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公開番号2025104699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222689
出願日2023-12-28
発明の名称表示制御方法及び表示制御装置
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類B60K 35/28 20240101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】運転者が後続車両の煽り運転に気付くのが遅れることを抑制できる表示制御方法及び表示制御装置を提供する。
【解決手段】自車両V1と後続車両V2との車間距離に応じて、車室内に設置された表示装置13に表示される画像における後続車両V2の大きさを調整する場合に、後続車両V2が煽り運転を行っていると判定したときは、画像に表示される後続車両V2の大きさを調整しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御器と、車室内に設置された表示装置とを備える車両の表示制御方法において、
前記表示装置は、前記車両の後方を撮像し、前記車両に搭載された撮像装置から取得された画像を表示し、
前記制御器は、前記車両と前記車両の後続車両との車間距離に応じて、前記画像に表示される前記後続車両の大きさを調整する場合に、前記後続車両が煽り運転を行っていると判定したときは、前記画像に表示される前記後続車両の前記大きさを調整しない、表示制御方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御器は、
前記車間距離が、第1所定距離未満である場合は、前記後続車両が前記煽り運転を行っているか否かを判定し、
前記後続車両が前記煽り運転を行っていないと判定したときは、前記画像に表示された前記後続車両の前記大きさを小さくする第1処理を実行し、
前記後続車両が前記煽り運転を行っていると判定したときは、前記第1処理を実行しない、請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項3】
前記制御器は、
前記車間距離が、前記第1所定距離より長い第2所定距離以上である場合は、前記後続車両が前記煽り運転を行っているか否かを判定し、
前記後続車両が前記煽り運転を行っていないと判定したときは、前記画像に表示された前記後続車両の前記大きさを大きくする第2処理を実行し、
前記後続車両が前記煽り運転を行っていると判定したときは、前記第2処理を実行しない、請求項2に記載の表示制御方法。
【請求項4】
前記制御器は、前記車間距離が、前記第1所定距離以上且つ前記第2所定距離未満である場合は、前記第1処理と前記第2処理を実行しない、請求項3に記載の表示制御方法。
【請求項5】
前記制御器は、前記車間距離が、所定時間以上継続して第3所定距離未満であることと、前記後続車両が、所定値以上の大きさの加速度で加速と減速を繰り返していることと、前記後続車両が蛇行して走行していることと、前記後続車両が前照灯によるパッシングを繰り返していることと、前記後続車両の警音器が繰り返し作動していることとのうち少なくとも一つが検出された場合は、前記後続車両が前記煽り運転を行っていると判定する、請求項1~4のいずれか一項に記載の表示制御方法。
【請求項6】
前記制御器は、前記後続車両が前記煽り運転を行っていると判定した場合は、前記画像の画角を維持すると共に、前記画像を記憶媒体に記憶する、請求項1~4のいずれか一項に記載の表示制御方法。
【請求項7】
制御器と、車室内に設置された表示装置とを備え、
前記表示装置は、車両の後方を撮像し、前記車両に搭載された撮像装置から取得された画像を表示し、
前記制御器は、前記車両と前記車両の後続車両との車間距離に応じて、前記画像に表示される前記後続車両の大きさを調整する場合に、前記後続車両が煽り運転を行っていると判定したときは、前記画像に表示される前記後続車両の前記大きさを調整しない、前記車両の表示制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の表示制御方法及び表示制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両の後方を撮影するカメラにより撮影された後方画像から、画角値に応じた切出し画像を生成し、切出し画像から、ディスプレイの表示領域の大きさに合わせた表示用画像を生成する画像表示装置が知られている(特許文献1)。当該画角値は、後方画像の大きさに対する切出し画像の大きさを示し、車両とその後続車両との車間距離に基づき、表示用画像の後続車両の大きさと、車両の後方を映す鏡面に映る後続車両の大きさとが等しくなるように設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-129668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、後続車両の運転者が、車両への異常な接近、加減速の繰り返しなどにより車両の乗員に威圧感を与える運転(いわゆる煽り運転)を行った場合に、表示用画像の調整により、車両の運転者が後続車両の煽り運転に気付くのが遅れてしまうという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、運転者が後続車両の煽り運転に気付くのが遅れることを抑制できる表示制御方法及び表示制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両と当該車両の後続車両との車間距離に応じて、車室内に設置された表示装置に表示される画像における後続車両の大きさを調整する場合に、後続車両が煽り運転を行っていると判定したときは、画像に表示される後続車両の大きさを調整しないことによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、運転者が後続車両の煽り運転に気付くのが遅れることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る表示制御装置の実施形態の一例を示すブロック図である。
図1の表示制御装置により表示装置の表示を制御する走行シーンの一例を示す平面図である。
図2の自車両の広角カメラにより取得された画像の一例を示す図である。
図2の自車両の電子ミラーに表示される画像の一例を示す図である。
図2の自車両において電子ミラーと同じ位置に取り付けられた後写鏡に写る像の一例を示す図である。
図2の自車両の広角カメラにより取得された画像の他の例を示す図である。
図2の自車両の電子ミラーに表示される画像の他の例を示す図である。
図2の自車両において電子ミラーと同じ位置に取り付けられた後写鏡に写る像の他の例を示す図である。
図1の表示制御装置における処理手順の一例を示すフローチャートである。
図5のステップS3及びS8のサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、車両に設けることには、車両に搭載することと、車両に設置することと、車両に取り付けることとが含まれるものとする。
【0010】
[表示制御装置の構成]
図1は、本発明に係る表示制御装置の実施形態の一例を示すブロック図である。表示制御装置は、車両に設けられた表示装置の表示を制御する装置群である。図1に示すように、表示制御装置1は、撮像装置11、測距装置12、表示装置13及び制御器20を備える。これらの装置は、CAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続され、互いに情報を授受できる。
(【0011】以降は省略されています)

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