)により駆動されるオイルポンプ(3)から吐出されたポンプ圧が油路(401)に吐出され、プレッシャレギュレータバルブ(21)によりライン圧に調圧される。そして、ライン圧はこれを元圧とするプライマリレギュレータバルブ(26)、セカンダリレギュレータバルブ(27)、パイロットバルブ(25)に導入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/006356号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の図2の油圧回路図では、プライマリレギュレータバルブ(26)、セカンダリレギュレータバルブ(27)、パイロットバルブ(25)がポンプ(3)とプレッシャレギュレータバルブ(21)とを結ぶ油路から分岐した油路に配置されたように記載されている。
【0005】
しかしながら、特許文献1の図2の油圧回路図はコントロールバルブユニット内の概略を表すもの、つまり油圧回路を分かり易く模式的に示すもので、コントロールバルブボディ内に配置される調圧バルブの実際のバルブ配置を開示しない。
【0006】
これに対し、コントロールバルブボディ内に配置される調圧バルブのバルブ配置の実態としては、特許文献1を例にして説明すると、プライマリレギュレータバルブ(26)、セカンダリレギュレータバルブ(27)、パイロットバルブ(25)の全部又は一部が、スペース上の制約等によって、ポンプ(3)とプレッシャレギュレータバルブ(21)とを結ぶ油路に配置されることになる。
【0007】
ところが、プレッシャレギュレータバルブ(21)はポンプ(3)から供給された油の一部をドレンしながら油をライン圧に調圧する。このため、ポンプ(3)とプレッシャレギュレータバルブ(21)とを結ぶ油路では油の流れが発生する。
【0008】
従ってこの場合は、ポンプ(3)とプレッシャレギュレータバルブ(21)とを結ぶ油路に配置された調圧バルブが油の流れの影響を受け、調圧バルブのスプールの摺動抵抗が増加する。そして、スプールの摺動抵抗が増加するとスプールの移動に影響し、これに起因して調圧バルブで油圧振動つまり油圧の上下変動の繰り返しが発生する結果、調圧バルブの油圧応答性、油圧安定性に影響が及ぶ虞がある。
【0009】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、ライン圧を元圧とする調圧バルブの油圧応答性、油圧安定性を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のある態様のコントロールバルブユニットのバルブ配置構造は、メインポンプから油が供給されるコントロールバルブボディを有するコントロールバルブユニットのバルブ配置構造であって、前記コントロールバルブボディ内に配置され、前記メインポンプの吐出油をライン圧に調圧するプレッシャレギュレータバルブと、前記コントロールバルブボディ内に配置され、前記ライン圧を元圧として油を必要圧に調圧する調圧バルブと、前記コントロールバルブボディ内に設けられ、前記メインポンプと前記プレッシャレギュレータバルブとを結ぶ第1油路と、を有し、前記調圧バルブは、前記第1油路から分岐する第2油路に複数配置され、前記コントロールバルブボディにはさらに前記メインポンプの駆動源とは別の駆動源により駆動されるアシストポンプから油が供給され、前記第2油路は、前記第1油路から分岐する第1分岐点と、複数の前記調圧バルブに分岐する第2分岐点とを有し、前記アシストポンプは、前記第1油路を介さずに前記第2油路を介して前記複数の前記調圧バルブに接続するとともに、前記第1油路を本流油路、前記第2油路を支流油路として支流配置とされ、前記メインポンプからみて前記第2分岐点の下流側に配置される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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