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公開番号2025102276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219620
出願日2023-12-26
発明の名称インクジェットヘッド
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B05C 5/00 20060101AFI20250701BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】高粘度のインクを高速で吐出できるインクジェットヘッドを提供すること。
【解決手段】本発明のインクジェットヘッドは、ロート形状のインク液室と、インパクタと、上記インパクタを振動させるアクチュエータと、を備え、上記インパクタの接液面が、上記ロート形状の上面全体を構成し、上記インパクタが構成する上面が上下に平行移動して上記ロート形状の足部に設けられたインク吐出口からインクを吐出するものであり、上記インク液室にインクを供給する供給路が、上記ロート形状の側面に接続し、上記インク液室と常時連通していることしたため、インクを連続供給でき、生産性が高いインクジェットヘッドを提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロート形状のインク液室と、
インパクタと、
上記インパクタを振動させるアクチュエータと、を備え、
上記インパクタの接液面が、上記ロート形状の上面全体を構成し、
上記インパクタが構成する上面が上下に平行移動して上記ロート形状の足部に設けられたインク吐出口からインクを吐出するものであり、
上記インク液室にインクを供給する供給路が、上記ロート形状の側面に接続し、上記インク液室と常時連通していることを特徴とするインクジェットヘッド。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
上記インパクタの接液面が平面であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項3】
上記供給路の径が上記吐出口の径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項4】
上記インパクタのストロークが30μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項5】
100~200plのインク液滴を吐出することを特徴とする請求項3に記載のインクジェットヘッド。
【請求項6】
上記アクチュエータの駆動電圧が10V以上であることを特徴とする請求項5に記載のインクジェットヘッド。
【請求項7】
チクソ性を有し、粘度が50~1000cP(25℃)である塗料を吐出することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項8】
上記インク液室にインクを圧送することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項9】
上記ロート形状のインク液室を有する液室ユニットと、
上記インパクタと上記アクチュエータとを有する駆動ユニットとに分割可能な構造であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
【請求項10】
上記駆動ユニットが、上記インパクタの上記アクチュエータとの接合部にシール部材を有することを特徴とする請求項9に記載のインクジェットヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットヘッドに係り、更に詳細には、静電塗装などに使用できるインクジェットヘッドに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
車体の静電塗装には、塗料の吹き出し口にベルカップを用いた回転霧化方式が多用されている。
【0003】
回転霧化方式は、ベルカップを高速回転させその先端から遠心力で塗料を飛ばし、エアーによって塗料を霧化してボディに付着させる方式であり、ボディで跳ね返ったエアーによって塗料ダストが飛散するため、塗着効率は80%程度であり、塗着効率の向上が望まれる。
【0004】
塗着効率が100%の塗装技術としてインクジェット塗装が期待されているが、インクジェット塗装は、上記回転霧化方式のように塗料が拡がらないため、生産性(単位時間当たりの塗装面積)が低く、車体の塗装工程に採用することは困難である。
【0005】
車体の塗装に用いるものではないが、特許文献1には、ノズル穴に挿入されたピストン棒をスライドさせ、上記ノズル穴内に供給されたインクを押し出すインクジェットプリンタによれば、高速記録が可能である旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭61-211047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットプリンタは、ノズル穴の後部に繋がるインク供給口までピストン棒が後退してインクをノズル穴に供給するため、ピストン棒のストロークが長くなり、ノズルが大型化してしまうと共に高速駆動が困難である。
【0008】
さらに、インク吐出時には、ピストン棒が前進してインク供給口を塞ぐため、ノズル穴にインクを連続して供給することができず、車体の塗装に用いるには生産性が低い。
【0009】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高粘度のインク(塗料)を高速で吐出できるインクジェットヘッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、ロート形状をしたインク液室の上面全体を平行移動させることにより、インク供給路がインク液室と常時連通していても、インクがインク供給路側に逆流することが抑制され、連続してインクを供給しながらインクを吐出することができ、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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