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公開番号
2025087977
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202335
出願日
2023-11-30
発明の名称
木架構の接続構造、および、木架構の接続方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/58 20060101AFI20250604BHJP(建築物)
要約
【課題】施工が容易であるとともに、縦材と横材との接続部分において横材の耐力を高めることのできる木架構の接続構造および接続方法を提供する。
【解決手段】木架構の接続構造10は、上下方向で対向する上内面および下内面を有する貫通孔13が形成された木質の柱11と貫通孔13を貫通する木質の梁12とを接続する構造である。接続構造10は、上内面に設けられた第1支圧プレート16と、貫通孔13の内側において互いに離間するように第1支圧プレート16と梁12とを押圧する押圧部21とを備える。梁12には、貫通孔13の内側側面と対向する面に補強プレート30が接合されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向で対向する上内面および下内面を有する貫通孔が形成された木質の縦材と前記貫通孔を貫通する木質の横材とを接続する木架構の接続構造であって、
前記上内面および前記下内面の一方に設けられた支圧プレートと、
前記貫通孔の内側において互いに離間するように前記支圧プレートと前記横材とを押圧する押圧部と、を備え、
前記横材には、前記貫通孔の内側側面と対向する面に補強プレートが接合されている
木架構の接続構造。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記押圧部は、前記横材の長手方向に少なくとも一対のラグスクリューボルトを有し、
前記一対のラグスクリューボルトは、それぞれ前記横材の内部を前記上下方向に延びるように埋設されるとともに、前記支圧プレートを押圧するボルト材が螺合する雌ねじ部を有し、
前記補強プレートは、前記横材の側面視において、前記一対のラグスクリューボルトの間の領域を覆うように設けられている
請求項1に記載の木架構の接続構造。
【請求項3】
前記補強プレートは、前記補強プレートの中心部と前記補強プレートの外周部とにおいて前記横材に接合されている
請求項2に記載の木架構の接続構造。
【請求項4】
前記支圧プレートが第1支圧プレートであり、
前記接続構造は、
前記上内面および前記下内面の他方に設けられ、前記押圧部によって前記横材が押圧される第2支圧プレートと、
前記第1支圧プレートに対向するように前記横材に設けられ、前記押圧部によって前記横材に押圧される第3支圧プレートと、をさらに備え、
前記補強プレートは、前記上下方向で前記第2支圧プレートと前記第3支圧プレートとに当接するように設けられている
請求項1~3のいずれか一項に記載の木架構の接続構造。
【請求項5】
上下方向で対向する上内面および下内面を有する貫通孔が形成された木質の縦材と前記貫通孔に貫通する木質の横材とを接続する木架構の接続方法であって、
前記上内面または前記下内面に支圧プレートを設ける第1工程と、
前記横材に、前記貫通孔の内側側面と対向する面に補強プレートを接合する第2工程と、
前記第1工程および前記第2工程の終了後、前記貫通孔に前記横材を挿入し、前記貫通孔の内側において互いに離間するように前記支圧プレートと前記横材とを押圧部で押圧する第3工程と、を備える
木架構の接続方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、木質の縦材と木質の横材とが接続される木架構の接続構造および接続方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、木質の縦材と木質の横材とを有する木架構の接続構造として、縦材に形成された貫通孔に横材を貫通させた状態でそれら縦材と横材とを接続する構造が知られている。こうした木架構の接続構造として、例えば特許文献1には、接続用金具などを用いて縦材と横材とを接続する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-202252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した木架構の接続構造においては、施工が容易であるとともに、縦材と横材との接続部分において横材の耐力を高めることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する木架構の接続構造は、上下方向で対向する上内面および下内面を有する貫通孔が形成された木質の縦材と前記貫通孔を貫通する木質の横材とを接続する。木架構の接続構造は、前記上内面および前記下内面の一方に設けられた支圧プレートと、前記貫通孔の内側において互いに離間するように前記支圧プレートと前記横材とを押圧する押圧部とを備え、前記横材には、前記貫通孔の内側側面と対向する面に補強プレートが接合されている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、施工性が容易であるとともに、縦材と横材との接続部分において横材の耐力を高めることができる木加構の接続構造およびその接続方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
木架構の接続構造の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。
柱に対して第1工程が完了した状態を示す斜視図である。
梁に対して第2工程が完了した状態を示す斜視図である。
押圧部付近における梁の断面を示す図であって、押圧部の概略構成を示す図である。
(a)押圧部によって第1支圧プレートが押圧される様子を模式的に示す図であり、(b)押圧部によって第3支圧プレートが押圧される様子を模式的に示す図である。
梁の側面視における補強プレートの形状および接合位置を示す図である。
補強プレートの外周部における梁への接合位置を説明するための図である。
木架構の接続構造において、柱と梁との接続部分における断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図8を参照して、木架構の接続構造および接続方法の一実施形態について説明する。
図1に示すように、木架構の接続構造10は、木質の縦材である柱11と木質の横材である梁12とが接続された構造である。柱11は、上下方向に延びている。柱11は、梁12が貫通する貫通孔13を有する。貫通孔13は、梁12の梁幅よりも大きな幅と梁12の梁成よりも大きな高さとを有する断面矩形状に形成されている。梁12は、貫通孔13の内側に配置される部分において接続部15によって柱11に接続されている。
【0009】
(接続部)
図2に示すように、接続部15(図1参照)は、柱11の貫通孔13の内側に、第1支圧プレート16と、第2支圧プレート17と、第3支圧プレートと、押圧部とを有する。なお、第3支圧プレートおよび押圧部の詳細については、後述する図3を用いて説明する。
【0010】
第1支圧プレート16は、木質よりも高い強度の材料、例えば鋼板によって構成される。第1支圧プレート16は、貫通孔13の上内面13aに図示されないビスなどによって取り付けられている。第1支圧プレート16は、貫通孔13の上内面13aの全体を覆う形状に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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