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公開番号2025068980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023179129
出願日2023-10-17
発明の名称表面処理システム
出願人株式会社大林組,第一カッター興業株式会社,太陽建機レンタル株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類B24C 3/06 20060101AFI20250422BHJP(研削;研磨)
要約【課題】構造物の下面側に位置する処理対象面を効率よく表面処理することである。
【解決手段】構造物の下面に設定された処理対象面に向けて噴射物を噴射する表面処理システムであって、基端開口部に前記噴射物を噴射する噴射ノズルが挿入され、先端開口部が前記処理対象面に対向して配置されるノズルヘッドを備える表面処理装置と、前記ノズルヘッドを前記処理対象面に沿って移動させる移動装置と、を備え、該移動装置は、前記処理対象面に沿って配置されるガイド部材と、前記ノズルヘッドを吊持しつつ、該ガイド部材に沿って走行するトロリーと、前記ガイド部材を前記処理対象面に沿って、該ガイド部材の延在方向と直交する方向に移動させる送り台と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造物の下面に設定された処理対象面に向けて噴射物を噴射する表面処理システムであって、
基端開口部に前記噴射物を噴射する噴射ノズルが挿入され、先端開口部が前記処理対象面に対向して配置されるノズルヘッドを備える表面処理装置と、
前記ノズルヘッドを前記処理対象面に沿って移動させる移動装置と、を備え、
該移動装置は、
前記処理対象面に沿って配置されるガイド部材と、
前記ノズルヘッドを吊持しつつ、該ガイド部材に沿って走行するトロリーと、
前記ガイド部材を前記処理対象面に沿って、該ガイド部材の延在方向と直交する方向に移動させる送り台と、を含むことを特徴とする表面処理システム。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表面処理システムにおいて、
前記処理対象面が、鋼製主桁の下フランジの下面に設定されており、
前記ガイド部材が、前記鋼製主桁の幅方向に延在するように配置されるとともに、
前記送り台が、前記下フランジの上面に配置されることを特徴とする表面処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の表面処理システムにおいて、
前記鋼製主桁のウェブを挟んだ一方側に、前記送り台が配置され、該送り台で前記ガイド部材の一端側を支持するとともに、
前記ウェブを挟んだ他方側に、前記下フランジを挟持する挟持部材が配置され、該挟持部材で前記ガイド部材の他端側を支持することを特徴とする表面処理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の表面処理システムにおいて、
前記表面処理装置が、ブラスト装置であることを特徴とする表面処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理対象面に噴射物を噴射する表面処理システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、構造物の壁面などを塗装する工事では、壁面の異物を除去する研削作業を実施する。研削作業には様々な方法があるが、一般にはブラスト装置を採用し、処理対象面を研削する場合が多い。
【0003】
ブラスト装置は、特許文献1に開示されているように、処理対象面に開口部が押し当てられるカップ形状のケース、ケース内で処理対象の表面に向けて研削材を噴射するノズル、及び噴射した研削材やこの研削材を処理対象の表面に衝突させることで発生した粉塵などを吸引する回収口を設けたノズルヘッドを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-172295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のようなブラスト装置による研削作業は、作業員がノズルヘッドを手に持って、処理対象面に押し当てつつ移動させることで実施する。例えば橋梁の塗替塗装工事などでは、作業員が吊り足場上で上記の研削作業を、鋼製主桁の全面に対して実施することとなる。
【0006】
このため、鋼製主桁の下フランジ下面に対して研削作業を実施する際、吊り足場と鋼製主桁の下フランジとの隙間が狭隘であると、作業員は、吊り足場上に寝そべるような姿勢で研削作業をせざるを得ない。このような姿勢では、作業進捗が悪いだけでなく、ムラが生じやすいなど仕上がりの品質を確保することが困難となりやすい。また、処理対象面に向けて噴射させた研削材がノズルヘッドから漏れ出て作業員に降りかかるおそれがあるなど、作業環境に課題を生じていた。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、構造物の下面側に位置する処理対象面を効率よく表面処理することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため、本発明の表面処理システムは、構造物の下面に設定された処理対象面に向けて噴射物を噴射する表面処理システムであって、基端開口部に前記噴射物を噴射する噴射ノズルが挿入され、先端開口部が前記処理対象面に対向して配置されるノズルヘッドを備える表面処理装置と、前記ノズルヘッドを前記処理対象面に沿って移動させる移動装置と、を備え、該移動装置は、前記処理対象面に沿って配置されるガイド部材と、前記ノズルヘッドを吊持しつつ、該ガイド部材に沿って走行するトロリーと、前記ガイド部材を前記処理対象面に沿って、該ガイド部材の延在方向と直交する方向に移動させる送り台と、を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明の表面処理システムは、前記処理対象面が、鋼製主桁の下フランジの下面に設定されており、前記ガイド部材が、前記鋼製主桁の幅方向に延在するように配置されるとともに、前記送り台が、前記下フランジの上面に配置されることを特徴とする。
【0010】
本発明の表面処理システムは、前記鋼製主桁のウェブを挟んだ一方側に、前記送り台が配置され、該送り台で前記ガイド部材の一端側を支持するとともに、前記ウェブを挟んだ他方側に、前記下フランジを挟持する挟持部材が配置され、該挟持部材で前記ガイド部材の他端側を支持することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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