TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025111144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005366
出願日
2024-01-17
発明の名称
ノズル
出願人
株式会社熊谷組
,
株式会社キヨモトテックイチ
代理人
個人
主分類
B05B
1/04 20060101AFI20250723BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】流体が吐出口の横長の幅領域全体から吐出され易くなるように構成されたノズルを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るノズル1は、圧送された流体を取り込んで吐出させるためのノズルであって、流体取込部2と、当該流体取込部2と連通する流体流路3と、当該流体流路3を経由した流体の出口となる吐出口4とを備え、流体流路3は、流体の流速を速めるための流速調整手段5を備えたことを特徴とするものである。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
圧送された流体を取り込んで吐出させるためのノズルであって、
流体取込部と、当該流体取込部と連通する流体流路と、当該流体流路を経由した流体の出口となる吐出口とを備え、
流体流路は、流体の流速を速めるための流速調整手段を備えたことを特徴とするノズル。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
流速調整手段は、
流体流路の上流側に設けられた上流側仕切壁と、当該上流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である上流側貫通孔群と、流体流路の下流側に設けられた下流側仕切壁と、当該下流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である下流側貫通孔群とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のノズル。
【請求項3】
上流側仕切壁の上下間の間隔は、下流側仕切壁の上下間の間隔よりも大きく、
上流側貫通孔群は、左右方向に所定の間隔を隔てた複数の貫通孔により形成された貫通孔列が上下方向に複数設けられた複数の貫通孔列により構成され、
下流側貫通孔群は、左右方向に所定の間隔を隔てた複数の貫通孔により形成された単一の貫通孔列により構成されたことを特徴とする請求項2に記載のノズル。
【請求項4】
流速調整手段は、
流体流路の上流側に設けられた上流側仕切壁と、当該上流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である上流側貫通孔群とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のノズル。
【請求項5】
流速調整手段は、
流体流路の下流側に設けられた下流側仕切壁と、当該下流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である下流側貫通孔群とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のノズル。
【請求項6】
流速調整手段は、
流体流路の内面に設けられた複数の凸部又は複数の凹部により構成されたことを特徴とする請求項1に記載のノズル。
【請求項7】
流体流路は、
流体取込部と流体流路とを区画する上流壁と、上板と、下板と、左右の側板と、流体の吐出口が形成された下流壁とで囲まれた流路空間を備え、
流路空間は、
左右間の間隔が、上流側から下流側に向けて漸次大きくなるように構成されて、かつ、上流側の上下間の間隔は、下流側の上下間の間隔よりも大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のノズル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体供給源から圧送されてくる流体を取り込んで吐出させるためのノズルに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
パテ圧送ポンプの吐出側のホース端をパテ供給部に接続するパテ塗布装置が知られている(特許文献1参照)。
上述のパテ供給部は、流体供給源から圧送されてくる流体としてのパテを取り込んで吐出させるためのノズルとして機能するものである。
当該ノズルとしてのパテ供給部は、パテタンクとなる略逆三角形の末広がりの扁平箱体を備え、扁平箱体の略逆三角形の底辺部である末広がりの先端にパテの塗り出しスリットが形成された構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-197467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のノズル、即ち、圧送されるパテなどの流体を取り込んで吐出させるためのノズルは、吐出口が横長(幅広)の開口(スリット)に形成されているだけであるので、流体が吐出口の横長の幅領域全体から吐出されにくいという課題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みて、流体が吐出口の横長の幅領域全体から吐出され易くなるように構成されたノズルを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るノズルは、圧送された流体を取り込んで吐出させるためのノズルであって、流体取込部と、当該流体取込部と連通する流体流路と、当該流体流路を経由した流体の出口となる吐出口とを備え、流体流路は、流体の流速を速めるための流速調整手段を備えたことを特徴とする。
また、流速調整手段は、流体流路の上流側に設けられた上流側仕切壁と、当該上流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である上流側貫通孔群と、流体流路の下流側に設けられた下流側仕切壁と、当該下流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である下流側貫通孔群とにより構成されたことを特徴とする。
また、上流側仕切壁の上下間の間隔は、下流側仕切壁の上下間の間隔よりも大きく、上流側貫通孔群は、左右方向に所定の間隔を隔てた複数の貫通孔により形成された貫通孔列が上下方向に複数設けられた複数の貫通孔列により構成され、下流側貫通孔群は、左右方向に所定の間隔を隔てた複数の貫通孔により形成された単一の貫通孔列により構成されたことを特徴とする。
また、流速調整手段は、流体流路の上流側に設けられた上流側仕切壁と、当該上流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である上流側貫通孔群とにより構成されたことを特徴とする。
また、流速調整手段は、流体流路の下流側に設けられた下流側仕切壁と、当該下流側仕切壁に形成された複数の貫通孔である下流側貫通孔群とにより構成されたことを特徴とする。
また、流速調整手段は、流体流路の内面に設けられた複数の凸部又は複数の凹部により構成されたことを特徴とする。
また、流体流路は、流体取込部と流体流路とを区画する上流壁と、上板と、下板と、左右の側板と、流体の吐出口が形成された下流壁とで囲まれた流路空間を備え、流路空間は、左右間の間隔が、上流側から下流側に向けて漸次大きくなるように構成されて、かつ、上流側の上下間の間隔は、下流側の上下間の間隔よりも大きくなるように構成されたことを特徴とする。
本発明に係るノズルによれば、流体取込部に取り込まれて流体流路に流入した流体は、流速調整手段により流速が増して、流体流路内で拡散され易くなり、吐出口の横長の幅領域全体から吐出され易くなる。
即ち、流体が吐出口の横長の幅領域全体から吐出され易くなるように構成されたノズルを提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0006】
ノズルとへらとが組み合わされて構成されたパテ塗布装置を示す正面図(実施形態1)。
パテ塗布装置の使用状態を示す図(実施形態1)。
ノズルを示す斜視図(実施形態1)。
ノズルを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図(実施形態1)。
上流側仕切壁を示す図(図4(b)のB-B矢視図)(実施形態1)。
下流側仕切壁を示す図(図4(b)のA-A矢視図)(実施形態1)。
【発明を実施するための形態】
【0007】
実施形態1
図1乃至図5に示すように、実施形態1に係るノズル1は、流体供給源FSから圧送される流体を取り込んで吐出させるためのノズル1である。
流体供給源FSからコンプレッサー等を用いて圧送される流体は、例えば主剤と硬化剤とを混合して構成されたパテ等の粘性流体である。
図1,図2に示すように、例えばパテを被塗対象部Pに塗るためのへら10等の工具と実施形態1に係るノズル1とが組み合わされてパテ塗布装置100が構成される。
当該パテ塗布装置100は、例えばトンネル等の構造物を補強するために被塗対象部Pとしての構造物の壁面に炭素繊維シートを貼り付ける場合等において、壁面にパテを塗布して壁面の不陸を無くすため等に用いられる。
尚、本明細書において、ノズル1の上、下、左、右、上流、下流は、図4に示した方向と定義して説明する。
【0008】
ノズル1は、流体取込部2と、当該流体取込部2と連通する流体流路3と、当該流体流路3を経由した流体の出口となる吐出口4とを備える。
【0009】
流体取込部2は、一端が流体供給源FSに繋がれた流体供給ホース19の他端側が接続される接続口21と、接続口21から流体流路3に連通する取込路22とを備える。
【0010】
取込路22は、例えば一端が接続口21となって他端が上流壁31まで到達するように構成された円筒路23と、上流壁31に形成されて円筒路23と後述する流路空間30とを連通させる連通路24とを備えて構成される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社熊谷組
ノズル
14日前
株式会社熊谷組
観測装置の防塵装置
5日前
株式会社熊谷組
観測装置の防塵装置
5日前
株式会社熊谷組
床版、及び、床版接合方法
2か月前
株式会社熊谷組
骨材管理システムおよび骨材管理方法
7日前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
3か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
ベック株式会社
装飾被膜の形成方法
4か月前
ベック株式会社
装飾被膜の形成方法
8日前
中外炉工業株式会社
塗布装置
4か月前
株式会社吉野工業所
キャップ
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
1か月前
プルガティオ株式会社
噴霧装置
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
塗布装置
3か月前
中外炉工業株式会社
塗工装置
12日前
株式会社吉野工業所
ポンプ式吐出器
1か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
株式会社マキタ
グリース吐出装置
3か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
積水ハウス株式会社
接着剤塗布装置
9日前
三菱鉛筆株式会社
多液混合型塗布具
12日前
トヨタ自動車東日本株式会社
塗料調色方法
4か月前
株式会社大関
塗装用ローラとその製造方法
1か月前
ヤマホ工業株式会社
液体散布杆
3か月前
株式会社吉野工業所
ノズル部材
1か月前
個人
ホースやノズルの長尺部の挟持具
4か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
今日
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
株式会社リコー
液滴吐出装置及び液滴吐出方法
4か月前
リンテック株式会社
機能性層の製造方法
2か月前
株式会社吉野工業所
吐出器
今日
株式会社吉野工業所
吐出器
今日
株式会社吉野工業所
吐出器
1か月前
菊水化学工業株式会社
塗装方法
3か月前
続きを見る
他の特許を見る