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公開番号2025122886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-22
出願番号2024018608
出願日2024-02-09
発明の名称作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250815BHJP(計算;計数)
要約【課題】BIMデータを用いて、揚重作業を支援するための作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラムを提供する。
【解決手段】管理装置20は、複数の部材によって構成された3次元モデルと、揚重装置の3次元モデルと、を記録した情報記憶部と、インターフェース部に接続される制御部21と、を備える。そして、制御部21が、3次元揚重装置モデルの位置と、3次元モデルにおける揚重対象部材と、を特定し、3次元揚重装置モデルの位置と、揚重対象部材の位置及び属性とに基づいて、揚重条件を特定する。制御部21が、定格総荷重表において、揚重条件に対応する揚重可能荷重を特定し、インターフェース部に出力された定格総荷重表における揚重条件において、揚重対象部材の重量と揚重可能荷重との比較の結果に応じた揚重可否を示す情報を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の部材によって構成された3次元モデルと、3次元揚重装置モデルと、を記録した情報記憶部と、
インターフェース部に接続される制御部と、を備えた作業支援システムであって、
前記制御部が、
前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記3次元モデルにおける揚重対象部材と、を特定し、
前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記揚重対象部材の位置及び属性とに基づいて、揚重条件を特定し、
定格総荷重表において、前記揚重条件に対応する揚重可能荷重を特定し、
前記インターフェース部に出力された前記定格総荷重表における前記揚重条件において、前記揚重対象部材の重量と前記揚重可能荷重との比較の結果に応じた揚重可否を示す情報を出力することを特徴とする作業支援システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
複数の部材によって構成された3次元モデルと、3次元揚重装置モデルと、を記録した情報記憶部と、
インターフェース部に接続される制御部と、を備えた作業支援システムを用いて、揚重作業を支援する方法であって、
前記制御部が、
前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記3次元モデルにおける揚重対象部材と、を特定し、
前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記揚重対象部材の位置及び属性とに基づいて、揚重条件を特定し、
定格総荷重表において、前記揚重条件に対応する揚重可能荷重を特定し、
前記インターフェース部に出力された前記定格総荷重表における前記揚重条件において、前記揚重対象部材の重量と前記揚重可能荷重との比較の結果に応じた揚重可否を示す情報を出力することを特徴とする作業支援方法。
【請求項3】
複数の部材によって構成された3次元モデルと、3次元揚重装置モデルと、を記録した情報記憶部と、
インターフェース部に接続される制御部と、を備えた作業支援システムを用いて、揚重作業を支援するためのプログラムであって、
前記制御部を、
前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記3次元モデルにおける揚重対象部材と、を特定し、
前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記揚重対象部材の位置及び属性とに基づいて、揚重条件を特定し、
定格総荷重表において、前記揚重条件に対応する揚重可能荷重を特定し、
前記インターフェース部に出力された前記定格総荷重表における前記揚重条件において、前記揚重対象部材の重量と前記揚重可能荷重との比較の結果に応じた揚重可否を示す情報を出力する手段として機能させることを特徴とする作業支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、クレーン等の揚重装置において、作業支援を出力する作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
今日、建築物の設計においてBIM(Building Information Modeling)ソフトウェア(以下、BIMソフト)を用いることがある。このBIMソフトを用いることにより、3次元モデルを利用して意匠・構造・設備設計の各種情報を管理することができる。BIMソフトで設計した建築物の構成部材について、揚重作業を行なう場合、事前に作業内容の確認を行なうことがある。そして、揚重作業において、作業現場の安全を確保するための作業支援システムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示された支援装置は、仮想三次元空間に建築構成部材モデル(以下、部材モデル)を配置するBIMソフトを実行する制御部を備える。この制御部は、仮想三次元空間に揚重装置モデルを配置する。そして、揚重対象の部材モデルが指定された場合、部材モデルの重心位置と揚重装置モデルの配置との作業距離に応じて、揚重装置モデルによる揚重可否の判定を行なう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-111110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているように、建設に用いる設計データであるBIMデータは、BIMソフトにより生成される。工事現場において、揚重作業に関する確認を行なう場合には、揚重作業の担当者が、このBIMデータを用いて検討や確認を行ないたい場合もある。しかしながら、揚重作業の担当者にとって、BIMソフトの操作は難易度が高いため、困難なことがある。更に、揚重作業の担当者が、BIMデータの取り扱いに慣れていないことが多い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための作業支援システムは、複数の部材によって構成された3次元モデルと、3次元揚重装置モデルと、を記録した情報記憶部と、インターフェース部に接続される制御部と、を備える。前記制御部が、前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記3次元モデルにおける揚重対象部材と、を特定し、前記3次元揚重装置モデルの位置と、前記揚重対象部材の位置及び属性とに基づいて、揚重条件を特定し、定格総荷重表において、前記揚重条件に対応する揚重可能荷重を特定し、前記インターフェース部に出力された前記定格総荷重表における前記揚重条件において、前記揚重対象部材の重量と前記揚重可能荷重との比較の結果に応じた揚重可否を示す情報を出力する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、BIMデータを用いて、揚重作業を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態のシステムの説明図である。
第1実施形態のハードウェア構成の説明図である。
第1実施形態のクレーンモデルの説明図である。
第1実施形態のシステムアーキテクチャの説明図である。
第1実施形態で用いるデータの説明図である。
第1実施形態の処理手順の説明図である。
第1実施形態の表示画面の説明図である。
第1実施形態の表示画面の説明図である。
第1実施形態の表示画面の説明図である。
第1実施形態の表示画面の説明図である。
第1実施形態の表示画面の説明図である。
第1実施形態の表示画面の説明図である。
第1実施形態の表示画面の説明図である。
第2実施形態の処理手順の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
以下、図1~図13に従って、作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラムの第1実施形態を説明する。本実施形態では、建物(建築物)の建築工事において、揚重装置(クレーン)を利用する場合に用いる作業支援システムとして説明する。
本実施形態では、図1に示すように、ネットワークを介して接続された設計端末10、管理装置20を用いる。
【0009】
(ハードウェア構成の説明)
図2を用いて、設計端末10、管理装置20を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
【0010】
通信装置H11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインターフェースであり、例えばネットワークインタフェースや無線インターフェース等である。
(【0011】以降は省略されています)

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