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公開番号2025097237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213425
出願日2023-12-18
発明の名称防液堤及び防液堤の改造方法
出願人株式会社大林組
代理人個人
主分類E04H 7/06 20060101AFI20250623BHJP(建築物)
要約【課題】液化ガス貯蔵設備の新設に際し、従来よりも環境負荷や建設コスト、工期などを大幅に削減することが可能な、防液堤及び防液堤の改造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも既設内槽2が撤去されて再利用される液化ガス貯蔵設備100の防液堤3であって、基礎版4から立設される壁部31と、前記壁部31の内面に存置される既設外槽側板12と、前記既設外槽側板12の内面に設けられる冷熱抵抗緩和材5と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも既設内槽が撤去されて再利用される液化ガス貯蔵設備の防液堤であって、
基礎版から立設される壁部と、
前記壁部の内面に存置される既設外槽側板と、
前記既設外槽側板の内面に設けられる冷熱抵抗緩和材と、を有する
ことを特徴とする防液堤。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記冷熱抵抗緩和材の内面には該冷熱抵抗緩和材の劣化を抑制可能な被覆材が設けられる
請求項1に記載の防液堤。
【請求項3】
少なくとも既設内槽を撤去して再利用する液化ガス貯蔵設備の防液堤の改造方法であって、
基礎版から立設する壁部の上部から既設外槽屋根を切除するとともに、該壁部の内面に既設外槽側板を存置し、
前記既設外槽側板の内面に設けられた冷熱抵抗緩和材を存置又は再施工する
ことを特徴とする防液堤の改造方法。
【請求項4】
前記冷熱抵抗緩和材の内面を、該冷熱抵抗緩和材の劣化を抑制可能な被覆材によって被覆する
請求項3に記載の防液堤の改造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液化ガス貯蔵設備における防液堤及び防液堤の改造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、液化ガス貯蔵設備の新設工事に際し、建設予定の現場に既設の液化ガス貯蔵設備がある場合には、当該既設液化ガス貯蔵設備を解体・撤去し、更地にした上で新設の液化ガス貯蔵設備を構築していた。
【0003】
一方で、特許文献1には、既存の液化ガス貯蔵設備で貯蔵していた液化ガスよりも、より低温の液化ガスを貯蔵するために、既存の液化ガス貯蔵設備の断熱性能を向上させることで再利用し、貯蔵設備の建造にかかる費用や時間を削減しようとした発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-017920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の液化ガス貯蔵設備の新設工事では、既設液化ガス貯蔵設備を解体・撤去する必要があるため、コストや工期がかかる。また、スクラップ&ビルドとなるため、環境負荷が大きくなり、加えて、解体作業に伴って発生する工事振動が、地盤を介して周囲の構造物に伝わり、他の既存設備の運転に影響を及ぼしてしまうケースもある。
【0006】
また、上記特許文献1に開示された発明においては、既存の液化ガス貯蔵設備を再利用することで、環境負荷やコストの低減を図るものであるが、当該発明は1次容器(通常運転時に使用する容器)に着目して再利用を可能にした発明であって、2次容器(1次容器が壊れて漏液した際に使用する容器)に着目した発明ではない。
【0007】
そこで本願発明は、上記した問題点等に鑑み、液化ガス貯蔵設備の新設に際し、従来よりも環境負荷や建設コスト、工期などを大幅に削減することが可能な、防液堤及び防液堤の改造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)に係る発明は、少なくとも既設内槽が撤去されて再利用される液化ガス貯蔵設備の防液堤であって、基礎版から立設される壁部と、前記壁部の内面に存置される既設外槽側板と、前記既設外槽側板の内面に設けられる冷熱抵抗緩和材と、を有することを特徴とする防液堤である。
【0009】
(2)に係る発明は、前記冷熱抵抗緩和材の内面には該冷熱抵抗緩和材の劣化を抑制可能な被覆材が設けられる上記(1)に記載の防液堤である。
【0010】
(3)に係る発明は、少なくとも既設内槽を撤去して再利用する液化ガス貯蔵設備の防液堤の改造方法であって、基礎版から立設する壁部の上部から既設外槽屋根を切除するとともに、該壁部の内面に既設外槽側板を存置し、前記既設外槽側板の内面に設けられた冷熱抵抗緩和材を存置又は再施工することを特徴とする防液堤の改造方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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