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公開番号2025067237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177041
出願日2023-10-12
発明の名称建物の外壁構造
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 2/56 20060101AFI20250417BHJP(建築物)
要約【課題】横連窓が設けられた建物における外壁材の水平方向荷重に対する耐性を高めることが可能な建物の外壁構造を提供することである。
【解決手段】柱3に固定された上側持出し材15と、上側持出し材15に固定された上側下地材13と、上側持出し材15よりも下方において柱3に固定された下側持出し材16と、下側持出し材16に固定された下側下地材14と、上側下地材13に取り付けられ、上側下地材13を覆う上側外壁材11と、下側下地材14に取り付けられ、下側下地材14を覆うとともに上側外壁材11に対して上下方向に間隔を空けて配置された下側外壁材12と、上側持出し材15よりも下方において柱3と上側下地材13とに固定された上側補強用持出し材20と、下側持出し材16よりも上方において柱3と下側下地材14とに固定された下側補強用持出し材21と、を有することを特徴とする建物の外壁構造10。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の柱と、複数本の前記柱の間に架け渡された複数本の梁と、を備えた躯体を有する建物の外壁構造であって、
前記柱に固定され、前記柱から前記建物の外方に延びる上側持出し材と、
前記上側持出し材に固定され、前記上側持出し材よりも下方に下端が位置する上側下地材と、
前記上側持出し材よりも下方において前記柱に固定され、前記柱から前記建物の外方に延びる下側持出し材と、
前記下側持出し材に固定され、前記下側持出し材よりも上方であって前記上側下地材の下端よりも下方に上端が位置する下側下地材と、
前記上側下地材に取り付けられ、前記上側下地材を覆う上側外壁材と、
前記下側下地材に取り付けられ、前記下側下地材を覆うとともに前記上側外壁材に対して上下方向に間隔を空けて配置された下側外壁材と、
前記上側持出し材よりも下方において前記柱と前記上側下地材とに固定された上側補強用持出し材と、
前記下側持出し材よりも上方において前記柱と前記下側下地材とに固定された下側補強用持出し材と、を有することを特徴とする建物の外壁構造。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記柱の間に架け渡された上側梁に固定され、前記上側梁から前記建物の外方に延びて前記上側下地材に固定された上側副持出し材と、
前記上側梁よりも下方において前記柱の間に架け渡された下側梁に固定され、前記下側梁から前記建物の外方に延びて前記下側下地材に固定された下側副持出し材と、
前記上側梁と前記上側下地材との間に水平方向に対して傾斜して架け渡された上側ブレース材と、
前記下側梁と前記下側下地材との間に水平方向に対して傾斜して架け渡された下側ブレース材と、をさらに有する、請求項1に記載の建物の外壁構造。
【請求項3】
前記上側下地材と前記下側下地材との間に、窓ガラスが嵌め込まれたサッシが取り付けられている、請求項1または2に記載の建物の外壁構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の外壁構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばオフィスビルなどの建物の外壁構造として、建物の躯体(構造)を構成する柱に、それぞれ建物の外方に延びる複数本の持出し材を固定するとともに、複数本の間柱を備えた下地材を持出し材に固定し、この下地材の外側に外壁材を取り付けることで、外壁材を躯体に対して外方に持ち出した構成としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-125199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような外壁構造を有する建物において、建物のデザイン性を高めるために、横連窓を採用する場合がある。この場合、下地材及び外壁材は、水平方向に延びる開口によって上下に分断された構成とされ、当該開口に横連窓が設けられることになる。
【0005】
しかし、外壁に横連窓を設けた構成では、横連窓が設けられる開口において上下の下地材の間柱が分断されることになるので、水平方向荷重に対する外壁材の耐性を確保することが困難である、という問題があった。
【0006】
これに対し、上下の下地材のそれぞれに分断された間柱を補強するブレースを設けて上下の下地材を個別に補強することで、水平方向荷重に対する外壁材の耐性を確保する構成とすることが考えられる。
【0007】
しかし、この構成では、建物に水平方向荷重が加わったときに上下の下地材の間に生じる水平方向の相対変位が大きくなり、横連窓を構成するサッシに変形が集中してしまう、という問題が生じることになる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、横連窓が設けられた建物における外壁材の水平方向荷重に対する耐性を高めることが可能な建物の外壁構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の建物の外壁構造は、複数本の柱と、複数本の前記柱の間に架け渡された複数本の梁と、を備えた構造を有する建物の外壁構造であって、前記柱に固定され、前記柱から前記建物の外方に延びる上側持出し材と、前記上側持出し材に固定され、前記上側持出し材よりも下方に下端が位置する上側下地材と、前記上側持出し材よりも下方において前記柱に固定され、前記柱から前記建物の外方に延びる下側持出し材と、前記下側持出し材に固定され、前記下側持出し材よりも上方であって前記上側下地材の下端よりも下方に上端が位置する下側下地材と、前記上側下地材に取り付けられ、前記上側下地材を覆う上側外壁材と、前記下側下地材に取り付けられ、前記下側下地材を覆うとともに前記上側外壁材に対して上下方向に間隔を空けて配置された下側外壁材と、前記上側持出し材よりも下方において前記柱と前記上側下地材とに固定された上側補強用持出し材と、前記下側持出し材よりも上方において前記柱と前記下側下地材とに固定された下側補強用持出し材と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の建物の外壁構造は、上記構成において、前記柱の間に架け渡された上側梁に固定され、前記上側梁から前記建物の外方に延びて前記上側下地材に固定された上側副持出し材と、前記上側梁よりも下方において前記柱の間に架け渡された下側梁に固定され、前記下側梁から前記建物の外方に延びて前記下側下地材に固定された下側副持出し材と、前記上側梁と前記上側下地材との間に水平方向に対して傾斜して架け渡された上側ブレース材と、前記下側梁と前記下側下地材との間に水平方向に対して傾斜して架け渡された下側ブレース材と、をさらに有するのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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