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公開番号
2025018348
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121963
出願日
2023-07-26
発明の名称
湿式穿孔工具
出願人
株式会社丸高工業
代理人
個人
主分類
B28D
1/14 20060101AFI20250130BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】狭い被穿孔部位での穿孔作業を容易にする。
【解決手段】湿式コアビット12が装着される電動工具本体と、湿式コアビット12に給水する給水シャンク11と、湿式コアビット12をその長さ方向に摺動自在に貫通させるとともに穿孔時に被穿孔部位から導入される懸濁液を貯留する貯留ホルダ16と、貯留ホルダ16を電動工具本体に弾性保持させるホルダ保持手段と、を備えて湿式穿孔工具1を構成する。ホルダ保持手段は、弾性アーム18と非弾性アーム20とこれらを電動工具本体に固定される保持手段で構成することができる。貯留ホルダ16及びホルダ保持手段の横幅は、電動工具本体又は給水シャンク11の横幅以下であるため、被穿孔部位の周辺において操作者の視界を遮る範囲を小さくすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
湿式コアビットが装着される電動工具本体と、
前記湿式コアビットに給水する給水シャンクと、
前記湿式コアビットをその長さ方向に摺動自在に貫通させるとともに穿孔時に被穿孔部位から導入される懸濁液を貯留する貯留ホルダと、
前記貯留ホルダを前記電動工具本体に弾性保持させるホルダ保持手段と、を備え、
前記貯留ホルダ及び前記ホルダ保持手段の横幅が、前記電動工具本体又は前記給水シャンクの横幅以下であることを特徴とする、湿式穿孔工具。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記貯留ホルダの背面側に前記被穿孔部位に対する前記湿式コアビットの相対角度を視覚的に表す水準器が設けられていることを特徴とする、
請求項1に記載の湿式穿孔工具。
【請求項3】
前記給水シャンクの背面側に、前記電動工具本体の側面に沿って冷媒を供給するための給水部が配置されており、該給水部が、前記冷媒の流量及び流速を視覚的に表す水車計を有することを特徴とする、
請求項1に記載の湿式穿孔工具。
【請求項4】
前記電動工具本体は、鉛直下方を起点として左右方向に変位可能な操作ハンドルが取り付けられており、該操作ハンドルは、鉛直下方に取り付けられているときの太さが正面視で当該電動工具本体の横幅よりも小さいことを特徴とする、
請求項1に記載の湿式穿孔工具。
【請求項5】
前記操作ハンドルの近傍に前記給水シャンクの回転をロックするためのロックボタンが設けられていることを特徴とする、
請求項4に記載の湿式穿孔工具。
【請求項6】
前記ホルダ保持手段は、その一端が前記貯留ホルダに固定され、他端が前記貯留ホルダの変位に従動する1本以上の硬質部材製のアームを有し、該アームの外表面にスプリングバネが巻装されていることを特徴とする、
請求項1から5のいずれか一項に記載の湿式穿孔工具。
【請求項7】
前記ホルダ保持手段は、前記アームの従動の範囲を規制するアームストッパを有し、該アームストッパが前記範囲の上限を検出するセンサの検出片を兼ねることを特徴とする、
請求項6に記載の湿式穿孔工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物の内装工事や外装工事などに用いられる湿式穿孔工具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の湿式穿孔工具として、特許文献1に開示された湿式電動ドリルが知られている。この湿式の湿式電動ドリルは、注水セットから水を滴下して穿孔する工具であり、穿孔刃の外周形状を動力源から穿孔面方向に拡開した円錐形状としている。この湿式電動ドリルによれば、穿孔後の切削水が外周に飛び散らず、電動ドリルにも浸入しないようになる。
【0003】
また、手持ちの電動ドリルにおいて、ダイヤモンドビットを嵌着した湿式用シャンクに給水チューブを介して冷却水を供給し、バキューム装置と接続されたリング状の吸引パッドから削孔により生じる粉塵とともに冷却水を吸引して、排水する手持ちの湿式ドリル、及びそのバキュームセット等も市販されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-256063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された湿式電動ドリルや市販の手持ち式の湿式ドリルは、コアビットの長さが一定であり、深さ調節機構も存在しないので、穿孔深さを調節することが困難である。また、従来の湿式電動ドリルは、特に冷媒循環の仕組みが複雑であり、大型化するため、手持ちで使用するには操作的にも重量的にも操作者の負担が大きくなり、さらに、狭い被穿孔部位では作業な困難になるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる問題を解消し、狭い被穿孔部位での穿孔作業を容易にする小型・軽量・簡易構造の湿式穿孔工具を提供することを主たる目的とする。
本発明の他の目的は、本明細書の開示より明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施の一態様となる湿式穿孔工具は、湿式コアビットが装着される電動工具本体と、前記湿式コアビットに給水する給水シャンクと、前記湿式コアビットをその長さ方向に摺動自在に貫通させるとともに穿孔時に被穿孔部位から導入される懸濁液を貯留する貯留ホルダと、前記貯留ホルダを前記電動工具本体に弾性保持させるホルダ保持手段と、を備え、前記貯留ホルダ及び前記ホルダ保持手段の横幅が、前記電動工具本体又は前記給水シャンクの横幅以下であることを特徴とする湿式穿孔工具である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、狭い被穿孔部位での穿孔作業を容易にする小型・軽量・簡易構造の湿式穿孔工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る湿式電動ドリルの上方斜視図である。
本実施形態に係る湿式電動ドリルの正面図である。
本実施形態に係る湿式電動ドリルの前方斜視図である。
本実施形態に係る湿式電動ドリルの後方斜視図である。
本実施形態に係る湿式電動ドリルの平面図である。
本実施形態に係る湿式電動ドリルの上面図である。
変形例1に係る湿式電動ドリルの上方斜視図である。
変形例1に係る湿式電動ドリルの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を手持ち式の湿式電動ドリルに適用した場合の実施の形態例を説明する。本実施形態の湿式電動ドリルは、湿式コアビットを有する電動ドリル本体と、この電動ドリル本体に対して冷媒の供給および排出を行う給排水制御機構とを備えて構成される。湿式コアビットは、1本の工具だけで容易に取り外すことができる。冷媒は、圧縮空気、ジェル等の半液体であってもよいが、汎用性を考慮して、本明細書では、水道水等の給水装置から給水される冷却水を冷媒として用い、冷却水に削屑等が混じった懸濁液の排出は、冷媒回収機構の一つである公知のバキューム装置を用いる場合の例について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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