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公開番号
2025125816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022020
出願日
2024-02-16
発明の名称
配車管理装置及び配車管理方法
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G08G
1/123 20060101AFI20250821BHJP(信号)
要約
【課題】 走行ルートの予想所要時間のばらつき度を考慮して最適な車両をユーザに配車する。
【解決手段】 本発明は、ユーザの配車要求に基づき車両の配車を管理する配車管理装置である。前記装置は、車両の走行実績情報を格納する走行実績情報データベースと、前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく割当車両の配車計画を作成する配車計画部と、を備える。前記配車計画部は、前記配車要求に基づき前記走行ルートを決定するとともに候補車両を抽出し、更に、前記候補車両の残エネルギー量を取得する。また、前記装置は、前記走行実績情報に基づき前記走行ルートに対する予想所要時間のばらつき度を算出し、前記ばらつき度に基づき、前記走行ルートでの予想消費エネルギー量を算出し、前記候補車両の前記残エネルギー量と前記予想消費エネルギー量とに基づいて、前記候補車両の中から前記ユーザに割り当てるべき車両を選択する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザの配車要求に基づいて車両の配車を管理する配車管理装置であって、
各車両の走行実績情報を格納する走行実績情報データベースと、
前記ユーザの前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく割当車両の配車計画を作成する配車計画部と、を備え、
前記配車計画部は、
前記配車要求に基づいて、前記走行ルートを決定する走行ルート決定部と、
前記走行実績情報に基づいて、決定された前記走行ルートに対する予想所要時間のばらつき度を算出するばらつき度算出部と、
前記配車要求に基づいて、少なくとも1以上の前記車両を候補車両として抽出する候補車両抽出部と、
抽出された前記候補車両の、少なくとも残エネルギー量を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
前記予想所要時間の前記ばらつき度に基づいて、前記走行ルートが示す目的地までの前記候補車両の予想消費エネルギー量を算出する予想消費エネルギー量算出部と、
前記候補車両の前記残エネルギー量と前記予想消費エネルギー量との差に基づいて、前記候補車両の中から前記ユーザに割り当てるべき割当車両を選択する割当車両選択部と、
作成された前記配車計画に基づいて、前記割当車両に対して配車指示を行う配車指示部と、を備える、
配車管理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記予想消費エネルギー量算出部は、算出された前記ばらつき度が所定のばらつきしきい値よりも大きい場合に、前記予想消費エネルギー量を算出し、
前記割当車両選択部は、算出された前記予想消費エネルギー量を用いて、前記割当車両を選択する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項3】
前記割当車両選択部は、前記ばらつき度が大きいほど、前記残エネルギー量と前記予想消費エネルギー量との差がより大きい前記候補車両を前記割当車両として選択する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項4】
前記ばらつき度算出部は、前記走行ルートに対する前記予想所要時間の基準値と所定のばらつきしきい値に対応する実効予想所要時間とに基づいて、前記ばらつき度を算出する、
請求項3に記載の配車管理装置。
【請求項5】
前記車両情報は、車両位置情報を更に含み、
前記候補車両抽出部は、前記車両位置情報が示す車両位置と前記走行ルートとの位置関係に基づいて、前記候補車両を抽出する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項6】
前記予想消費エネルギー量算出部は、前記走行ルートの道路交通情報及び/又は環境情報に基づいて、前記予想消費エネルギー量を算出する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項7】
所定の時間帯における前記車両の配車に係る需要量を算出する需要量算出部を更に備える、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項8】
前記予想消費エネルギー量算出部は、前記需要量が所定の需要しきい値を上回る場合に、前記需要量に応じて前記予想消費エネルギー量が多くなるように、前記予想消費エネルギー量を算出する、
請求項7に記載の配車管理装置。
【請求項9】
ユーザの配車要求に基づいて車両の配車を管理する配車管理方法であって、
配車された前記車両の走行実績情報を走行実績情報データベースにおいて管理することと、
前記ユーザの前記配車要求を受け付けることと、
前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく前記車両の配車計画を作成することと、を含み、
前記配車計画を作成することは、
前記配車要求に基づいて、前記走行ルートを決定することと、
前記走行実績情報に基づいて、決定された前記走行ルートに対する予想所要時間のばらつき度を算出することと、
前記配車要求に基づいて、少なくとも1以上の前記車両を候補車両として抽出することと、
抽出された前記候補車両の、少なくとも残エネルギー量を含む車両情報を取得することと、
前記予想所要時間の前記ばらつき度に基づいて、前記走行ルートが示す目的地までの前記候補車両の予想消費エネルギー量を算出することと、
前記候補車両の前記残エネルギー量と前記予想消費エネルギー量との差に基づいて、前記候補車両の中から前記ユーザに割り当てるべき割当車両を選択することと、
作成された前記配車計画に基づいて、前記割当車両に対して配車指示を行うことと、を含む、
配車管理方法。
【請求項10】
コンピューティングデバイスに、プロセッサの制御の下、ユーザの配車要求に応答して車両の配車を管理する方法を実行させるコンピュータプログラムであって、
前記方法は、
配車された前記車両の走行実績情報を走行実績情報データベースにおいて管理することと、
前記ユーザの前記配車要求を受け付けることと、
前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく前記車両の配車計画を作成することと、を含み、
前記配車計画を作成することは、
前記配車要求に基づいて、前記走行ルートを決定することと、
前記走行実績情報に基づいて、決定された前記走行ルートに対する予想所要時間のばらつき度を算出することと、
前記配車要求に基づいて、少なくとも1以上の前記車両を候補車両として抽出することと、
抽出された前記候補車両の、少なくとも残エネルギー量を含む車両情報を取得することと、
前記予想所要時間の前記ばらつき度に基づいて、前記走行ルートが示す目的地までの前記候補車両の予想消費エネルギー量を算出することと、
前記候補車両の前記残エネルギー量と前記予想消費エネルギー量との差に基づいて、前記候補車両の中から前記ユーザに割り当てるべき割当車両を選択することと、
作成された前記配車計画に基づいて、前記割当車両に対して配車指示を行うことと、を含む、
コンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配車管理装置及び配車管理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
フリートマネジメントは、車両の稼働率を高めつつ、ユーザの利便性を向上させるように配車を管理する手法として知られている。例えば、ユーザの配車要求に応じて、配車可能な車両の走行ルートがいくつか探索され、その中から目的地に効率的に到達し得る走行ルートが決定される。
【0003】
例えば、下記特許文献1は、運行管理センターが、利用者端末から受け付けた利用要求、並びに運行区間、出発点発車時刻、及び終点到着時刻が予め設定された基準運行ダイヤに基づいて、基準運行ダイヤの許容範囲内で運行計画を生成し、デマンド車両及び利用者端末に対して生成した運行計画を提供し、利用者端末が、提供された運行計画を利用者に提示し、デマンド車両が、提供された運行計画に従って運行する、デマンド型運行システムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-182137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1に開示された運行システムは、基準運行ダイヤの許容範囲内で運行計画を作成するものの、運行計画のばらつきを十分に考慮していなかった。このため、仮に目的地までの走行ルートに対する当初の予想所要時間に大きな遅延が生じた場合、デマンド車両の残航続可能距離(例えばSOCの状態)によっては、目的地まで辿り着くことが困難になる恐れがあり、配車サービスの信頼性を損ねる恐れがあった。
【0006】
そこで、本発明は、出発地から目的地までの走行ルートの予想所要時間のばらつき度を考慮して、最適な車両をユーザに配車することができるようにした配車管理装置及び配車管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明は、以下に示す発明特定事項乃至は技術的特徴を含んで構成される。
【0008】
ある観点に従う本発明は、ユーザの配車要求に基づいて車両の配車を管理する配車管理装置である。前記配車管理装置は、各車両の走行実績情報を格納する走行実績情報データベースと、前記ユーザの前記配車要求に応答して、走行ルートに基づく割当車両の配車計画を作成する配車計画部と、を備える。ここで、前記配車計画部は、前記配車要求に基づいて、前記走行ルートを決定する走行ルート決定部と、前記走行実績情報に基づいて、決定された前記走行ルートに対する予想所要時間のばらつき度を算出するばらつき度算出部と、前記配車要求に基づいて、少なくとも1以上の前記車両を候補車両として抽出する候補車両抽出部と、抽出された前記候補車両の、少なくとも残エネルギー量を含む車両情報を取得する車両情報取得部と、前記予想所要時間の前記ばらつき度に基づいて、前記走行ルートが示す目的地までの前記候補車両の予想消費エネルギー量を算出する予想消費エネルギー量算出部と、前記候補車両の前記残エネルギー量と前記予想消費エネルギー量との差に基づいて、前記候補車両の中から前記ユーザに割り当てるべき割当車両を選択する割当車両選択部と、作成された前記配車計画に基づいて、前記割当車両に対して配車指示を行う配車指示部と、を備える。
【0009】
また、本発明は、配車要求に応答して車両の配車を管理する配車管理装置による配車管理方法並びに該方法を実行するためのコンピュータプログラム及びこれを非一時的に記録した記録媒体としても成立する。
【0010】
なお、本開示において、「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことをいい、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは問わない。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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