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公開番号2025112803
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007277
出願日2024-01-22
発明の名称耐火被覆構造
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04B 1/94 20060101AFI20250725BHJP(建築物)
要約【課題】幅方向の外側からH型鋼を覆う被覆部の脱落をより確実に抑えることのできる耐火被覆構造を提供する。
【解決手段】耐火被覆構造10は、一対のフランジ13,14と一対のフランジ13,14を接続するウェブ15とを有するH型鋼12と、H型鋼12に支持され、一対のフランジ13,14の間に配設される中間支持部40と、中間支持部40に接合材46によって接合され、幅方向の外側からH型鋼12を覆う幅側被覆部20と、を備える。中間支持部40は、H型鋼12に固定される第1中間支持材と、第1中間支持材に連結され、幅側被覆部20が当接する当接面を有し、接合材46によって幅側被覆部20が接合される第2中間支持材と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対のフランジと前記一対のフランジを接続するウェブとを有するH型鋼と、
前記H型鋼に支持され、前記一対のフランジの間に配設される中間支持部と、
前記中間支持部に接合材によって接合され、幅方向の外側から前記H型鋼を覆う耐火被覆部と、を備え、
前記中間支持部は、前記一対のフランジから離れた位置に、前記耐火被覆部が当接する当接面を有して前記接合材によって前記耐火被覆部が接合される接合部を有する
耐火被覆構造。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記H型鋼に固定される第1中間支持材と、
前記第1中間支持材に連結されて前記接合部を有する第2中間支持材と、を有する
請求項1に記載の耐火被覆構造。
【請求項3】
前記第2中間支持材は、前記第1中間支持材に締結部材によって連結され、
前記第1中間支持材および前記第2中間支持材の一方には、前記幅方向に長い長穴形状の締結孔が形成されている
請求項2に記載の耐火被覆構造。
【請求項4】
前記第1中間支持材は、前記ウェブに固定されている
請求項2または3に記載の耐火被覆構造。
【請求項5】
前記第1中間支持材は、前記一対のフランジの各々に固定される固定材を含み、
前記第2中間支持材は、前記耐火被覆部が接合される被覆部支持材を含み、
前記第1中間支持材および前記第2中間支持材の一方は、一対の前記固定材に架設されて前記被覆部支持材を支持する架設材を含んで構成されている
請求項2または3に記載の耐火被覆構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、H型鋼の耐火被覆構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一対のフランジと一対のフランジを接続するウェブとを有するH型鋼の耐火被覆構造が開示されている。特許文献1では、H型鋼を覆う耐火被覆部が各種の鋼材を用いてフランジの各端部に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-84597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、幅方向の外側からH型鋼を覆う耐火被覆部の支持点がフランジ付近に限定されてしまう。そのため、H型鋼の成が大きくなったとき、火災発生時などに耐火被覆部が脱落しやすかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する耐火被覆構造は、一対のフランジと前記一対のフランジを接続するウェブとを有するH型鋼と、前記H型鋼に支持され、前記一対のフランジの間に配設される中間支持部と、前記中間支持部に接合材によって接合され、幅方向の外側から前記H型鋼を覆う耐火被覆部と、を備える。前記中間支持部は、前記一対のフランジから離れた位置に、前記耐火被覆部が当接する当接面を有して前記接合材によって前記耐火被覆部が接合される接合部を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、幅方向の外側からH型鋼を覆う被覆部の脱落をより確実に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態において、耐火被覆構造の概略構成を示す断面図である。
第1実施形態において、中間支持部の概略構成を示す図であって、図1に示す一点鎖線2で囲まれた部分の拡大図である。
第1実施形態において、外側支持部の概略構成を示す図であって、図1に示す一点鎖線3で囲まれた部分の拡大図である。
第1実施形態において、H型鋼に関する準備工程を示す図である。
第1実施形態において、幅側被覆部に関する準備工程を示す図である。
第1実施形態において、幅側被覆部配置工程を説明するための図である。
第1実施形態において、フランジ側被覆部配置工程を説明するための図である。
第1実施形態において、フランジ側被覆部配置工程を説明するための図である。
第2実施形態において、耐火被覆構造の概略構成を示す断面図である。
第2実施形態において、中間支持部の概略構成を示す図であって、図9に示す一点鎖線4で囲まれた部分の拡大図である。
第2実施形態において、外側支持部の概略構成を示す図であって、図9に示す一点鎖線5で囲まれた部分の拡大図である。
第2実施形態において、H型鋼に関する準備工程を示す図である。
第2実施形態において、第1接合工程を説明するための図である。
第2実施形態において、第2接合工程を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
図1~図8を参照して、耐火被覆構造の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、第1実施形態において、耐火被覆構造10は、床スラブ11を支持する梁として設置されるH型鋼12に適用される。H型鋼12は、上フランジ13、下フランジ14、および、ウェブ15を有している。なお、以下では、図1における左右方向を幅方向といい、上下方向を成方向(H型鋼の高さ方向)という。また、図1におけるH型鋼12を基準にして各方向の内側、外側が規定されている。
【0009】
耐火被覆構造10は、幅側被覆部20、フランジ側被覆部30、中間支持部40、および、外側支持部50を備える。
幅側被覆部20は、幅方向の外側からH型鋼12を被覆する耐火被覆部である。フランジ側被覆部30は、成方向の外側からH型鋼12を被覆する耐火被覆部である。被覆部20,30は、耐火材21,31と木質材22,32とを有する。
【0010】
耐火材21は、幅方向における外側からH型鋼12に対向するように設けられている。耐火材21は、中間支持部40と外側支持部50とを介してH型鋼12に支持されている。耐火材31は、空間を隔てて成方向における外側から下フランジ14に対向するように設けられている。耐火材31は、外側支持部50を介してH型鋼12に支持されている。
(【0011】以降は省略されています)

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