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公開番号2025116363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010741
出願日2024-01-29
発明の名称観測装置の防塵装置
出願人株式会社熊谷組,株式会社キヨモトテックイチ
代理人個人,個人
主分類E21D 11/10 20060101AFI20250801BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】飛散物の多い環境においても観測装置の視認性を確保することが可能な防塵装置を提供する。
【解決手段】観測装置5の防塵装置10は、観測装置5の前方に設けられ、透光性を有するパネル11と、パネルを囲みつつ前方に流れる気流を形成する第1ノズル12と、パネル11の前面11aに沿って層状に流れる気流を形成する第2ノズル13とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
観測装置の防塵装置であって、
前記観測装置の前方に設けられ、透光性を有するパネルと、
前記パネルを囲みつつ前方に流れる気流を形成する第1ノズルと、
前記パネルの前面に沿って層状に流れる気流を形成する第2ノズルと、
を備える観測装置の防塵装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記第1ノズルの開口部は前方から見て前記パネルを囲むように延伸し、且つ前方に開口する
前記第2ノズルの開口部は、前方から見て前記パネルの前面の一方側に位置し、前記前面の一方側から他方側に向けて開口する
請求項1に記載の観測装置の防塵装置。
【請求項3】
前記第1ノズルの前記開口部は、前記パネルよりも後方に位置する
請求項2に記載の観測装置の防塵装置。
【請求項4】
前方から見て、前記第2ノズルと前記パネルとの間には隙間が形成されている
請求項3に記載の観測装置の防塵装置。
【請求項5】
前方から見て、前記第1ノズルは、前記第2ノズルの下流側に位置する領域外に位置している
請求項1に記載の観測装置の防塵装置。
【請求項6】
前記パネルの前方に設けられる窓部を更に備え、
前記第2ノズルは、前記窓部を形成する内周面の一部に開口している
請求項1に記載の観測装置の防塵装置。
【請求項7】
前記窓部は、前記内周面において前記パネルを介して前記第2ノズルと対向する位置に位置する傾斜面を含み、
前記傾斜面は、前記第2ノズルから離れるほど前方に位置するように延伸している
請求項6に記載の観測装置の防塵装置。
【請求項8】
前記パネルに対して前記第2ノズルが位置する側に設けられ、前方に延伸する庇部を更に備える
請求項1に記載の観測装置の防塵装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、観測装置の防塵装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
観測センサや観測カメラ等の観測装置を設置する場合、一般的に、観測装置を保護するためのカバーが装着されることが多い。特許文献1は、設置対象物の強度を低下させずに固定可能な保護カバー構造体を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-35695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
粉塵等の飛散物の多い環境では、飛散物がカバーに付着しやすく、観測装置による観測が妨げられやすい。このような環境は、例えば、工事中のトンネル内の作業空間が挙げられる。NATM工法(新オーストリアトンネル工法)によるトンネル工事は、掘削面に大量のコンクリートを吹き付ける作業を伴う。この作業中、観測装置は、吹き付けられたコンクリートの状態を観測する。しかしながら、トンネル内は掘削時に発生した多量の粉塵が浮遊し、更に、掘削面に吹き付けたコンクリートの一部が跳ね返る。このような状況に置かれた観測装置のカバーには、短時間のうちに、粉塵やコンクリートが付着し、観測が妨げられる。
【0005】
本開示は上述の事情を鑑みて成されたものであり、飛散物の多い環境においても観測装置の視認性を確保することが可能な防塵装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る観測装置の防塵装置は、前記観測装置の前方に設けられ、透光性を有するパネルと、前記パネルを囲みつつ前方に流れる気流を形成する第1ノズルと、前記パネルの前面に沿って層状に流れる気流を形成する第2ノズルとを備える。
【0007】
前記第1ノズルの開口部は前方から見て前記パネルを囲むように延伸し、且つ前方に開口してもよい。前記第2ノズルの開口部は、前方から見て前記パネルの前面の一方側に位置し、前記前面の一方側から他方側に向けて開口してもよい。前記第1ノズルの前記開口部は、前記パネルよりも後方に位置してもよい。前方から見て、前記第1ノズルと前記パネルとの間には隙間が形成されてもよい。前方から見て、前記第1ノズルは、前記第2ノズルの下流側に位置する領域外に位置してもよい。
【0008】
前記防塵装置は、前記パネルの前方に設けられる窓部を更に備えてもよい。この場合、前記第2ノズルは、前記窓部を形成する内周面の一部に開口してもよい。前記窓部は、前記内周面において前記パネルを介して前記第2ノズルと対向する位置に位置する傾斜面を含み、前記傾斜面は、前記第2ノズルから離れるほど前方に位置するように傾斜してもよい。
【0009】
前記防塵装置は、前記パネルに対して前記第2ノズルが位置する側に設けられ、前方に延伸する庇部を更に備えてもよい。前記第2ノズルから噴出される単位時間当たりの気体の噴出量は、前記第1ノズルから噴出される単位時間当たりの気体の噴出量に対して1/11から1/9までの値に設定されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、飛散物の多い環境においても観測装置の視認性を確保することが可能な防塵装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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