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公開番号
2024174499
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092355
出願日
2023-06-05
発明の名称
形成方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
B28B
1/30 20060101AFI20241210BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】効率的に構造物を形成するための形成方法を提供する。
【解決手段】ノズルを移動させながらノズルから吐出される造形材で形成されるレイヤを積み上げることにより積層させた積層物410を形成する。この場合、傾斜部を有する第1領域411と、第1領域411に接続された第2領域412と、を形成する。そして、第1領域411を下方に配置することにより、上方に配置された第2領域412により、傾斜部を有する積層物410を形成し、第1領域411を遮蔽する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルを移動させながら前記ノズルから吐出される造形材で形成されるレイヤを積み上げることにより積層させた構造物を形成する方法であって、
傾斜部を有する第1領域と、前記第1領域に接続された第2領域と、を形成し、
前記第1領域を下方に配置することにより、上方に配置された前記第2領域により、前記傾斜部を有する構造物を形成し、
前記第1領域を遮蔽することを特徴とする形成方法。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
段差を有する階段状の台座上に、前記段差を埋めるようにレイヤを積層することにより、前記第1領域を形成することを特徴とする請求項1に記載の形成方法。
【請求項3】
積層厚を変更することにより形成した傾斜部を有する前記第1領域を形成することを特徴とする請求項1に記載の形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、移動するノズルから吐出される造形材を積層させて形成する構造物の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物等の立体の構造物を形成する場合、3次元(3D)プリンタを利用することがある。この3Dプリンタにおいては、ノズルから材料を吐出させながらノズルを移動させて各レイヤを形成する。そして、各レイヤを積み重ねることにより立体形状を有する構造物を形成する。3次元プリンタを用いて、所望の形状の側面を有する構造物を形成するための構造物形成システムが検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に記載の構造物形成システムは、構造物を形成するモルタルを吐出するノズル、ロボットアーム、側面部材及び制御装置を備えている。側面部材を、ノズルの移動経路から所定間隔だけ離した位置を保ちながら、移動経路に沿って配置する。所定間隔としては、ノズルから吐出されたモルタルが、側面部材の当接面に接触するとともに、下層のモルタル層の端面の隙間を埋めることができる距離を用いる。
【0003】
また、図8(a)に示すように、傾斜形状有する構造物500を構築する場合もある。このような形状を、3Dプリンタで形成することも可能である。
図8(b)に示すように、上層部において、3Dプリンタによる各階層を小さくすることにより、階段状の傾斜形状を有する構造物501を形成することができる。
【0004】
また、図8(c)に示すように、上層部において、3Dプリンタによる各階層の積層厚を変更することにより、傾斜形状を有する構造物502を形成することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-69661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図8(b)に示す構造物501では、階段状になっているため、滑らかな形状を実現することができない。また、図8(c)に示す構造物502を形成するためには、3Dプリンタにおいて、積層厚を変更する必要がある。3Dプリンタでは、この積層厚の制御は困難であるため、滑らかな形状を実現することが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する形成方法は、ノズルを移動させながら前記ノズルから吐出される造形材で形成されるレイヤを積み上げることにより積層させた構造物を形成する。ここでは、傾斜部を有する第1領域と、前記第1領域に接続された第2領域と、を形成し、前記第1領域を下方に配置することにより、上方に配置された前記第2領域により、前記傾斜部を有する構造物を形成し、前記第1領域を遮蔽する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、効率的に構造物を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態における形成支援システムの構造の説明図である。
実施形態におけるハードウェア構成の説明図である。
実施形態における処理手順の説明図である。
実施形態における形成方法の説明図であって、(a)は台座の形成、(b)は積層物の形成、(c)は積層物の設置、(d)は積層物の固定の説明図である。
実施形態における形成方法の説明図であって、(a)は台座、(b)は台座上の積層物、(c)は台座を除去した積層物の説明図である。
別例における作成手順の説明図であって、(a)は台座、(b)は台座上の積層物の説明図である。
別例における作成手順の説明図であって、(a)は積層厚を変更した積層物、(b)は積層物を並べた構造物の説明図である。
従来の構造物の説明図であって、(a)は傾斜部を有する構造物、(b)は傾斜分を階段状に形成した構造物、(c)は積層厚を変更した構造物の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図5を用いて、形成方法を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態では、3Dプリンタ10を用いる。この3Dプリンタ10は、制御装置20によって制御される。
(【0011】以降は省略されています)
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