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公開番号2025137040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036011
出願日2024-03-08
発明の名称建物の構築方法及び建物
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E02D 27/00 20060101AFI20250911BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】建物を効率的に構築する建物の構築方法及び建物を提供する。
【解決手段】建物の建設工事に用いられる建設機械60を載置する構台50の構台杭51を、建物の地下構造物20の柱25cに埋設可能な位置に設ける。そして、構台杭51によって支持されるように構台50を設置する。その後、建物の地下構造物20の柱25cに、構台杭51を埋設させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の建設工事に用いられる建設機械を載置する構台の構台杭を、前記建物の地下構造物の柱に埋設可能な位置に設け、
前記構台杭によって支持されるように前記構台を設置し、
前記地下構造物の前記柱に前記構台杭を埋設させることにより、前記建物を構築することを特徴とする建物の構築方法。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記構台杭は、トッププレートが上端部に固定された鉄骨部材で構成され、
前記建物の地上構造物は、ベースプレートが固定された鉄骨柱を有し、
前記構台杭の前記トッププレートと前記ベースプレートとを固定することにより、前記地上構造物を構築することを特徴とする請求項1に記載の建物の構築方法。
【請求項3】
地下構造物を有する建物であって、
前記建物の建設工事に用いられる建設機械を載置する構台の構台杭を、前記地下構造物の柱に埋設させて構成されることを特徴とする建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、構台杭によって支持される構台の上に載置される建設機械を用いた建物の構築方法及び建物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建物を構築する場合、地盤を掘削して地盤内に空間を形成する。ここで、地下構造物を有した建物の場合には、地盤を深く掘削する必要がある。この場合、地盤を掘削するための建設機械を載置する作業構台が必要になる。作業構台は、硬質地盤に支持された構台杭によって支持される。しかし、硬質地盤が深い場合には、構台杭が長大化するため、コスト増大を招くことになる。そこで、建物の杭の上部に、構台杭の下部を埋設した構造が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に記載の乗入構台杭の形成工法では、建物の基礎を支持すべく現場打ちで形成する基礎杭の上部に、この基礎杭の現場打ちコンクリートが上部において未だ固化していないうちに、乗入構台用の構台杭の下部を打ち込む。これにより、構台杭の一部を基礎杭の上部に埋設し一体化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-129386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された構台杭は、建物の基礎躯体の基礎柱及び基礎の上部鉄骨柱を避けた位置に配置されている。このため、建物の躯体を構築する場合には、基礎躯体より上部分の構台杭を撤去する必要があった。また、撤去した箇所については、撤去後に補修が必要であった。このように撤去作業や補修作業を行なう場合、建物を効率的に構築することは難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する建物の構築方法は、建物の建設工事に用いられる建設機械を載置する構台の構台杭を、前記建物の地下構造物の柱に埋設可能な位置に設け、前記構台杭によって支持されるように前記構台を設置し、前記地下構造物の前記柱に前記構台杭を埋設させることにより、前記建物を構築する。
また、上記課題を解決する建物は、地下構造物を有する建物であって、前記建物の建設工事に用いられる建設機械を載置する構台の構台杭を、前記地下構造物の柱に埋設させて構成される。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、建物を効率的に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の作業構台の構成を説明する正面図である。
実施形態の作業構台の構台杭を埋設した建物を説明する説明図である。
実施形態において作業構台の構台杭と建物の地上構造物との接続構造を説明する斜視図である。
実施形態において建物の構築方法を説明する流れ図である。
変更例において作業構台の構台杭と建物の地上構造物との接続構造を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図4を用いて、建物の構築方法及び建物を具体化した一実施形態を説明する。ここでは、地下構造物を有する建物の構築方法、この構築方法によって構築した建物について説明する。
【0009】
図1は、作業構台50を設置した状態を示す正面図、図2は、建物B1を設置したときの状態を示す正面図である。図3は、作業構台50の構台杭51と建物B1の地上構造物30の柱31との接続構造を説明する斜視図である。
【0010】
(建物B1の構成)
まず、構築する建物B1の構成について説明する。
図2に示すように、地表から地盤G1内を掘削されることにより形成された地下掘削領域15内に、建物B1は構築される。地下掘削領域15は、周囲を、山留め壁11によって囲われている。
(【0011】以降は省略されています)

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