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公開番号2025086159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023200035
出願日2023-11-27
発明の名称補助装置
出願人株式会社IEC
代理人弁理士法人石黒国際特許事務所
主分類B05C 11/10 20060101AFI20250530BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】撹拌機16を上側へ持ち上げて撹拌翼16aを塗料の容器に差し入れるのに、オペレータにとって大きな負荷にならず、かつ、設備として大掛かりにならない対応策を提供する。
【解決手段】補助装置1によれば、保持部20は、以下のような重量体14を保持する。すなわち、重量体14とは、上蓋15および撹拌機16が一体化されたものであり、上蓋15は、容器の内部で形成される塗料の液面を覆う。また、撹拌機16は、液面を形成する塗料を撹拌する撹拌翼16a、および、撹拌翼16aを回転駆動する駆動部16bを有する。次に、定荷重バネ13L、13Rは、保持部20に対し上側に向かって荷重が作用するようにセットされている。そして、補助装置1は、定荷重バネ13L、13Rの荷重により、重量体14の上側への引き上げを補助する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
塗料を貯留しながら運搬することができる容器の内部で形成される塗料の液面を覆う上蓋、ならびに、前記液面を形成する塗料を撹拌する撹拌翼、および、この撹拌翼を回転駆動する駆動部を有する撹拌機が一体化された重量体を保持する保持部と、
この保持部に対し上側に向かって荷重が作用するようにセットされた定荷重バネとを備え、
この定荷重バネの荷重により、前記重量体の上側への引き上げを補助することを特徴とする補助装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載の補助装置において、
前記定荷重バネが巻かれたドラムが取り付けられて設置面に載る枠体と、
前記保持部に一体化され、前記枠体に設けたガイド部に上下動自在に組み付けられたスライド部とを備え、
前記ドラムは、前記スライド部の上側に位置するように前記枠体に取り付けられ、
前記定荷重バネの引出し端は、前記保持部と前記スライド部との一体物に締結され、
前記定荷重バネは、下側に向かって引き出されることを特徴とする補助装置。
【請求項3】
請求項2に記載の補助装置において、
前記定荷重バネの引出し端と前記スライド部とは、鉛直方向に関して同じ高さであることを特徴とする補助装置。
【請求項4】
請求項1に記載の補助装置において、
前記重量体は、前記定荷重バネの引出し端よりも上側で前記保持部に保持されることを特徴とする補助装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、重量体の上側への引き上げを補助する補助装置に関わり、特に、塗料を撹拌するための撹拌機を上側へ持ち上げて撹拌翼を塗料の容器に差し入れるのに好適に利用することができる構造に関わる。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、車両のボディに塗布される塗料を供給する塗料供給装置では、次のような塗布部および供給槽を備える構成が公知となっている。すなわち、塗布部は、塗料をワークに向けて塗布する部分であり、例えば、ロボットの先端に装着されている。また、供給槽は、塗料を撹拌しつつ蓄えるものであり、所定の流路により塗布部に接続され、供給槽の塗料は、流路に設けたポンプにより吸引されて塗布部に向けて吐出される(特許文献1)。
【0003】
また、塗料は、例えば、数百リットルの容器に入れられて供給槽の近くに運ばれ、容器から、別のポンプにより吸引されて供給槽に移送される。
ところで、塗料の溶剤は揮発しやすいので、流動状態にしておかないと、塗料の液相において相状態が不均一になる可能性がある。そこで、供給槽ばかりでなく、容器においても撹拌翼を差し入れて塗料を撹拌し、流動状態にしておくのが好ましいと考えられる。
【0004】
しかし、数百リットルの塗料を流動させるには、数十kgの重量を有する撹拌機を持ち上げて撹拌翼を容器内に差し入れる必要があり、このような作業はオペレータにとって負荷が大きい。このため、釣合い重り等を利用する昇降機を導入することも考えられるが、設備として大掛かりになり過ぎてしまう。そこで、オペレータにとって大きな負荷にならず、かつ、設備として大掛かりにならない対応策が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4938896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、主に、重量体の上側への引き上げを補助する補助装置に関わり、特に、塗料を撹拌するための撹拌機を上側へ持ち上げて撹拌翼を塗料の容器に差し入れるのに、オペレータにとって大きな負荷にならず、かつ、設備として大掛かりにならない対応策を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の補助装置は、次の保持部および定荷重バネを備える。まず、保持部は、以下の重量体を保持する。すなわち、重量体とは、上蓋および撹拌機が一体化されたものであり、上蓋は、塗料を貯留しながら運搬することができる容器の内部で形成される塗料の液面を覆う。また、撹拌機は、液面を形成する塗料を撹拌する撹拌翼、および、撹拌翼を回転駆動する駆動部を有する。次に、定荷重バネは、保持部に対し上側に向かって荷重が作用するようにセットされている。
【0008】
そして、補助装置は、定荷重バネの荷重により、重量体の上側への引き上げを補助する。
これにより、本開示の補助装置によれば、塗料を撹拌するための撹拌機を上側へ持ち上げて撹拌翼を塗料の容器に差し入れるのに、オペレータにとって大きな負荷にならず、かつ、設備として大掛かりにならない対応策を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
塗料供給装置の構成図である。
補助装置の正面図である。
補助装置の平面図である。
補助装置の側面図である。
可動部の内、撹拌翼等を除く部分の正面図である。
可動部の側面を基台部の一部と合わせて示す側面図である。
可動部の背面図である。
基台部の正面図である。
図8のIX-IX断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明する。なお、実施例は具体例を開示するものであり、本願発明が実施例に限定されないことは言うまでもない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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