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公開番号2025091587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206902
出願日2023-12-07
発明の名称設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類G06F 30/13 20200101AFI20250612BHJP(計算;計数)
要約【課題】人流を考慮した建物の外観形状の設計を支援する設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラムを提供する。
【解決手段】支援装置20は、構造物の設計を支援する制御部21を備える。そして、制御部21が、構造物の設計情報を取得し、構造物の設計情報を用いて、構造物の周囲の歩行可能エリアを特定し、歩行者の移動を開始する初期位置と、移動を終了する目的位置とを特定する。制御部21は、歩行可能エリアにおいて、初期位置から目的位置までの歩行者分布のヒートマップを作成し、ヒートマップを用いて、付加物を配置可能な余剰エリアを特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
構造物の設計を支援する制御部を備えた設計支援装置であって、
前記制御部が、
前記構造物の設計情報を取得し、
前記取得した設計情報を用いて、前記構造物の周囲の歩行可能エリアを特定し、
歩行者の移動を開始する初期位置と、前記移動を終了する目的位置とを特定し、
前記歩行可能エリアにおいて、前記初期位置から前記目的位置までの歩行者分布のヒートマップを作成し、
前記ヒートマップを用いて、付加物を配置可能な余剰エリアを特定することを特徴とする設計支援装置。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
構造物の設計を支援する制御部を備えた設計支援装置を用いて、設計を支援する方法であって、
前記制御部が、
前記構造物の設計情報を取得し、
前記取得した設計情報を用いて、前記構造物の周囲の歩行可能エリアを特定し、
歩行者の移動を開始する初期位置と、前記移動を終了する目的位置とを特定し、
前記歩行可能エリアにおいて、前記初期位置から前記目的位置までの歩行者分布のヒートマップを作成し、
前記ヒートマップを用いて、付加物を配置可能な余剰エリアを特定することを特徴とする設計支援方法。
【請求項３】
構造物の設計を支援する制御部を備えた設計支援装置を用いて、設計を支援するプログラムであって、
前記制御部を、
前記構造物の設計情報を取得し、
前記取得した設計情報を用いて、前記構造物の周囲の歩行可能エリアを特定し、
歩行者の移動を開始する初期位置と、前記移動を終了する目的位置とを特定し、
前記歩行可能エリアにおいて、前記初期位置から前記目的位置までの歩行者分布のヒートマップを作成し、
前記ヒートマップを用いて、付加物を配置可能な余剰エリアを特定する手段として機能させることを特徴とする設計支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、建物の設計を支援する設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
建物を設計する場合、植栽、駐車エリア、柵等の建物の外構の設計も行なう。この外構は建物全体の使い勝手や外観の印象を決める要素である。このため、居住予定者の好みに合う外構計画を提案する技術も検討されている（例えば、特許文献１を参照。）。この文献に記載された技術では、学習用データ記憶部には、外構が定まった建物について、敷地情報、建物情報、外構情報、居住者の属性情報を含む居住者情報及び居住者の外構に関する評価情報を表す学習用データが記憶されている。そして、対象情報と学習用データから予め学習された学習済モデルとから外構部材及び外構部材の配置に関する外構計画情報を出力する。
【０００３】
また、建物においては、人流が生じるので、人流分布を予測する人流分布予測装置も検討されている（例えば、特許文献２を参照。）。この文献に記載された人流分布予測装置は、予測部において、予測対象領域のフレーム毎に、フレームの代表位置から周辺のオブジェクトまでの距離及びオブジェクトの種類を示すオブジェクト特徴量を抽出する。次に、学習対象領域のフレーム毎に、各フレームにおける人の移動及び停滞を含む人流情報と、オブジェクト特徴量とを対応付けて学習した人流分布モデルと、オブジェクト特徴量とに基づいて予測対象領域の人流分布を予測する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１７０２６７号公報
特開２０２０－１９４２５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、外構等の構造物の設計においても、人流を考慮しなければ、構造物の使い勝手が悪くなる。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するための設計支援システムは、構造物の設計を支援する制御部を備える。そして、前記制御部が、前記構造物の設計情報を取得し、前記取得した構造物の設計情報を用いて、前記構造物の周囲の歩行可能エリアを特定し、歩行者の移動を開始する初期位置と、前記移動を終了する目的位置とを特定し、前記歩行可能エリアにおいて、前記初期位置から前記目的位置までの歩行者分布のヒートマップを作成し、前記ヒートマップを用いて、付加物を配置可能な余剰エリアを特定する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、人流を考慮した構造物の設計を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態のシステムの説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の人流の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図１～図４に従って、設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラムを具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、歩行者（人）の動き（人流）を考慮して、建物の外構（付加物）を構築する場合に用いる設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラムとして説明する。本実施形態では、外構として、植栽の配置設計を支援する。
本実施形態では、図１に示すように、ユーザ装置１０、支援装置２０を用いる。
【００１０】
（ハードウェア構成の説明）
図２を用いて、ユーザ装置１０、支援装置２０を構成する情報処理装置Ｈ１０のハードウェア構成を説明する。情報処理装置Ｈ１０は、通信装置Ｈ１１、入力装置Ｈ１２、表示装置Ｈ１３、記憶装置Ｈ１４、プロセッサＨ１５を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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