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公開番号2025107443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2025080701,2023525293
出願日2025-05-13,2021-06-03
発明の名称制御装置及び制御方法
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類G06F 3/16 20060101AFI20250710BHJP(計算;計数)
要約【課題】操作性を向上させた表示制御装置及び表示制御方法を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る表示制御装置において、乗員の音声入力を検知し、検知された音声に対する音声処理により音声を認識する音声認識部111と、対話システムの動作状態を示す動作状態画像を含むメイン画面、及び、コマンドをグルーピングしたカテゴリ画像を含むカテゴリ画面をディスプレイ10に表示させる表示制御部130とを有するコントローラ100を備える。コントローラ100は、音声認識部110が音声を検知する前は、メイン画面をディスプレイ10に表示させ、音声処理が正常に完了しない場合にはカテゴリ画面をディスプレイ10に表示させ、カテゴリ画面を表示した状態でカテゴリが選択された場合には、表示画面をカテゴリ画面から別の画面に遷移させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗員の音声に基づき、ディスプレイの表示画面を制御する表示制御装置であって、
前記乗員の音声入力を検知し、検知された前記音声に対する音声処理により前記音声を認識する音声認識部と、
対話システムの動作状態を示す動作状態画像を含むメイン画面、及び、コマンドをグルーピングしたカテゴリ画像を含むカテゴリ画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御部とを有するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記音声認識部が前記音声を検知する前は、前記メイン画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記メイン画面において、前記音声処理が正常に完了しない場合には、前記カテゴリ画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記カテゴリ画面を表示した状態でカテゴリが選択された場合には、前記表示画面を前記カテゴリ画面から別の画面に遷移させる表示制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1記載の表示制御装置であって、
前記表示制御部は、グルーピングされた前記コマンドのリストを含むリスト画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の表示制御装置であって、
前記動作状態画像は、前記対話システムの動作状態を示すメッセージ及び前記対話システムの動作状態に応じて動くアニメーションの少なくともいずれか一方の画像を含み、
前記カテゴリ画面は、前記カテゴリの名称及び前記カテゴリのアイコンのいずれか一方の画像を含む表示制御装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の表示制御装置であって、
前記カテゴリ画面は、前記対話システムの動作状態に応じて動くアニメーションを含む表示制御装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の表示制御装置であって、
前記コントローラは、
前記音声処理が正常に完了する前に、前記音声入力を受付可能な状態で所定時間経過した場合に、前記カテゴリ画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の表示制御装置であって、
前記コントローラは、
前記乗員の発話内容から前記コマンドを認識できない場合には、前記音声処理の異常と判定し、
前記音声処理の異常と判定した場合には、前記カテゴリ画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の表示制御装置であって、
前記コントローラは、
前記カテゴリ画面が前記ディスプレイに表示された状態で、前記乗員の音声、前記乗員による前記ディスプレイのタッチ操作、及び、前記乗員によるスイッチ操作のいずれか1つに基づき、前記カテゴリの選択の有無を判定する表示制御装置。
【請求項8】
請求項2に記載の表示制御装置であって、
前記コントローラは、
前記リスト画面が前記ディスプレイに表示された状態で、前記乗員の音声、前記乗員による前記ディスプレイのタッチ操作、及び、前記乗員によるスイッチ操作のいずれか1つに基づき、前記リストの選択の有無を判定する表示制御装置。
【請求項9】
請求項2又は8に記載の表示制御装置であって、
前記リスト画面は、サンプルテキストを含み、
前記リストは、少なくともコマンドを有した複数の構文をグルーピングしたリストであり、
前記サンプルテキストは、前記構文に割り当てられる文字列及び数字列のいずれか一方の情報を示す表示制御装置。
【請求項10】
請求項9記載の表示制御装置において、
前記コントローラは、
前記構文が選択された場合には、前記構文に割り当てられる文字列及び数字列のいずれか一方のサンプルテキストを選択する画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置及び表示制御方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両の乗員の発話に応じて、応答を含むサービスを提供するエージェント装置が知られている(例えば特許文献1)。このエージェント装置は、乗員の発話に含まれるコマンドを認識し、認識されたコマンドを複数のエージェント機能部に出力し、複数のエージェント機能部のそれぞれによってなされた結果に基づいて、複数のエージェント機能部のうち、乗員の発話に対する応答を行うエージェント機能部を選択し、選択したエージェント機能部に乗員の発話に対する応答を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-144274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のエージェント装置では、発話内容に含まれるコマンドに基づきエージェント機能部を選択しており、発話内容にどのようなコマンドを含めたらよいか理解していないユーザにとっては操作性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、操作性を向上させた表示制御装置及び表示制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、音声を検知する前は、対話システムの動作状態を示す動作状態画像を含むメイン画面をディスプレイに表示させ、音声処理が正常に完了しない場合には、コマンドをグルーピングしたカテゴリ画像を含むカテゴリ画面をディスプレイに表示させ、カテゴリ画面を表示した状態で、カテゴリが選択された場合には、表示画面を、カテゴリ画面から別の画面に遷移することによって、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、音声認識処理の結果に応じてディスプレイの表示画面が遷移し、音声認識処理が正常に進まない場合もディスプレイの表示画面が遷移するため、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施の形態に係る対話サービスシステムを示すブロック図である。
図2は、図1のディスプレイを備えたダッシュボードの正面図である。
図3Aは、ハンドルスイッチの操作及びウェイクアップワードと、対話システムの起動の切り替えとの関係を説明するための表である。
図3Bは、変形例における、ハンドルスイッチの操作及びウェイクアップワードと、対話システムの起動の切り替えとの関係を説明するための表である。
図4は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図5は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図6は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図7は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図8は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図9は、アニメーション「音声検知状態」の時間推移を説明するためのアニメーション画像とグラフである。
図10は、アニメーションの時間推移を説明するためのアニメーション画像とグラフである。
図11は、アニメーションの画像構成と、画面遷移時時の選択されるインデックスを説明するための概念図である。
図12は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図13は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図14は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図15は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図16は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図17は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図18は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図19は、図1の対話システムにおける対話のモデルフローを表す表である。
図20は、図1の対話システムにおける対話のモデルフローを表す表である。
図21は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図22は、図1の対話システムにおける対話のモデルフローを表す表である。
図23は、図1の対話システムにおける対話のモデルフローを表す表である。
図24は、図1の対話システムにおける対話のモデルフローを表す表である。
図25は、図1の対話システムにおける対話のモデルフローを表す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る対話サービスシステムの一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る対話サービスシステムを示すブロック図である。対話サービスシステムは、車両に搭載されたシステムであって、ディスプレイ10と、通信機20と、ハンドルスイッチ30と、ECU40と、コントローラ100を備えている。本実施形態に係る対話サービスシステムは、音声処理機能を用いて乗員と対話して、乗員にサービスを提供するシステムと、ディスプレイの表示画面を制御するシステムを含んでいる。
【0010】
ディスプレイ10は、タッチパネル式のディスプレイであり、車両に搭載されている。タッチパネル式のディスプレイ10は、感圧センサを備え、接触操作時にディスプレイ10に与えられた押圧力を抵抗値や電圧などから測定することで、乗員によるタッチ操作を検知する。感圧センサの機構は特に限定されず、出願時に知られた方法を適宜に用いることができる。またタッチパネルは、感圧式に限らず、静電式等、他の方式でもよい。図2は、タッチパネルを備えたダッシュボード付近の正面図である。図2に示すように、ディスプレイ10は、ダッシュボードの正面部分のディスプレイ(センタディスプレイ)であり、運転席と助手席の間に配置されている。ディスプレイ10は、運転席に座った状態の乗員と助手席に座った状態の乗員がそれぞれ触れることができる位置に設けられている。また、ディスプレイ10は、必ずしもドライバーと助手席乗員の両乗員が触れる位置に配置する必要は無く、例えばドライバーのみが触れることが可能な位置に配置されてもよい。またディスプレイ10は、ダッシュボードに限らず、例えば後部座席の乗員が触れる位置に配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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