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公開番号2025063430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172615
出願日2023-10-04
発明の名称周壁材形成方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04B 2/84 20060101AFI20250409BHJP(建築物)
要約【課題】粘土状の条材を布設して積層することにより、開口部を有する周壁材を形成することができる周壁材形成方法を提供する。
【解決手段】周壁材10は、開口部11の左側に位置する左壁部14と、開口部11の右側に位置する右壁部15と、開口部11の背面側で左壁部14と右壁部15とを接続する背面壁部16と、を有する。周壁材10を形成する周壁材形成方法は、左壁部14を形成する左壁部形成工程と、左壁部14に接続して背面壁部16を形成する背面壁部形成工程と、背面壁部16に接続して右壁部15を形成する右壁部形成工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粘土状の条材を布設し積層して開口部を有する周壁材を形成する周壁材形成方法であって、
前記周壁材は、
前記開口部の左側に位置する左壁部と、前記開口部の右側に位置する右壁部と、前記開口部の背面側で前記左壁部と前記右壁部とを接続する背面壁部と、を有し、
前記左壁部を形成する左壁部形成工程と、
前記左壁部に接続して前記背面壁部を形成する背面壁部形成工程と、
前記背面壁部に接続して前記右壁部を形成する右壁部形成工程と、を有する
周壁材形成方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記左壁部形成工程は、
前記左壁部の左端部から前記開口部の左縁まで前記条材を右進させる左壁部右進条材布設ステップと、
前記開口部の左縁において前記条材の布設方向を右方向から左方向へ折り返す開口部左縁折り返しステップと、
前記開口部の左縁から前記左壁部の左端部まで前記条材を左進させる左壁部左進条材布設ステップと、を有し、
前記背面壁部形成工程は、前記背面壁部において前記条材を右回りに布設する背面壁部右回り条材布設ステップを有し、
前記右壁部形成工程は、
前記右壁部の右端部から前記開口部の右縁まで前記条材を左進させる右壁部左進条材布設ステップと、
前記開口部の右縁において前記条材の布設方向を左方向から右方向へ折り返す開口部右縁折り返しステップと、
前記開口部の右縁から前記右壁部の右端部まで前記条材を右進させる右壁部右進条材布設ステップと、を有し、
前記左壁部左進条材布設ステップと前記背面壁部右回り条材布設ステップと前記右壁部左進条材布設ステップとを連続させる
請求項1に記載の周壁材形成方法。
【請求項3】
前記背面壁部形成工程は、前記背面壁部において前記条材を左回りに布設する背面壁部左回り条材布設ステップを有し、
前記右壁部右進条材布設ステップと前記背面壁部左回り条材布設ステップとを連続させる
請求項2に記載の周壁材形成方法。
【請求項4】
前記周壁材は、左側開口部と、右側開口部と、前記左側開口部と前記右側開口部との間に形成される中央壁部と、有し、
前記左壁部は、前記左側開口部の左側に位置し、
前記右壁部は、前記右側開口部の右側に位置し、
前記中央壁部を形成する中央壁部形成工程をさらに有する
請求項1~3のいずれか一項に記載の周壁材形成方法。
【請求項5】
前記中央壁部形成工程は、
前記中央壁部の左端部から前記中央壁部の右端部まで前記条材を右進させる中央壁部右進条材布設ステップと、
前記中央壁部の右端部において前記条材の布設方向を右方向から左方向へ折り返す中央壁部布設方向折り返しステップと、
前記中央壁部の右端部から前記中央壁部の左端部まで前記条材を左進させる中央壁部左進布設条材ステップと、を有し、
中央壁部右進条材布設ステップと中央壁部布設方向折り返しステップと中央壁部左進布設条材ステップとを連続させる
請求項4に記載の周壁材形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘土状の硬化性材料の条材を布設して積層することにより周壁材を形成する周壁材形成方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、粘土状の硬化性材料の条材を布設して積層することにより、周壁材を構築する工法が開示されている。こうした周壁材は、硬化性材料としてモルタルを用いることにより、周壁材を壁として有する建物などの造形物のほか、コンクリートなどのセメント組成物を打設する際の型枠として利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-157336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した周壁材には、開口部が必要となる場合がある。特許文献1の工法では、硬化性材料が硬化した周壁材に対して、開口部を形成する作業が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する周壁材形成方法は、粘土状の条材を布設し積層して開口部を有する周壁材を形成する周壁材形成方法であって、前記周壁材は、前記開口部の左側に位置する左壁部と、前記開口部の右側に位置する右壁部と、前記開口部の背面側で前記左壁部と前記右壁部とを接続する背面壁部と、を有し、前記左壁部を形成する左壁部形成工程と、前記左壁部に接続して前記背面壁部を形成する背面壁部形成工程と、前記背面壁部に接続して前記右壁部を形成する右壁部形成工程と、を有する。
【0006】
上記構成によれば、条材を布設して積層することにより、周壁材に開口部を形成することができる。
上記構成において、前記左壁部形成工程は、前記左壁部の左端部から前記開口部の左縁まで前記条材を右進させる左壁部右進条材布設ステップと、前記開口部の左縁において前記条材の布設方向を右方向から左方向へ折り返す開口部左縁折り返しステップと、前記開口部の左縁から前記左壁部の左端部まで前記条材を左進させる左壁部左進条材布設ステップと、を有し、前記背面壁部形成工程は、前記背面壁部において前記条材を右回りに布設する背面壁部右回り条材布設ステップを有し、前記右壁部形成工程は、前記右壁部の右端部から前記開口部の右縁まで前記条材を左進させる右壁部左進条材布設ステップと、前記開口部の右縁において前記条材の布設方向を左方向から右方向へ折り返す開口部右縁折り返しステップと、前記開口部の右縁から前記右壁部の右端部まで前記条材を右進させる右壁部右進条材布設ステップと、を有し、前記左壁部左進条材布設ステップと前記背面壁部右回り条材布設ステップと前記右壁部左進条材布設ステップとを連続させる。
【0007】
上記構成によれば、周壁材の形成時間の短縮を図ることができるとともに、左壁部、背面壁部、および、右壁部をシームレスで接続することができる。
上記構成において、前記背面壁部形成工程は、前記背面壁部において前記条材を左回りに布設する背面壁部左回り条材布設ステップを有し、前記右壁部右進条材布設ステップと前記背面壁部左回り条材布設ステップとを連続させる。
【0008】
上記構成によれば、左壁部、背面部、および、右壁部の厚さについての自由度を高めつつ、周壁材の形成時間の短縮を図ることができるとともに、左壁部、背面壁部、および、右壁部をシームレスで接続することができる。
【0009】
上記構成において、前記周壁材は、左側開口部と、右側開口部と、前記左側開口部と前記右側開口部との間に形成される中央壁部と、有し、前記左壁部は、前記左側開口部の左側に位置し、前記右壁部は、前記右側開口部の右側に位置し、前記中央壁部を形成する中央壁部形成工程をさらに有する。
【0010】
上記構成によれば、条材を布設して積層することにより、周壁材に左側開口部と右側開口部とを形成することができる。
上記構成において、前記中央壁部形成工程は、前記中央壁部の左端部から前記中央壁部の右端部まで前記条材を右進させる中央壁部右進条材布設ステップと、前記中央壁部の右端部において前記条材の布設方向を右方向から左方向へ折り返す中央壁部布設方向折り返しステップと、前記中央壁部の右端部から前記中央壁部の左端部まで前記条材を左進させる中央壁部左進布設条材ステップと、を有し、中央壁部右進条材布設ステップと中央壁部布設方向折り返しステップと中央壁部左進布設条材ステップとを連続させる。
(【0011】以降は省略されています)

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