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公開番号2025065070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2024174731
出願日2024-10-04
発明の名称被膜形成方法
出願人ベック株式会社
代理人
主分類B05D 1/36 20060101AFI20250410BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】彩り豊かな艶消しの美観性を呈するとともに、耐割れ性、下地追従性等に優れた被膜が形成できる方法を提供する。
【解決手段】本発明の被膜形成方法は、被塗面に対し、下塗材及び上塗材を順に塗付する被膜形成方法であって、上記下塗材は、樹脂エマルション及び着色顔料を含み、伸び率が30%以上であるベース塗材、並びに粒径45μm以上の粉粒体を含有し、60度光沢度30以下の被膜を形成するものであり、上記上塗材は、液状またはゲル状の色粒が水性艶消しクリヤー塗材に分散してなるものであることを特徴とする。
【選択図】なし




特許請求の範囲【請求項1】
被塗面に対し、下塗材及び上塗材を順に塗付する被膜形成方法であって、
上記下塗材は、樹脂エマルション及び着色顔料を含み、伸び率が30%以上であるベース塗材、並びに粒径45μm以上の粉粒体を含有し、60度光沢度30以下の被膜を形成するものであり、
上記上塗材は、液状またはゲル状の色粒が水性艶消しクリヤー塗材に分散してなるものであることを特徴とする被膜形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な被膜形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物や土木構造物等の壁面においては、その表面保護、美観性向上等の目的で種々の上塗材によってコーティングが行われている。この中でも、液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる上塗材は、彩り豊かな被膜が形成できることから、高い美観性が求められる用途等で用いられている。このような上塗材による仕上げでは、光沢を抑えた艶消し仕上げが求められることも多い。
【0003】
このような被膜を形成する方法に関し、例えば特許文献1(特開平9-57186号公報)には、エナメル分散粒子を含有する上塗材を塗装後、特定隠蔽率のクリヤー塗料を塗装すること、当該クリヤー塗料として艶消しタイプのものが使用できることについて記載されている(請求項1、段落0038等)。ただし、このような方法では、艶消し仕上げを得るために、クリヤー塗料の塗装が必須である。
【0004】
これに対し、特許文献2(特開2022-160152号公報)には、特定粒子径の2種の体質顔料を含む下塗材を塗装後、水性上塗材として液状またはゲル状の色粒が懸濁した塗料を塗装すること(請求項1、段落0042等)、当該水性上塗塗料として光沢値15以下のものが使用できること(段落0063)について記載されている。このような方法によれば、クリヤー塗料の塗装を行わずに、彩り豊かな艶消し仕上げの外観を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-57186号公報
特開2022-160152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述の特許文献2では、被膜の耐割れ性、下地追従性等について考慮されていない。そのため、被膜に割れ等が生じやすく、仕上げ外観を損ねるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、彩り豊かな艶消しの美観性を呈するとともに、耐割れ性、下地追従性等に優れた被膜が形成できる方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するために本発明者は、鋭意検討の結果、特定の下塗材と上塗材を順に塗付する被膜形成方法に想到し、本発明を完成するに到った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.被塗面に対し、下塗材及び上塗材を順に塗付する被膜形成方法であって、
上記下塗材は、樹脂エマルション及び着色顔料を含み、伸び率が30%以上であるベース塗材、並びに粒径45μm以上の粉粒体を含有し、60度光沢度30以下の被膜を形成するものであり、
上記上塗材は、液状またはゲル状の色粒が水性艶消しクリヤー塗材に分散してなるものであることを特徴とする被膜形成方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、彩り豊かな艶消しの美観性を呈するとともに、耐割れ性、下地追従性等に優れた被膜を形成することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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