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公開番号2025093240
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208863
出願日2023-12-11
発明の名称制震構造
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人,個人
主分類E04H 9/02 20060101AFI20250616BHJP(建築物)
要約【課題】ブレースと水平材との接合構造を簡素化することが可能な制震構造を提供することである。
【解決手段】架構10に設けられる制震構造1であって、H形鋼により形成され、梁13と梁14との間に水平に配置された水平材20と、H形鋼により形成され、一端が柱11と梁13との接合部15に接合され、他端が水平材20に接合された第1のブレース30と、H形鋼により形成され、一端が柱12と梁13との接合部16に接合され、他端が水平材20に接合された第2のブレース40と、柱11、12と水平材20との間に設けられたダンパー50と、を有し、水平材20、第1のブレース30及び第2のブレース40が、それぞれフランジ22、32、42が柱11、12と梁13、14とによって構成される平面に対して平行となる姿勢とされ、フランジ32及びフランジ42が、それぞれ対応するフランジ22に接合されている、ことを特徴とする制震構造1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の柱と一対の梁とで構成された架構に設けられる制震構造であって、
H形鋼により形成され、一方の前記梁と他方の前記梁との間に水平に配置された水平材と、
H形鋼により形成され、一端が一方の前記柱と一方の前記梁との接合部に接合されるとともに他端が前記水平材に接合された第1のブレースと、
H形鋼により形成され、一端が他方の前記柱と一方の前記梁との接合部に接合されるとともに他端が前記水平材に接合された第2のブレースと、
一方の前記柱と前記水平材との間及び他方の前記柱と前記水平材との間の、少なくとも何れか一方に設けられたダンパーと、を有し、
前記水平材、前記第1のブレース及び前記第2のブレースが、それぞれ一対のフランジが前記柱と前記梁とによって構成される平面に対して平行となる姿勢とされており、
前記第1のブレースの一対のフランジ及び前記第2のブレースの一対のフランジが、それぞれ前記水平材の対応するフランジに接合されている、ことを特徴とする制震構造。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記水平材、前記第1のブレース及び前記第2のブレースが、同一サイズのH形鋼により形成されている、請求項1に記載の制震構造。
【請求項3】
前記第1のブレース及び前記第2のブレースが、それぞれ一対の前記フランジの中央に位置するとともに一対の前記フランジに平行なサブフランジを備え、
前記接合部が、鋼板により前記サブフランジと平行な板状に形成されており、
前記接合部の両面に、それぞれ当該接合部に接続される前記ブレースのウェブと平行な接続用プレート部が固定されており、
前記接合部と前記サブフランジとが、接続プレートを用いて締結部材で締結されるとともに、当該サブフランジを備えた前記ブレースのウェブと前記接続用プレート部とが、接続プレートを用いて締結部材で締結されている、請求項1または2に記載の制震構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の架構に設けられる制震構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
オフィスビル、商業ビルなどの建築物として、その耐震性を高めるために、柱と梁で構成される架構に制震構造が設けられたものが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、一対の柱と一対の梁とで構成された架構に設けられた制震構造であって、H形鋼により形成されて上側の梁と下側の梁との間に水平に配置された水平材と、H形鋼により形成されて一端が一方の柱と上側の梁との接合部に接合されるとともに他端が水平材に接合された第1のブレースと、H形鋼により形成されて一端が他方の柱と上側の梁との接合部に接合されるとともに他端が水平材に接合された第2のブレースと、一方の柱と水平材との間及び他方の柱と水平材との間にそれぞれに設けられた一対のダンパーと、を有するシアリンク型の制震構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-180547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の制震構造では、水平材、第1のブレース及び第2のブレースは、それぞれ一対のフランジがウェブの上下方向の両側に位置する姿勢(縦使い)で用いられているので、第1のブレース及び第2のブレースを水平材に所望の強度で接合するためには、水平材のフランジにガセットプレート等の大がかりな接合用部材を溶接する必要があるなど、ブレースと水平材とを接合する構造が複雑になる、という問題点があった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブレースと水平材との接合構造を簡素化することが可能な制震構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の制震構造は、一対の柱と一対の梁とで構成された架構に設けられる制震構造であって、H形鋼により形成され、一方の前記梁と他方の前記梁との間に水平に配置された水平材と、H形鋼により形成され、一端が一方の前記柱と一方の前記梁との接合部に接合されるとともに他端が前記水平材に接合された第1のブレースと、H形鋼により形成され、一端が他方の前記柱と一方の前記梁との接合部に接合されるとともに他端が前記水平材に接合された第2のブレースと、一方の前記柱と前記水平材との間及び他方の前記柱と前記水平材との間の、少なくとも何れか一方に設けられたダンパーと、を有し、前記水平材、前記第1のブレース及び前記第2のブレースが、それぞれ一対のフランジが前記柱と前記梁とによって構成される平面に対して平行となる姿勢とされており、前記第1のブレースの一対のフランジ及び前記第2のブレースの一対のフランジが、それぞれ前記水平材の対応するフランジに接合されている、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の制震構造は、上記構成において、前記水平材、前記第1のブレース及び前記第2のブレースが、同一サイズのH形鋼により形成されているのが好ましい。
【0009】
本発明の制震構造は、上記構成において、前記第1のブレース及び前記第2のブレースが、それぞれ一対の前記フランジの中央に位置するとともに一対の前記フランジに平行なサブフランジを備え、前記接合部が、鋼板により前記サブフランジと平行な板状に形成されており、前記接合部の両面に、それぞれ当該接合部に接続される前記ブレースのウェブと平行な接続用プレート部が固定されており、前記接合部と前記サブフランジとが、接続プレートを用いて締結部材で締結されるとともに、当該サブフランジを備えた前記ブレースのウェブと前記接続用プレート部とが、接続プレートを用いて締結部材で締結されているのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ブレースと水平材との接合構造を簡素化することが可能な制震構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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