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公開番号2025127879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024866
出願日2024-02-21
発明の名称CO2固定量測定方法
出願人株式会社大林組,国立大学法人広島大学
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G01N 33/38 20060101AFI20250826BHJP(測定;試験)
要約【課題】セメント組成物中のCO2固定量の測定精度の向上を図る。
【解決手段】セメント組成物の試料を酸性化処理し、前記試料の中の無機炭素をCO2ガスに変換し、前記CO2ガスを非分散型赤外線吸収法により検出するCO2固定量の測定方法であって、前記酸性化処理よりも前に、前記試料の粒度を所定粒度以下とし、前記試料に純水を滴下する、ことを特徴とするCO2固定量の測定方法。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
セメント組成物の試料を酸性化処理し、前記試料の中の無機炭素をCO

ガスに変換し、前記CO

ガスを非分散型赤外線吸収法により検出するCO

固定量の測定方法であって、
前記酸性化処理よりも前に、前記試料の粒度を所定粒度以下とし、前記試料に純水を滴下する、
ことを特徴とするCO

固定量の測定方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載のCO

固定量の測定方法であって、
前記所定粒度は150μmである、
ことを特徴とするCO

固定量の測定方法。
【請求項3】
請求項1に記載のCO

固定量の測定方法であって、
前記純水の滴下量は4mL/g以上である、
ことを特徴とするCO

固定量の測定方法。
【請求項4】
請求項1に記載のCO

固定量の測定方法であって、
前記酸性化処理された前記試料に、通気処理を施す、
ことを特徴とするCO

固定量の測定方法。
【請求項5】
請求項1に記載のCO

固定量の測定方法であって、
前記無機炭素を前記CO

ガスに変換する際に、前記CO

ガスへの変換を促進させる所定温度に維持する、
ことを特徴とするCO

固定量の測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セメント組成物中のCO

固定量測定方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートなどのセメント組成物の製造時における二酸化炭素(CO

)の排出量を削減する方法として、セメント組成物の中にCO

を固定化する技術が開発されている。このような技術において、CO

排出量の削減効果を正確に把握するには、セメント組成物中のCO

固定量を精度よく定量(測定)することが必要である。セメント組成物中のCO

固定量の測定方法としては、示差熱-熱重量同時分析(TG-DTA法)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-168531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
TG-DTA法は主にCaCO

由来のCO

を対象としている。このため、セメント組成物中にCaCO

以外の形態でCO

が存在している場合、CO

固定量を正確に測定できないおそれがある。
【0005】
一方、CO

固定量を測定する方法として、固体試料燃焼装置を備えた全有機体炭素計を用いた測定方法(TOC法)も知られている。この測定方法は、酸性化した試料に通気処理を施すことで、試料中の無機炭素(IC)をCO

ガスに変換し、そのCO

ガスを非分散型赤外線吸収法により検出するものであり、CaCO

を含むあらゆる炭酸塩が測定対象となる。よって、理論上、セメント組成物中のCO

固定量を精度よく定量できる。しかし、TOC法によるCO

固定量の評価方法に関しては、いくつか事例があるものの、標準化されるに至っていない。また、精度の良い測定値を得るための前処理方法も確立されていない。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、セメント組成物中のCO

固定量の測定精度の向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための主たる発明は、セメント組成物の試料を酸性化処理し、前記試料の中の無機炭素をCO

ガスに変換し、前記CO

ガスを非分散型赤外線吸収法により検出するCO

固定量の測定方法であって、前記酸性化処理よりも前に、前記試料の粒度を所定粒度以下とし、前記試料に純水を滴下する、ことを特徴とするCO

固定量の測定方法である。
【0008】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、セメント組成物中のCO

固定量の測定精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
TOC計10及びSSM20の概略平面図である。
SSM20のサンプルボード22周辺の構成を示す図である。
SSM20の概略断面図である。
本実施形態におけるCO

固定量の測定方法を示すフロー図である。
図5A~図5Cは、ガス経路の説明図である。
試料に対する処理を簡易的に示したフロー図である。
粒度の試験結果を示す図である。
試料の粒度とCO

固定量の関係を示す図である。
純水滴下量の試験結果を示す図である。
純水滴下量とCO

固定量の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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