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公開番号2025082233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2024079170
出願日2024-05-15
発明の名称ブラインド
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E06B 9/327 20060101AFI20250521BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】曲面状の外皮に沿って展開及び収納をすることが可能なブラインドを提供する。
【解決手段】ブラインド1は、パネル90に沿って上下に延在する第1ガイド11と、パネル90に沿って上下に延在し、第1ガイド11に対してねじれの位置にある第2ガイド12と、第1ガイド11と第2ガイド12との間に架け渡され、上下に多段となる複数のスラット13と、複数のスラット13それぞれに形成された、第1被ガイド穴21及び第2被ガイド穴22と、を備え、複数のスラット13は、少なくとも一部のスラット13の長手方向の長さが異なっており、第1被ガイド穴21は、スラット13の一端部に形成され、第2被ガイド穴22は、第1被ガイド穴21から長手方向に特定の距離だけ離れた部位に形成され、特定の距離は、複数のスラット13において同じであり、複数のスラット13が第1ガイド11及び第2ガイド12によって上下に案内される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の透明な外皮に沿って上下に延在する第1ガイドと、
前記外皮に沿って上下に延在するとともに、前記第1ガイドに対してねじれの位置にある第2ガイドと、
前記第1ガイドと前記第2ガイドとの間に架け渡され、上下に多段となる複数のスラットと、
前記複数のスラットそれぞれに形成された、第1被ガイド穴及び第2被ガイド穴と、
を備え、
前記複数のスラットは、少なくとも一部の前記スラットの長手方向の長さが異なっており、
前記第1被ガイド穴は、前記スラットの一端部に形成され、
前記第2被ガイド穴は、前記第1被ガイド穴から長手方向に特定の距離だけ離れた部位に形成され、
前記特定の距離は、前記複数のスラットにおいて同じであり、
前記第1ガイドが前記第1被ガイド穴に挿通されるとともに、前記第2ガイドが前記第2被ガイド穴に挿通されることによって、前記複数のスラットそれぞれが前記第1ガイド及び前記第2ガイドによって上下に案内される、
ブラインド。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記複数のスラットは、上から下に向かって前記長手方向の長さが長くなっている、請求項1に記載のブラインド。
【請求項3】
前記複数のスラットのうち最も下のスラットよりも下において前記第1ガイドと前記第2ガイドとの間に架け渡されるウェイトを更に備え、
前記ウェイトは、前記ウェイトの一端部に形成された第1通し穴と、前記第1通し穴から前記長手方向に前記特定の距離だけ離れた部位に形成された第2通し穴と、を有し、
前記特定の距離は、前記複数のスラット及び前記ウェイトにおいて同じであり、
前記第1ガイドが前記第1通し穴に挿通されるとともに、前記第2ガイドが前記第2通し穴に挿通されることによって、前記ウェイトが前記第1ガイド及び前記第2ガイドによって上下に案内される、
請求項1に記載のブラインド。
【請求項4】
前記ウェイトを昇降させる装置を更に備える、請求項3に記載のブラインド。
【請求項5】
前記複数のスラットが前記長手方向に延びる軸の回りに傾動可能に設けられている、請求項1に記載のブラインド。
【請求項6】
前記ブラインドは、前記複数のスラットが下から上昇することで前記外皮に対して展開されるクライムアップ式である、請求項1に記載のブラインド。
【請求項7】
前記ブラインドは、前記複数のスラットを収納する収納部をさらに備える、請求項1に記載のブラインド。
【請求項8】
前記複数のスラットの長さは数1に示すように計算される、請求項1に記載のブラインド。
JPEG
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発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラインドに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、建築物のデザイン性の向上のため、曲面ガラスカーテンウォールを建築物の外皮に採用することがある。曲面ガラスカーテンウォールを短期・低コストで実現するための工法として、コールドベント工法がある(非特許文献1参照)。コールドベント工法では、異形の四角形を成した平坦なガラスの3つの角部及び隣接2辺を固定し、残りの角部にガラス表面の法線方向の荷重を付与することによってガラスをねじりながら、そのガラスを建築物の外表面に取り付ける。このように取り付ける複数のガラスを連続させることで、曲面ガラスカーテンウォールを構築することができる。
【0003】
このような曲面ガラスカーテンウォールを通じた日光の入射量を調節するため、曲面ガラスカーテンウォールに横型ブラインド(ベネシャンブラインドともいう)を設置することが考えられる。例えば、特許文献1には、曲面状の外皮に沿って展開・収納をすることが可能なブラインドが開示されている。このブラインドは、外皮に沿って上下に延在する第1ガイドと、第1ガイドに対してねじれの位置にある第2ガイドを備え、スラットが2つのガイドによって上下に案内される。ここで、第1ガイドと第2ガイドの間隔がブラインドの上部と下部では異なるため、各々のスラットには第2ガイドを通すための長手方向に長尺な第2被ガイド穴が設けられている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
”コールドベント工法を用いた三次元曲面ガラスカーテンウォール技術を日本で初めて施工”、[online]、令和1年6月18日、株式会社大林組、[令和5年10月30日検索]、インターネット<URL:https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20190618_1.html>
【特許文献】
【0005】
特開2021-88861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、曲面状の外皮に沿って展開及び収納をすることが可能なブラインドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するために、建築物の透明な外皮に沿って上下に延在する第1ガイドと、前記外皮に沿って上下に延在するとともに、前記第1ガイドに対してねじれの位置にある第2ガイドと、前記第1ガイドと前記第2ガイドとの間に架け渡され、上下に多段となる複数のスラットと、前記複数のスラットそれぞれに形成された、第1被ガイド穴及び第2ガイド穴と、を備え、前記複数のスラットは、少なくとも一部の前記スラットの長手方向の長さが異なっており、前記第1被ガイド穴は、前記スラットの一端部に形成され、前記第2被ガイド穴は、前記第1被ガイド穴から長手方向に特定の距離だけ離れた部位に形成され、前記特定の距離は、前記複数のスラットにおいて同じであり、前記第1ガイドが前記第1被ガイド穴に挿通されるとともに、前記第2ガイドが前記第2被ガイド穴に挿通されることによって、前記複数のスラットそれぞれが前記第1ガイド及び前記第2ガイドによって上下に案内される、ブラインドが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、曲面状の外皮に沿って展開及び収納をすることが可能なブラインドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ブラインド1及びパネル90の斜視図である。
スラット13A、13B、13Cの上面図である。
ブラインド101の斜視図である。
昇降ボックス118の上面図及び下面図である。
図3におけるV方向矢視図である。
収納部119を備えるブラインド101の斜視図である。
ブラインド1、101の設計例を示す図である。
ブラインド1、101の設計例における各スラットの、全長、スラット左端と第1ガイド11との距離、及びスラット右端と第2ガイド12との距離を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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