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公開番号2025167242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2024071668
出願日2024-04-25
発明の名称梁筋の配筋方法
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04G 21/12 20060101AFI20251030BHJP(建築物)
要約【課題】柱を接続する梁を構成する梁筋の施工性を向上させる梁筋の施工方法を提供する。
【解決手段】柱を接続する梁を構成する梁筋の配筋方法は、中央配筋ユニットを製作する中央配筋ユニット製作工程(ステップS101)と、柱と梁との接続部分に、上方が開放された先組端部配筋を設置する端部配筋第1工程(ステップS102)と、中央配筋ユニットを揚重し、先組端部配筋の上方開放部を通じて、中央配筋ユニットの端部を先組端部配筋の内側に配置する中央配筋ユニット設置工程(ステップS103)と、先組端部配筋の上方開放部を覆うように梁端部キャップタイを設置する端部配筋第2工程(ステップS104)と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
柱を接続する梁を構成する梁筋の配筋方法であって、
中央配筋ユニットを製作する中央配筋ユニット製作工程と、
前記柱と前記梁との接続部分に、上方開放部を有する先組端部配筋を設置する端部配筋第1工程と、
前記中央配筋ユニットを揚重し、前記上方開放部を通じて、前記中央配筋ユニットの端部を前記先組端部配筋の内側に配置する中央配筋ユニット設置工程と、
前記上方開放部を覆うように梁端部キャップタイを設置する端部配筋第2工程と、を備える
梁筋の配筋方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記中央配筋ユニットは、梁上端主筋と梁下端主筋とを有し、
前記先組端部配筋は、前記梁下端主筋と接続される端部下端主筋を有し、
前記端部配筋第2工程では、前記梁上端主筋と接続される端部上端主筋を前記先組端部配筋の内側に配置した後に、前記梁端部キャップタイを設置する
請求項1に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項3】
前記中央配筋ユニット設置工程は、
前記中央配筋ユニットの端部を前記先組端部配筋の内側に配置した後、前記中央配筋ユニットを揚重したまま、前記先組端部配筋に、前記梁上端主筋と前記梁下端主筋との間を前記梁の幅方向に延びる支持筋を設置するステップと、
前記梁上端主筋を前記支持筋に支持させた後、前記中央配筋ユニットの揚重を解除するステップと、を有する
請求項2に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項4】
前記先組端部配筋は、
下部筋と前記下部筋の両端から上方に延びる一対の上延筋とを有して前記梁の延在方向に並設される梁端部あばら筋と、
前記延在方向に延びて前記上延筋を接続する定着筋と、を有し、
前記支持筋を設置するステップでは、前記定着筋に前記支持筋を架設する
請求項3に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項5】
前記端部下端主筋が前記柱と当該柱に接続される2つの梁の端部とに跨がるように設置される
請求項2~4のいずれか一項に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項6】
前記梁下端主筋と前記端部下端主筋とが重ね継手により接続される
請求項2~4のいずれか一項に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項7】
前記端部上端主筋が前記柱と当該柱に接続される2つの梁の端部とに跨がるように設置される
請求項2~4のいずれか一項に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項8】
前記梁上端主筋と前記端部上端主筋とが重ね継手により接続される
請求項2~4のいずれか一項に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項9】
前記梁上端主筋および前記梁下端主筋が、定尺の鉄筋によって構成されている、
請求項2~4のいずれか一項に記載の梁筋の配筋方法。
【請求項10】
前記端部下端主筋および前記端部上端主筋が、定尺の鉄筋によって構成されている
請求項2~4のいずれか一項に記載の梁筋の配筋方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、梁筋の配筋方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、鉄筋コンクリート造の梁を構成する梁筋として、上端主筋と、下端主筋と、上端主筋および下端主筋を取り囲み梁の延在方向に並設されたあばら筋と、で構成される配筋が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-29249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、梁筋の配筋は、作業が少ない方が工期の短縮に繋がる。そのため、配筋作業の少なくなるような施工性の高い梁筋の配筋方法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する梁筋の配筋方法は、柱を接続する梁を構成する梁筋の配筋方法であって、中央配筋ユニットを製作する中央配筋ユニット製作工程と、前記柱と前記梁との接続部分に、上方開放部を有する先組端部配筋を設置する端部配筋第1工程と、前記中央配筋ユニットを揚重し、前記上方開放部を通じて、前記中央配筋ユニットの端部を前記先組端部配筋の内側に配置する中央配筋ユニット設置工程と、前記上方開放部を覆うように梁端部キャップタイを設置する端部配筋第2工程と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、梁筋を配筋する際の施工性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の梁筋の配筋方法の一実施形態によって配筋された梁筋の概略構成を示す上面図である。
(a)は中央配筋ユニットの一例を示す斜視図であり、(b)は中央配筋ユニットの一例を第1梁の延在方向から見た図である。
(a)は端部配筋の一例を示す斜視図であり、(b)は端部配筋の一例を第1梁の延在方向から見た図である。
本発明の梁筋の配筋方法の一実施形態を示すフローチャートである。
先組端部配筋を示す斜視図である。
中央配筋ユニット設置工程において、中央配筋ユニットが先組端部配筋の内側に配置される様子を模式的に示す斜視図である。
中央配筋ユニット設置工程において、中央配筋ユニットが揚重された状態でかんざし筋(支持筋)が配筋される様子を模式的に示す斜視図である。
端部配筋第2工程の様子を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図8を参照して、本発明の梁筋の配筋方法の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明の梁筋の配筋方法では、一対の柱10を接続する第1梁11を構成する梁筋20が配筋される。柱10には、図示されない柱主筋や帯筋などが配筋されている。第1梁11は、各柱10との接続部分にハンチ部12を有する。また、各柱10には、第1梁11の反対側へ向かって延びる第2梁13が接続される。第2梁13は、柱10との接続部分にハンチ部14を有する。なお、以下では、梁11,13が延びる方向であって図1における左右方向を梁の延在方向という。また、梁11,13の幅方向であって図1における上下方向を梁の幅方向という。
【0009】
梁筋20は、中央配筋ユニット21と一対の端部配筋22とを備える。中央配筋ユニット21は、各柱10と第1梁11との接続部分において端部配筋22と接続されている。端部配筋22は、梁の幅方向において中央配筋ユニット21よりも幅広に形成されている。本実施形態において、端部配筋22は、柱10を通じて第1梁11と第2梁13とを接続するように配筋されている。より具体的には、端部配筋22は、第1梁11のハンチ部12と、柱10と、第2梁13のハンチ部14とに跨がるように設けられている。端部配筋22には、柱10に対する第1梁11の反対側において、第2梁13の梁筋を構成するとともに中央配筋ユニット21と同様の構成を有する中央配筋ユニット25が接続される。
【0010】
(中央配筋ユニット)
図2(a)および図2(b)に示すように、中央配筋ユニット21は、梁上端主筋31と、梁下端主筋32と、中央あばら筋33と、を有する。梁上端主筋31は、図1に示した第1梁11の上端部分を梁の延在方向に延びている。梁下端主筋32は、図1に示した第1梁11の下端部分を梁の延在方向に延びている。梁上端主筋31および梁下端主筋32は、中央側梁主筋として機能する。梁上端主筋31および梁下端主筋32には、中央あばら筋33が接続されている。中央あばら筋33は、ハンチ部12の間に配設される部分において梁の延在方向に並設されている。中央あばら筋33は、梁上端主筋31および梁下端主筋32を外側から取り囲むように設けられている。なお、本実施形態において、梁上端主筋31および梁下端主筋32は、それぞれ定尺の鉄筋によって構成されているが、これに限定されず、切断加工した鉄筋から構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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