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公開番号
2025112169
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024006309
出願日
2024-01-18
発明の名称
車両の冷媒制御システム及び車両の冷媒制御方法
出願人
日産自動車株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
B60K
11/02 20060101AFI20250724BHJP(車両一般)
要約
【課題】減速機が発生する熱を活用して熱効率を向上できる車両の冷媒制御のための技術を提供する。
【解決手段】
第1冷媒流路20と、第2冷媒流路20と、変速機102をバイパスするバイパス流路11と、第1冷媒流路10と第2冷媒流路20とを接続する接続流路30と、第1切換部と、第2切換部と、第1冷媒流路10の冷媒を第2冷媒流路20に流通させるか否かを切り換える第3切換部と、第1切換部、第2切換部及び第3切換部を切換制御することで冷媒の流れを制御するコントローラ100と、を備える。コントローラ100は、変速機温度及びユーザからの暖房要求を取得し、取得した変速機温度及び暖房要求に基づいて、変速機102を通過した冷媒を第2冷媒流路20に流通させるか否かを切り換えるように、第1切換部、第2切換部及び第3切換部を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の冷媒制御システムであって、
冷媒を流通させる流路であって、ラジエータと、モータを有する駆動ユニットと、前記モータの回転を変速する変速機と、に接続する第1冷媒流路と、
前記第1冷媒流路とは独立した流路であって、前記モータに電力を供給可能なバッテリと、車室内の空気と熱交換を行う熱交換器と、に接続する第2冷媒流路と、
前記変速機をバイパスするように前記第1冷媒流路に設けられるバイパス流路と、
前記第1冷媒流路と前記第2冷媒流路とを接続する接続流路と、
前記変速機に冷媒を流通させるか、前記バイパス流路を介して冷媒をバイパスさせるかを切り換える第1切換部と、
前記変速機及び前記駆動ユニットを通過した冷媒を前記ラジエータに流通させるか否かを切り換える第2切換部と、
前記第1冷媒流路の冷媒を、前記接続流路を介して前記第2冷媒流路に流通させるか否かを切り換える第3切換部と、
前記第1切換部、前記第2切換部及び前記第3切換部を切換制御することで冷媒の流れを制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、変速機温度及びユーザからの暖房要求を取得し、取得した前記変速機温度及び前記暖房要求に基づいて、前記変速機を通過した冷媒を前記第2冷媒流路に流通させるか否かを切り換えるように、前記第1切換部、前記第2切換部及び前記第3切換部を制御する、
車両の冷媒制御システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両の冷媒制御システムであって、
前記第1冷媒流路に設けられ、前記変速機を通過した冷媒の温度を検出する温度検出部を備え、
前記コントローラは、前記温度検出部によって検出された冷媒温度に基づいて前記変速機温度を取得する、
車両の冷媒制御システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車両の冷媒制御システムであって、
前記コントローラは、
取得した前記変速機温度が第1所定温度より大きく、かつ、前記暖房要求がある場合、
冷媒が前記変速機を通過するように前記第1切換部を制御し、
冷媒が前記ラジエータに流通しないように前記第2切換部を制御し、
前記変速機を通過した冷媒が前記第2冷媒流路に流通するように前記第3切換部を制御する、
車両の冷媒制御システム。
【請求項4】
請求項3に記載の車両の冷媒制御システムであって、
前記コントローラは、
取得した前記変速機温度が前記第1所定温度よりも大きく、かつ、前記暖房要求がない場合、
冷媒が前記変速機を通過するように前記第1切換部を制御し、
冷媒が前記ラジエータに流通するように前記第2切換部を制御し、
冷媒が前記第1冷媒流路と前記第2冷媒流路とで独立して流通するように前記第3切換部を制御する、
車両の冷媒制御システム。
【請求項5】
請求項3に記載の車両の冷媒制御システムであって、
前記コントローラは、
取得した前記変速機温度が前記第1所定温度以下であり、かつ、前記暖房要求がない場合、
冷媒が前記変速機をバイパスするように前記第1切換部を制御し、
冷媒が前記ラジエータに流通しないように前記第2切換部を制御し、
冷媒が前記第1冷媒流路と前記第2冷媒流路とで独立して流通するように前記第3切換部を制御する、
車両の冷媒制御システム。
【請求項6】
請求項3に記載の車両の冷媒制御システムであって、
前記コントローラは、
取得した前記変速機温度が前記第1所定温度以下であり、かつ、前記暖房要求がある場合であって、前記変速機温度が下限温度よりも大きい場合は、
冷媒が前記変速機を通過するように前記第1切換部を制御し、
冷媒が前記ラジエータに流通しないように前記第2切換部を制御し、
前記変速機を通過した冷媒が前記第2冷媒流路に流通するように前記第3切換部を制御する、
車両の冷媒制御システム。
【請求項7】
請求項3に記載の車両の冷媒制御システムであって、
前記コントローラは、
取得した前記変速機温度が前記第1所定温度以下であり、かつ、前記暖房要求がある場合であって、当該変速機温度が下限温度以下の場合は、
冷媒が前記変速機をバイパスするように前記第1切換部を制御し、
冷媒が前記第1冷媒流路と前記第2冷媒流路とで独立して流通するように前記第3切換部を制御する、
車両の冷媒制御システム。
【請求項8】
冷媒を流通させる流路であって、ラジエータと、モータを有する駆動ユニットと、前記モータの回転を変速する変速機と、に接続する第1冷媒流路と、
前記第1冷媒流路とは独立した流路であって、前記モータに電力を供給可能なバッテリと、車室内の空気と熱交換を行う熱交換器と、に接続する第2冷媒流路と、
前記変速機をバイパスするように前記第1冷媒流路に設けられるバイパス流路と、
前記第1冷媒流路と前記第2冷媒流路とを接続する接続流路と、
前記変速機に冷媒を流通させるか、前記バイパス流路を介して冷媒をバイパスさせるかを切り換える第1切換部と、
前記変速機及び前記駆動ユニットを通過した冷媒を前記ラジエータに流通させるか否かを切り換える第2切換部と、
前記第1冷媒流路の冷媒を、前記接続流路を介して前記第2冷媒流路に流通させるか否かを切り換える第3切換部と、を備え、
前記第1切換部、前記第2切換部及び前記第3切換部がコントローラにより切換制御されることで冷媒の流れを制御する車両の冷媒制御方法であって、
変速機温度及びユーザからの暖房要求を取得し、取得した前記変速機温度及び前記暖房要求に基づいて、前記変速機を通過した冷媒を前記第2冷媒流路に流通させるか否かを切り換えるように、前記第1切換部、前記第2切換部及び前記第3切換部を制御する、
車両の冷媒制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の冷媒制御システム及び冷媒制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータを冷却する冷却液(冷媒)を、減速機の周囲にも流通させる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2021/157236
【発明の概要】
【0004】
特許文献1に記載の技術においては、減速機は潤滑油及び冷媒により冷却され、冷媒の熱はラジエータにより大気に排出される。このため、減速機から発生した熱を有効に活用することはできなかった。
【0005】
本発明は、減速機が発生する熱を活用して熱効率を向上できる車両の冷媒制御のための技術を提供することを目的とする。
【0006】
本発明のある態様は、車両の冷媒制御システムに適用される。この冷媒制御システムは、冷媒を流通させる流路であって、ラジエータと、モータを有する駆動ユニットと、モータの回転を変速する変速機と、に接続する第1冷媒流路と、第1冷媒流路とは独立した流路であって、モータに電力を供給可能なバッテリと、車室内の空気と熱交換を行う熱交換器と、に接続する第2冷媒流路と、を備える。また、変速機をバイパスするように第1冷媒流路に設けられるバイパス流路と、第1冷媒流路と第2冷媒流路とを接続する接続流路と、変速機に冷媒を流通させるか、バイパス流路を介して冷媒をバイパスさせるかを切り換える第1切換部と、を備える。また、変速機及び駆動ユニットを通過した冷媒をラジエータに流通させるか否かを切り換える第2切換部と、第1冷媒流路の冷媒を、接続流路を介して第2冷媒流路に流通させるか否かを切り換える第3切換部と、第1切換部、第2切換部及び第3切換部を切換制御することで冷媒の流れを制御するコントローラと、を備える。コントローラは、変速機温度及びユーザからの暖房要求を取得し、取得した変速機温度及び暖房要求に基づいて、変速機を通過した冷媒を第2冷媒流路に流通させるか否かを切り換えるように、第1切換部、第2切換部及び第3切換部を制御する。
【0007】
本発明によれば、コントローラが、変速機の熱を回収した冷媒を、暖房に用いられる熱交換器を有する第2冷媒流路に流通させるか否かを制御する。これにより必要に応じて、減速機の熱を暖房で有効に活用することができるので、熱効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態の車両の冷媒制御システムの構成ブロック図である。
図2は、制御装置が行う制御のフローチャートである。
図3は、熱回収制御における構成ブロック図である。
図4は、熱排出制御における構成ブロック図である。
図5は、保温制御における構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る車両の冷媒制御システム1の説明図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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