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公開番号2025136873
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035786
出願日2024-03-08
発明の名称木質材料
出願人株式会社熊谷組
代理人個人
主分類E04C 2/24 20060101AFI20250911BHJP(建築物)
要約【課題】従来の木質材料は、積層された複数枚の製材同士が接着剤により接着されて構成されたものであり、実質的に木材であるため、別途、耐火材料と組み合わせて使用する必要があり、耐火性能の面での課題があった。そこで、本発明は、耐火性能に優れた木質材料を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る木質材料1は、製材2と耐火材3とが積層されて接着剤により接着されて構成されたり、あるいは、製材2と耐火材3とが交互に積層されて製材2と耐火材3との接触面同士が接着剤により接着されて構成されたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
製材と耐火材とが積層されて接着剤により接着されて構成されたことを特徴とする木質材料。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
製材と耐火材とが交互に積層されて製材と耐火材との接触面同士が接着剤により接着されて構成されたことを特徴とする木質材料。
【請求項3】
製材が3層以上積層されて構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木質材料。
【請求項4】
製材はひき板であり、耐火材は耐火シートであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木質材料。
【請求項5】
耐火材は、接着剤を貫通させるための複数の貫通孔を備えた耐火シートであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木質材料。
【請求項6】
接着剤は、耐火性を有した接着剤であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木質材料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐火性能を向上させた木質材料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
積層された複数枚の製材同士が接着剤により接着されて構成された加工製品としての木質材料が知られている。
即ち、木質材料は、木材を小片化して、接着剤を添加し、成型(圧締)することで製造された製品である。
木質材料としては、例えば、直交集成板(Cross Laminated Timber、以下「CLT」という)(特許文献1参照)、集成材、単層積層材(Laminated Veneer Lumber、以下「LVL」という)、合板等が知られている。
CLTや集成材は、原木を鋸でひいて製材したひき板(ラミネ)を複数枚積層し接着して製作される。
また、LVLや合板は、原木を切刃で桂むきに製材した単板(ベニヤ)を複数枚積層し接着して製作される。
上述した木質材料は、例えば、鋼管の外周部に耐火被覆材を介して設けられる木質材として使用されたり(特許文献2参照)、あるいは、木質耐火部材における燃え代部分に相当する仕上げ木材層として使用される(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-60907号公報
特開2021-177055号公報
特開2021-38655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の木質材料は、積層された複数枚の製材同士が接着剤により接着されて構成されたものであり、実質的に木材であるため、別途、耐火材料と組み合わせて使用する必要があり、耐火性能の面での課題があった。
本発明は、耐火性能に優れた木質材料を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る木質材料は、製材と耐火材とが積層されて接着剤により接着されて構成されたことを特徴とする。
また、本発明に係る木質材料は、製材と耐火材とが交互に積層されて製材と耐火材との接触面同士が接着剤により接着されて構成されたことを特徴とする。
また、製材が3層以上積層されて構成されたことを特徴とする。
また、製材はひき板であり、耐火材は耐火シートであることを特徴とする。
また、耐火材は、接着剤を貫通させるための複数の貫通孔を備えた耐火シートであることを特徴とする。
また、接着剤は、耐火性を有した接着剤であることを特徴とする。
本発明によれば、耐火性能に優れた木質材料を提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0006】
木質材料を示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図(実施形態1)。
木質材料の断面図(実施形態1)。
耐火シートを示す斜視図(実施形態2)。
木質材料の断面図(実施形態2)。
【発明を実施するための形態】
【0007】
実施形態1
図1,図2に示すように、実施形態1に係る木質材料1は、製材2と耐火材3とが交互に積層されて製材2と耐火材3との接触面同士が接着剤4により接着されて構成された製品である。
製材2は、例えば、ひき板(ラミネ)である。
耐火材3は、例えば、耐火シートである。
【0008】
木質材料1は、例えば、製材2が3層以上積層されて構成される。
即ち、木質材料1は、例えば、製材2としてのひき板が3層以上の構造とされ、ひき板とひき板との間に耐火材3としての耐火シートが設けられた5層以上の構造となっている。
尚、図1,図2では、ひき板が3層構造で、ひき板とひき板との間に耐火シートが設けられた5層構造の木質材料1を例示した。
【0009】
つまり、木質材料1は、図2に示すように、互いに隣り合う一方のひき板(製材2)の板面と他方のひき板の板面との間に耐火シート(耐火材3)が介在されて、これらひき板の板面と耐火シートのシート面とが面接触してこれらひき板の板面と耐火シートのシート面とが接着剤4により接着されたことにより製作された木質材料である。
【0010】
即ち、実施形態1に係る木質材料1は、例えば、CLTと同じようには、板の繊維方向が直交するよう複数のひき板が積層された構造、あるいは、集成材と同じようには、板の繊維方向が並行方向となるよう複数のひき板が積層された構造となっている。
(【0011】以降は省略されています)

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