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公開番号
2025114993
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009274
出願日
2024-01-25
発明の名称
骨材管理システムおよび骨材管理方法
出願人
株式会社熊谷組
代理人
個人
,
個人
主分類
B28C
7/06 20060101AFI20250730BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】伝票に記載された特性に関する情報を正確に識別することができ、貯蔵部おける特性の異なる骨材の混在を防止することができる骨材管理システムを提供する。
【解決手段】
骨材管理システム1は、異なる特性を有する骨材を貯蔵する複数の貯蔵部と、骨材の特性に応じて複数の貯蔵部から選択された1つの貯蔵部に向けて車両から荷下ろしされた骨材を搬送する切替搬送部と、を備えている。骨材管理システム1は、車両に積載された骨材を撮影する撮影部30と、撮影された画像に基づいて骨材の特性を判定する判定部44と、骨材の製造場で発行された伝票に記載された特性に関する情報を読み取る伝票読取部50と、判定部44で判定された骨材の特性と、伝票読取部50で読み取られた骨材の特性と、切替搬送部で選択された貯蔵部に貯蔵可能な骨材の特性とが一致した場合に、車両からの骨材の荷下ろしを許可する指示部45と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
異なる特性を有する骨材を貯蔵する複数の貯蔵部と、
前記骨材の前記特性に応じて複数の前記貯蔵部から選択された1つの前記貯蔵部に向けて車両から荷下ろしされた前記骨材を搬送する切替搬送部と、を備えた骨材管理システムであって、
前記車両に積載された前記骨材を撮影する撮影部と、
前記撮影部で撮影された画像に基づいて前記骨材の前記特性を判定する判定部と、
前記骨材の製造場で発行された伝票に記載された前記特性に関する情報を読み取る伝票読取部と、
前記判定部で判定された前記骨材の前記特性と、前記伝票読取部で読み取られた前記骨材の前記特性と、前記切替搬送部で選択された前記貯蔵部に貯蔵可能な前記骨材の前記特性とが一致した場合に、前記車両からの前記骨材の荷下ろしを許可する指示部と、を備えていることを特徴とする骨材管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記撮影部で撮影された前記画像を表示する表示部を更に備え、
前記判定部による判定結果に誤りがある場合、管理者が前記表示部に表示された前記画像に基づいて前記骨材の前記特性を判定することを特徴とする請求項1に記載の骨材管理システム。
【請求項3】
前記伝票読取部で読み取られた前記骨材の前記特性を集計する集計部を更に備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の骨材管理システム。
【請求項4】
前記撮影部は、ステレオタイプのデジタルカメラ、または距離測定機能を有する単眼タイプのデジタルカメラであり、
前記判定部は、
前記撮影部で撮影された複数の前記画像に基づいて生成されたディープラーニング用の教師データに基づいて複数種の前記骨材の特徴量を算出する特徴量算出部と、
複数種の前記骨材の前記特徴量を学習する学習部と、
前記学習部による学習結果と、前記撮影部で別途撮影された前記骨材の画像に基づいて前記骨材の前記特性を推論する特性推論部と、を有する学習型の人工知能エンジンであることを特徴とする請求項1または2に記載の骨材管理システム。
【請求項5】
前記骨材の前記特性は、前記骨材の粒径、前記骨材の粒度分布、前記骨材の岩種のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の骨材管理システム。
【請求項6】
異なる特性を有する骨材を貯蔵する複数の貯蔵部と、
前記骨材の前記特性に応じて複数の前記貯蔵部から選択された1つの前記貯蔵部に向けて車両から荷下ろしされた前記骨材を搬送する切替搬送部と、を備えた設備における骨材管理方法であって、
撮影部が前記車両に積載された前記骨材を撮影する撮影工程と、
判定部が前記撮影部で撮影された画像に基づいて前記骨材の前記特性を判定する判定工程と、
伝票読取部が前記骨材の製造場で発行された伝票に記載された前記特性に関する情報を読み取る伝票読取工程と、
前記判定部で判定された前記骨材の前記特性と、前記伝票読取部で読み取られた前記骨材の前記特性と、前記切替搬送部で選択された前記貯蔵部に貯蔵可能な前記骨材の前記特性とが一致した場合に、指示部が前記車両からの前記骨材の荷下ろしを許可する指示工程と、を備えていることを特徴とする骨材管理方法。
【請求項7】
前記判定工程では、前記撮影部で撮影された前記画像が表示部に表示されており、前記判定部による判定結果に誤りがある場合、管理者が前記表示部に表示された前記画像に基づいて前記骨材の前記特性を判定することを特徴とする請求項6に記載の骨材管理方法。
【請求項8】
集計部が前記伝票読取部で読み取られた前記骨材の前記特性を集計する集計工程を更に備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の骨材管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨材管理システムおよび骨材管理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリートに用いられる砂利や砂等の骨材は、粒径等の特性に応じて分類され、運搬車両によって製造プラントに運搬され、搬送コンベヤ等を介して骨材の特性に応じた貯蔵槽に貯蔵されていた。この際、管理者が骨材の特性に応じて搬送コンベヤの位置を切り替えることで、骨材が特性に応じた適正な貯蔵槽に貯蔵される。しかし、管理者の勘違いや誤操作等の人為的なミスで、骨材が適正な貯蔵槽とは異なる貯蔵槽に投入され、1つの貯蔵槽内で特性の異なる骨材混在することがあった。
【0003】
上記したような人為的ミスによる骨材の誤投入を抑制するために、様々な技術が提案されている。例えば、運搬車両から荷下ろしされた骨材を貯蔵槽に向けて搬送する搬送コンベヤと、骨材を粒径(特性)に応じて複数の貯蔵槽から所定の貯蔵槽に振り分ける振分コンベヤと、を備えた骨材搬送貯蔵システムが知られている(特許文献1)。骨材搬送貯蔵システムでは、管理者(オペレーター)が、運搬車両の運転者から伝票を受領し、その伝票に記載された骨材の粒径(特性)を制御手段に手入力し、撮像手段が、運搬車両に積載された骨材を撮像し、画像処理結果(3次元画像)から骨材の粒径を判別していた。制御手段は、管理者によって入力された骨材の粒径と、画像処理結果から算出された骨材の粒径とが一致する場合に、骨材の粒径に基づいて振分コンベヤを切り替え制御していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-162015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記した技術では、管理者が勘違いや誤操作等で誤った情報(特性)を制御手段に入力することがあった。仮に、制御手段に入力された情報に誤りがあった場合、入力情報の誤りを特定し、入力情報が訂正されない限り、振分コンベヤを切り替えることができず、運搬車両から荷下ろし作業が停滞することがあった。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮し、伝票に記載された特性に関する情報を正確に識別することができ、貯蔵部おける特性の異なる骨材の混在を防止することができる骨材管理システムおよび骨材管理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、異なる特性を有する骨材を貯蔵する複数の貯蔵部と、前記骨材の前記特性に応じて複数の前記貯蔵部から選択された1つの前記貯蔵部に向けて車両から荷下ろしされた前記骨材を搬送する切替搬送部と、を備えた骨材管理システムであって、前記車両に積載された前記骨材を撮影する撮影部と、前記撮影部で撮影された画像に基づいて前記骨材の前記特性を判定する判定部と、前記骨材の製造場で発行された伝票に記載された前記特性に関する情報を読み取る伝票読取部と、前記判定部で判定された前記骨材の前記特性と、前記伝票読取部で読み取られた前記骨材の前記特性と、前記切替搬送部で選択された前記貯蔵部に貯蔵可能な前記骨材の前記特性とが一致した場合に、前記車両からの前記骨材の荷下ろしを許可する指示部と、を備えている。
【0008】
この場合、前記撮影部で撮影された前記画像を表示する表示部を更に備え、前記判定部による判定結果に誤りがある場合、管理者が前記表示部に表示された前記画像に基づいて前記骨材の前記特性を判定するとよい。
【0009】
この場合、前記伝票読取部で読み取られた前記骨材の前記特性を集計する集計部を更に備えているとよい。
【0010】
この場合、前記撮影部は、ステレオタイプのデジタルカメラ、または距離測定機能を有する単眼タイプのデジタルカメラであり、前記判定部は、前記撮影部で撮影された複数の前記画像に基づいて生成されたディープラーニング用の教師データに基づいて複数種の前記骨材の特徴量を算出する特徴量算出部と、複数種の前記骨材の前記特徴量を学習する学習部と、前記学習部による学習結果と、前記撮影部で別途撮影された前記骨材の画像に基づいて前記骨材の前記特性を推論する特性推論部と、を有する学習型の人工知能エンジンであるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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