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公開番号
2025122529
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024018091
出願日
2024-02-08
発明の名称
建物の施工方法及びそれに用いられる仕口部材
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
13/02 20060101AFI20250814BHJP(建築物)
要約
【課題】建物を効率的に施工するための建物の施工方法及びそれに用いられる仕口部材を提供する。
【解決手段】建物は、鉄筋コンクリートで構成される柱と鉄骨梁とを有する。この建物は、柱部分の下の仕口に、ふさぎ板の上端部に外側に突出する突出板部を備えた仕口部材を配置する。そして、鉄骨梁及び突出板部の上に、プレートの端部を載置することにより、床スラブの下面を構築するプレートと、このプレートの上において床スラブに埋設するスラブ鉄筋とを配置する。次に、柱のうち床スラブに対応する階層の柱部分を構築して、この柱部分の上に仕口部材を配置する。以上の処理を繰り返して柱部分を構築した後、柱部分の構築とは無関係のタイミングで、床スラブのコンクリートを打設する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄筋コンクリートで構成される柱と鉄骨梁とを有する建物の施工方法であって、
床スラブの下面を構築するプレート及び前記床スラブに埋設するスラブ鉄筋を配置し、
前記床スラブのコンクリートを打設する前に、
前記床スラブを支持する前記鉄骨梁の上面に固定した支持体を用いて、前記床スラブよりも高い柱部分を構築するための型枠の垂直方向を調整し、
前記型枠を用いて前記柱部分のコンクリートを打設することを特徴とする建物の施工方法。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記柱部分の下の仕口には、ふさぎ板の上端部に外側に突出する突出板部を備えた仕口部材を配置し、
前記鉄骨梁の端部の上及び前記突出板部の端部の上に、前記プレートの端部を載置することにより前記プレートを敷いた後、前記プレートの上に前記スラブ鉄筋を配置したことを特徴とする請求項1に記載の建物の施工方法。
【請求項3】
前記仕口部材の上に、この仕口部材の直上に構築する前記柱部分に埋設する柱鉄筋を配置し、
前記柱鉄筋の周囲を前記型枠で覆い、
前記型枠における水平方向に直交する2方向の角度を、前記支持体を用いて調整した後、
前記型枠の内部にコンクリートを打設することを特徴とする請求項2に記載の建物の施工方法。
【請求項4】
鉄筋コンクリートで構成される柱と鉄骨梁とを有する建物の仕口に配置される仕口部材であって、
床スラブを支持する鉄骨梁の端部を一体化したふさぎ板と、
前記ふさぎ板の上端部において外側に突出し、前記床スラブの下面を構築するプレートの端部を載置する突出板部を備えたことを特徴とする仕口部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄筋コンクリートで構成される柱と鉄骨梁とを備えた建物の施工方法及びそれに用いられる仕口部材に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉄筋コンクリート構造(RC造)の柱と、鉄骨構造(S造)の梁とを備えたRCS構造の建物が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。この非特許文献1に記載の柱RC梁S混合構造は、梁をS造とする構成としているため、倉庫やショッピングセンター、オフィスビルなどのロングスパン構造物に適している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
株式会社大林組、“技術紹介「柱RC梁S混合構造」”,[online],株式会社大林組、[令和6年1月29日検索],インターネット<URL:https://www.obayashi.co.jp/chronicle/database/t82.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、RCS構造の建物を施工する場合、RC造の床スラブを構築した後、この床スラブの上に立設されるRC造の柱を構築することを下層階から順次、繰り返す。この場合、床スラブのコンクリートが硬化することにより強度が発現するまで待ってから、この床スラブよりも上の柱を構築する必要がある。しかしながら、天候等によってコンクリートの硬化速度が遅くなることがあった。このため、建物を効率的に施工することが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する建物の施工方法は、鉄筋コンクリートで構成される柱と鉄骨梁とを有する建物の施工方法であって、床スラブの下面を構築するプレート及び前記床スラブに埋設するスラブ鉄筋を配置し、前記床スラブのコンクリートを打設する前に、前記床スラブを支持する前記鉄骨梁の上面に固定した支持体を用いて、前記床スラブよりも高い柱部分を構築するための型枠の建込み方向を調整し、前記型枠を用いて前記柱部分のコンクリートを打設する。
【0006】
更に、上記課題を解決する仕口部材は、鉄筋コンクリートで構成される柱と鉄骨梁とを有する建物の仕口に配置される仕口部材であって、床スラブを支持する鉄骨梁の端部を一体化したふさぎ板と、前記ふさぎ板の上端部において外側に突出し、前記床スラブの下面を構築するプレートの端部を載置する突出板部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、建物を効率的に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における建物の施工方法における流れ図である。
実施形態における建物の構築方法を説明する概略図であって、(a)は柱鉄筋建込工程、(b)はシステム型枠建込工程である。
実施形態における建物の構築方法を説明する概略図であって、(a)は柱コンクリート打設工程、(b)はシステム型枠脱型工程である。
実施形態におけるコンクリートが打設される前の床スラブに構築された上の柱部分の上に仕口部材が載置された状態を説明する斜視図である。
実施形態における建物の構築方法の鉄骨梁の本体の固定工程を説明する概略図である。
実施形態における建物の構築方法のデッキ敷きの工程から仕口コンクリート打設工程までを説明する概略図である。
実施形態における仕口コンクリート打設工程を行なった後の仕口部材の周囲の状態を説明する概略構成の斜視図である。
実施形態における仕口部材の構成を説明する上側から見た斜視図である。
実施形態における仕口部材の構成を説明する正面図である。
実施形態における仕口部材の構成を説明する下側から見た斜視図である。
実施形態におけるシステム型枠の斜視図である。
実施形態におけるシステム型枠の柱型枠の水平断面図である。
実施形態におけるシステム型枠の建込サポート部材のベース部の構成を説明する説明図であって、(a)は正面図、(b)は右側側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図13を用いて、建物の施工方法を具体化した一実施形態を説明する。本実施形態の建物は、鉄筋コンクリート(RC)で構成された柱と、鉄骨(S)で構成された梁とを備える。建物の仕口には、後述する構成を有する仕口部材が配置される。
【0010】
(建物の施工方法:鋼材の設置)
次に、図1~図7を用いて、建物を構築する施工方法について説明する。
図1に示すように、まず、柱鉄筋地組工程を実行する(ステップS11)。具体的には、柱のうち構築対象階の柱部分C2に埋設する柱鉄筋R2を組み立てる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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