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公開番号
2025103153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220311
出願日
2023-12-27
発明の名称
梁材間の剛接合構造及び梁材の運搬方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04B
1/58 20060101AFI20250702BHJP(建築物)
要約
【課題】剛接合構造を簡単にするとともに、加工を容易に行うこと。
【解決手段】梁材間の剛接合構造は、第1梁材10と、第1梁材10の両側部に連結される2つの第2梁材20とを備える。剛接合構造は、第1ウェブ13の側面、同側面に連なる第1下フランジ11の上面、及び同側面に連なる第1上フランジ12の下面に溶接された鋼製のガセットプレート30と、第1下フランジ11及び2つの第2下フランジ21の下面に重ね合わされる鋼製の下プレート40と、第1上フランジ12及び2つの第2上フランジ22の上面に重ね合わされる鋼製の上プレート50と、ガセットプレート30と第2ウェブ23とを連結する連結ボルト60と、下プレート40と第2下フランジ21とを連結するメイン下ボルト61と、下プレート40と第1下フランジ11とを連結するサブ下ボルト62と、上プレート50と第2上フランジ22とを連結するメイン上ボルト63とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
H形鋼である第1梁材と、H形鋼であり、前記第1梁材の両側部に連結される2つの第2梁材と、を備える梁材間の剛接合構造であって、
前記第1梁材は、第1下フランジ、前記第1下フランジの上方に位置する第1上フランジ、並びに前記第1下フランジ及び前記第1上フランジを連結する第1ウェブを有し、
前記第2梁材は、第2下フランジ、前記第2下フランジの上方に位置する第2上フランジ、並びに前記第2下フランジ及び前記第2上フランジを連結する第2ウェブを有し、
前記第1ウェブの側面、前記側面に連なる前記第1下フランジの上面、及び前記側面に連なる前記第1上フランジの下面に溶接された鋼製のガセットプレートと、
前記第1下フランジ及び2つの前記第2下フランジの下面に重ね合わされる鋼製の下プレートと、
前記第1上フランジ及び2つの前記第2上フランジの上面に重ね合わされる鋼製の上プレートと、
前記ガセットプレートと前記第2梁材の前記第2ウェブとを連結する連結ボルトと、
前記下プレートと前記第2下フランジとを連結するメイン下ボルトと、
前記下プレートと前記第1下フランジとを連結するサブ下ボルトと、
前記上プレートと前記第2上フランジとを連結するメイン上ボルトと、を備える、
梁材間の剛接合構造。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
H形鋼である第1梁材と、H形鋼であり、前記第1梁材の両側部に連結される2つの第2梁材と、を備える梁材間の剛接合構造であって、
前記第1梁材は、第1下フランジ、前記第1下フランジの上方に位置する第1上フランジ、並びに前記第1下フランジ及び前記第1上フランジを連結する第1ウェブを有し、
前記第2梁材は、第2下フランジ、前記第2下フランジの上方に位置する第2上フランジ、並びに前記第2下フランジ及び前記第2上フランジを連結する第2ウェブを有し、
前記第1梁材の梁成は、前記第2梁材の梁成よりも大きくされており、
前記第1ウェブに設けられた孔を貫通するとともに、2つの前記第2下フランジの下面に重ね合わされる鋼製の下プレートと、
前記第1上フランジ及び2つの前記第2上フランジの上面に重ね合わされる鋼製の上プレートと、
前記第1ウェブの側面、前記側面に連なる前記下プレートの上面、及び前記側面に連なる前記第1上フランジの下面に溶接された鋼製のガセットプレートと、
前記下プレートと前記第2下フランジとを連結するメイン下ボルトと、
前記上プレートと前記第2上フランジとを連結するメイン上ボルトと、
前記ガセットプレートと前記第2梁材の前記第2ウェブとを連結する連結ボルトと、を備える、
梁材間の剛接合構造。
【請求項3】
H形鋼である第1梁材と、H形鋼であり、前記第1梁材の両側部に連結される2つの第2梁材と、を備える梁材間の剛接合構造であって、
前記第1梁材は、第1下フランジ、前記第1下フランジの上方に位置する第1上フランジ、並びに前記第1下フランジ及び前記第1上フランジを連結する第1ウェブを有し、
前記第2梁材は、第2下フランジ、前記第2下フランジの上方に位置する第2上フランジ、並びに前記第2下フランジ及び前記第2上フランジを連結する第2ウェブを有し、
前記第1梁材の梁成は、前記第2梁材の梁成よりも大きくされており、
2つの前記第2下フランジの下面にそれぞれ重ね合わされる鋼製の2つの下プレートと、
前記第1上フランジ及び2つの前記第2上フランジの上面に重ね合わされる鋼製の上プレートと、
前記第1ウェブの側面、前記側面に連なる前記下プレートの上面、及び前記側面に連なる前記第1上フランジの下面に溶接された鋼製のガセットプレートと、
前記下プレートと前記第2下フランジとを連結するメイン下ボルトと、
前記上プレートと前記第2上フランジとを連結するメイン上ボルトと、
前記ガセットプレートと前記第2梁材の前記第2ウェブとを連結する連結ボルトと、を備え、
前記下プレートは、前記第1ウェブの側面に溶接されている、
梁材間の剛接合構造。
【請求項4】
前記下プレートと前記第1下フランジとを連結する連結部材を備える、
請求項2または請求項3に記載の梁材間の剛接合構造。
【請求項5】
前記上プレートは矩形状であり、
前記上プレートと前記第1上フランジとを連結するサブ上ボルトを備える、
請求項1に記載の梁材間の剛接合構造。
【請求項6】
請求項5に記載の梁材間の剛接合構造に用いられる前記第1梁材の運搬方法であって、
前記上プレートの長手方向を前記第1梁材の長手方向と一致させ、且つ前記上プレートを前記第1上フランジの上面に重ねるとともに前記サブ上ボルトにより前記第1上フランジに仮止めした状態で前記第1梁材を運搬する、
梁材間の剛接合構造に用いられる梁材の運搬方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、梁材間の剛接合構造及び同剛接合構造において用いられる梁材の運搬方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、H形鋼である大梁と、H形鋼であり、大梁の両側部に連結される2つの小梁とを備える梁材間の剛接合構造がある(例えば特許文献1参照)。
また、こうした梁材間の剛接合構造としては、図6及び図7に示す構造がある。
【0003】
図6及び図7に示すように、第1梁材110は、H形鋼であり、下フランジ111、下フランジ111の上方に位置する上フランジ112、並びに下フランジ111及び上フランジ112を連結するウェブ113を有する。
【0004】
図7に示すように、第1梁材110のウェブ113の側面、同側面に連なる下フランジ111の上面及び小口面、並びに同側面に連なる上フランジ112の下面及び小口面には、H形鋼である2つのブラケット80が溶接されている。
【0005】
各ブラケット80に、H形鋼である第2梁材120が連結されている。
各第2梁材120は、下フランジ121、下フランジ121の上方に位置する上フランジ122、並びに下フランジ121及び上フランジ122を連結するウェブ123を有する。
【0006】
ブラケット80の下フランジ81の下面及び上面と、第2梁材120の下フランジ121の下面及び上面とにそれぞれスプライスプレート84,85が重ね合わされた状態で、下フランジ81,121及びスプライスプレート84,85がボルト88により締結されている。
【0007】
ブラケット80の上フランジ82の下面及び上面と、第2梁材120の上フランジ122の下面及び上面とにそれぞれスプライスプレート86,87が重ね合わされた状態で、上フランジ82,122及びスプライスプレート86,87がボルト88により締結されている。
【0008】
また、ブラケット80のウェブ83と第2梁材120のウェブ123とにスプライスプレート89が重ね合わされた状態で、スプライスプレート89とウェブ83,123とが、ボルト90によりそれぞれ締結されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-188484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
図6及び図7に示す梁材間の剛接合構造においては、第1梁材110にブラケット80を溶接する工程に加えて、ブラケット80の下フランジ81と第2梁材120の下フランジ121とをスプライスプレート84,85を介してボルト88により締結する工程、ブラケット80の上フランジ82と第2梁材120の上フランジ122とをスプライスプレート86,87を介してボルト88により締結する工程、及びブラケット80のウェブ83と第2梁材120のウェブ123とをスプライスプレート89を介してボルト90により締結する工程が必要となる。このため、剛接合構造が複雑になるとともに、加工が煩雑になるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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