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公開番号
2025136188
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034443
出願日
2024-03-06
発明の名称
袋体付き排水パイプ
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
主分類
E02D
3/10 20060101AFI20250911BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】従来よりも効果的に地盤の補強・排水を行うことができるとともに、工期短縮効果とコスト削減効果を向上させることが可能な、袋体付き排水パイプを提供する。
【解決手段】地盤の貫入方向に延伸する管本体11と、該管本体に設けられる袋体161と、を有する袋体付き排水パイプ1において、前記管本体は、該管本体の内部を管径方向で仕切る隔壁12を備えるとともに、該隔壁によって区画される、前記袋体に固化材を注入することが可能な注入管部13と、地盤内で集水して排水することが可能な集水管部14と、から成り、前記注入管部は、前記袋体に固化材を充填する注入口131を備え、前記集水管部は、地盤内の水を集水する集水口141を備えるとともに、前記注入管部の貫入方向手前、及び/又は、前記注入管部の貫入方向奥側に配置されることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤の貫入方向に延伸する管本体と、該管本体に設けられる袋体と、を有する袋体付き排水パイプにおいて、
前記管本体は、該管本体の内部を管径方向で仕切る隔壁を備えるとともに、該隔壁によって区画される、前記袋体に固化材を注入することが可能な注入管部と、地盤内で集水して排水することが可能な集水管部と、から成り、
前記注入管部は、前記袋体に固化材を充填する注入口を備え、
前記集水管部は、地盤内の水を集水する集水口を備えるとともに、前記注入管部の貫入方向手前、及び/又は、前記注入管部の貫入方向奥側に配置される
ことを特徴とする袋体付き排水パイプ。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記管本体には、前記注入管部と前記集水管部とを前記管本体の貫入方向に貫通して配置される透水可能な排水管と、前記注入管部に接続されて該注入管部に前記固化材を注入する供給管と、が挿通される
ことを特徴とする請求項1に記載の袋体付き排水パイプ。
【請求項3】
前記管本体には、複数の前記袋体が設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の袋体付き排水パイプ。
【請求項4】
前記管本体は、該管本体の外周面から突出するとともに、削孔穴の内壁面と該管本体の外周面とを離間させることが可能なスペーサ部材を備えている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の袋体付き排水パイプ。
【請求項5】
前記管本体は、該管本体の外周面から突出するとともに、削孔穴の内壁面と該管本体の外周面とを離間させることが可能なスペーサ部材を備えている
ことを特徴とする請求項3に記載の袋体付き排水パイプ。
【請求項6】
前記スペーサ部材は、前記管本体の貫入方向に複数設けられる
ことを特徴とする請求項4に記載の袋体付き排水パイプ。
【請求項7】
前記スペーサ部材は、前記管本体の貫入方向に複数設けられる
ことを特徴とする請求項5に記載の袋体付き排水パイプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤を補強するとともに、地盤内の地下水を排水することが可能な、袋体付き排水パイプに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、設計上の強度が必要な土構造物には、斜面崩壊に対するせん断補強対策(例えば、地山補強土工)と、排水対策(例えば、排水パイプ工法)の2種類の対策を行うことで施工を行っていた。
【0003】
例えば、特許文献1には、鋼製の管本体の外周に、螺旋羽根と、水抜き孔とを設けた羽根付き有孔鋼管による地盤補強工法が開示されている。これは、水抜き孔としての機能を持たせつつ、羽根付き有孔鋼管と地盤との周面摩擦抵抗に基づく付着効果を利用し、地盤の崩壊や変状に対する抵抗力を高めようとしたものである。
【0004】
また、特許文献2には、ポリエチレン製の集排水パイプの先端側に袋体を設け、集排水パイプと袋体との境目に仕切り部材を設置して、当該仕切り材を貫通して上記集排水パイプ内に配した注入用パイプにより、上記袋体にグラウトを注入した地盤補強工法が開示されている。これは、グラウトで膨張させた袋体により、地山内部に定着部を形成させることで、地山の安定化を図ろうとしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-056505号公報
特開2007-170115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述した特許文献1に開示された発明では、羽根付き有孔鋼管を貫入するために、大型機械の設置及びその設置場所が必要となる。加えて、上記羽根付き有孔鋼管は、周面摩擦抵抗のみの抵抗力となっている。
【0007】
また、前述した特許文献2に開示された発明においては、グラウト注入後の袋体による抵抗力は期待できるものの、構成上、集排水パイプ自体による締固め効果等は期待できない。加えて、集排水パイプの断面積に対して排水孔の断面積が小さく、大量の水が集排水対象となる場合に排水量が不足してしまったり、土砂などによって目詰まりが発生してしまう虞もある。
【0008】
そこで本願発明は、上記した問題点等に鑑み、従来よりも効果的に地盤の補強・排水を行うことができるとともに、工期短縮効果とコスト削減効果を向上させることが可能な、袋体付き排水パイプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)に係る発明は、地盤の貫入方向に延伸する管本体と、該管本体に設けられる袋体と、を有する袋体付き排水パイプにおいて、前記管本体は、該管本体の内部を管径方向で仕切る隔壁を備えるとともに、該隔壁によって区画される、前記袋体に固化材を注入することが可能な注入管部と、地盤内で集水して排水することが可能な集水管部と、から成り、前記注入管部は、前記袋体に固化材を充填する注入口を備え、前記集水管部は、地盤内の水を集水する集水口を備えるとともに、前記注入管部の貫入方向手前、及び/又は、前記注入管部の貫入方向奥側に配置されることを特徴とする袋体付き排水パイプである。
【0010】
(2)に係る発明は、前記管本体には、前記注入管部と前記集水管部とを前記管本体の貫入方向に貫通して配置される透水可能な排水管と、前記注入管部に接続されて該注入管部に前記固化材を注入する供給管と、が挿通されることを特徴とする上記(1)に記載の袋体付き排水パイプである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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