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公開番号
2025067281
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177163
出願日
2023-10-13
発明の名称
雨水流出抑制構造
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E03F
1/00 20060101AFI20250417BHJP(上水;下水)
要約
【課題】緑地における雨水の流出抑制効果を高める。
【解決手段】緑地10の雨水流出抑制構造は、植栽13の鉛直方向下方の土壌14内に位置する。土壌14に浸透し且つ上流部14Aから下流部14Bに移動する雨水の排出速度を低下させる調整手段を備える。調整手段は、通水管15及び多孔管16を備える。多孔管16は、土壌に浸透した雨水を、下流部14Bから上流部14Aへ向かって戻して雨水の移動経路を長くすることによって土壌からの排出速度を低下させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
植栽の鉛直方向下方の土壌内に位置する雨水流出抑制構造であって、
前記土壌に浸透し且つ上流部から下流部に移動する雨水の排出速度を低下させる調整手段を備える、雨水流出抑制構造。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記調整手段は、前記土壌に浸透した前記雨水の一部を、前記下流部から前記上流部へ向かって戻して前記雨水の移動経路を長くすることによって前記土壌からの排出速度を低下させる、請求項1に記載の雨水流出抑制構造。
【請求項3】
前記調整手段は、樹木の根本の下方に配置された貯留部である、請求項1に記載の雨水流出抑制構造。
【請求項4】
前記調整手段は、前記土壌の一部の前記雨水の移動をせき止める仕切りであって、
前記仕切りは、前記上流部から前記下流部に向かう前記雨水の流れる方向と交差する方向に延在する板状部を有し、前記仕切りの前記上流部側に保持される水量が前記仕切りの上端を超えたときに前記雨水を前記仕切りの前記下流部側に移動させる、請求項1に記載の雨水流出抑制構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水の土壌からの急激な流出を抑制する雨水流出抑制構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
河川又は下水道に雨水が一気に流れ込むことに起因する水害を抑制するために、雨水流出抑制対策が実施されている。この対策の一例として、雨水調整池、地上に設置され雨水を貯留するタンク、透水性舗装等が知られている。また、下水道に排出される雨水の量の調整を図る土壌も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-9449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本来、緑地は雨水を一時的に保持するとともに雨水をその下流に緩やかに放出する調整効果を有している。調整効果をさらに高める場合には、雨庭、又はビオトープ等、土壌に凹地を造成することも行われている。
【0005】
しかし、緑地によっては凹地の造成が適切ではない場合もある。凹地を造らずとも緑地全体が有する調整効果をより高めることができれば、緑地のデザインの自由度を高めつつ、雨水の流出抑制効果をさらに高めることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する雨水流出抑制構造は、植栽の鉛直方向下方の土壌内に位置する雨水流出抑制構造であって、前記土壌に浸透し且つ上流部から下流部に移動する雨水の排出速度を低下させる調整手段を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、緑地における雨水の流出抑制効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の雨水流出抑制構造の模式図である。
同実施形態の雨水流出抑制構造の模式図である。
第2実施形態の雨水流出抑制構造の模式図である。
第3実施形態の雨水流出抑制構造の模式図である。
第4実施形態の雨水流出抑制構造の模式図である。
同実施形態の雨水流出抑制構造の模式図である。
第5実施形態の雨水流出抑制構造の模式図である。
(A)及び(B)は変形例の仕切りの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
図1及び図2を参照して、雨水流出抑制構造の第1実施形態について説明する。
(雨水流出抑制構造の概要)
図1は、緑地10の水の流れをモデル化した不定流モデルである。緑地10には、樹木及び草木の少なくとも一方を含む植栽が設けられている。不定流モデルは、緑地10を複数のメッシュ11に分割している。緑地10に浸透した雨水は、隣接するメッシュ11のへ移動する。メッシュ11のうち、水勾配が高いメッシュ11A(水上)に浸透した雨水は、複数の矢印方向D1で例示するように、水勾配が低いメッシュ11B(水下)に向かって流れる。
【0010】
雨水流出抑制構造は、緑地10の中で水勾配が相対的に低いメッシュ11Bに移動した雨水の一部を、矢印方向D2で示すように、水勾配が相対的に高いメッシュ11Aに戻す。これにより、緑地10に浸透した雨水の一部は緑地10に保持される時間が長くなるため、緑地10から大量の雨水が急激に排出されることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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