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公開番号
2025077653
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190007
出願日
2023-11-07
発明の名称
免震建物構造
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04H
9/02 20060101AFI20250512BHJP(建築物)
要約
【課題】柱から加えられる荷重によって免震装置に傾きが生じることを抑制することが可能な免震建物構造を提供することである。
【解決手段】地面3に固着した下部構造体10と、下部構造体10に設置された免震装置20と、免震装置20の上面24に取り付けられた柱11と、柱11に接続された少なくとも1本の梁12と、を有する免震建物構造1であって、柱11の軸心O1を挟んだ両側であって、柱11の軸心O1から梁12が延びる一方側と、柱11の軸心O1を挟んで一方側とは反対側の他方側とで梁12のスパンが非対称となるように、少なくとも1本の梁12が柱11に接続されており、免震装置20の軸心O2が、柱11の軸心O1に対して、一方側と他方側のうち、梁12のスパンが長い側にずれている、ことを特徴とする免震建物構造1。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
地面に固着した下部構造体と、前記下部構造体に設置された免震装置と、前記免震装置の上面に取り付けられた柱と、前記柱に接続された少なくとも1本の梁と、を有する免震建物構造であって、
前記柱の軸心を挟んだ両側であって、前記柱の軸心から前記梁が延びる一方側と、前記柱の軸心を挟んで前記一方側とは反対側の他方側とで前記梁のスパンが非対称となるように、少なくとも1本の前記梁が前記柱に接続されており、
前記免震装置の軸心が、前記柱の軸心に対して、前記一方側と前記他方側のうち、前記梁のスパンが長い側にずれている、ことを特徴とする免震建物構造。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記柱の軸心を挟んだ前記一方側にのみ前記梁が接続されており、
前記免震装置の軸心が、前記柱の軸心に対して、前記梁が接続された側にずれている、請求項1に記載の免震建物構造。
【請求項3】
前記柱の軸心を挟んだ前記一方側と前記他方側とに、互いにスパンが相違する前記梁が接続されており、
前記免震装置の軸心が、前記柱の軸心に対して、スパンが長い前記梁が接続された側にずれている、請求項1に記載の免震建物構造。
【請求項4】
前記柱の下端に接合され、前記免震装置の上面に固定されるベースプレートと、
前記柱と前記ベースプレートの間に接合され、前記柱から前記免震装置の軸心が前記柱の軸心に対して偏心する側に向けて延びるリブ部材と、をさらに有する、請求項1~3の何れか1項に記載の免震建物構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、免震建物構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばオフィスビルなどの建物の構造として、地面に固着した基礎などの下部構造体に免震装置を設置し、建物の躯体を構成する柱を免震装置の上面に取り付けることで、建物の柱と梁とを含む上部構造体が免震装置により免震されるようにした免震構造のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-116397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の免震建物構造では、免震装置の軸心とその上面に取り付けられる柱の軸心とが一致しているので、例えば柱の軸心は挟んだ一方側にのみに梁が接続されている場合など、梁から柱に加えられる荷重の大きさが柱の軸心を挟んで非対称であると、柱から免震装置に軸心に対して偏った荷重が加えられて免震装置に傾きが生じる虞があるという問題点があった。免震装置に傾きが生じると、柱が傾いて梁の曲げが大きくなるなどの問題が生じることになる。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、柱から加えられる荷重によって免震装置に傾きが生じることを抑制することが可能な免震建物構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の免震建物構造は、地面に固着した下部構造体と、前記下部構造体に設置された免震装置と、前記免震装置の上面に取り付けられた柱と、前記柱に接続された少なくとも1本の梁と、を有する免震建物構造であって、前記柱の軸心を挟んだ両側であって、前記柱の軸心から前記梁が延びる一方側と、前記柱の軸心を挟んで前記一方側とは反対側の他方側とで前記梁のスパンが非対称となるように、少なくとも1本の前記梁が前記柱に接続されており、前記免震装置の軸心が、前記柱の軸心に対して、前記一方側と前記他方側のうち、前記梁のスパンが長い側にずれている、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の免震建物構造は、上記構成において、前記柱の軸心を挟んだ前記一方側にのみ前記梁が接続されており、前記免震装置の軸心が、前記柱の軸心に対して、前記梁が接続された側にずれているのが好ましい。
【0008】
本発明の免震建物構造は、上記構成において、前記柱の軸心を挟んだ前記一方側と前記他方側とに、互いにスパンが相違する前記梁が接続されており、前記免震装置の軸心が、前記柱の軸心に対して、スパンが長い前記梁が接続された側にずれているのが好ましい。
【0009】
本発明の免震建物構造は、上記構成において、前記柱の下端に接合され、前記免震装置の上面に固定されるベースプレートと、前記柱と前記ベースプレートの間に接合され、前記柱から前記免震装置の軸心が前記柱の軸心に対して偏心する側に向けて延びるリブ部材と、をさらに有するのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、柱から加えられる荷重によって免震装置に傾きが生じることを抑制することが可能な免震建物構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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