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公開番号2025105442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024176745
出願日2024-10-08
発明の名称コンクリート離型剤
出願人本多産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B28B 7/38 20060101AFI20250703BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】反復使用耐久性が向上した、コンクリート離型剤の提供。
【解決手段】植物または動物由来の常温で固体のロウと、該ロウを分散させる分散媒または該ロウを溶解させる溶媒とを含んでなる、コンクリート離型剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
植物または動物由来の常温で固体のロウと、該ロウを分散させる分散媒または該ロウを溶解させる溶媒とを含んでなる、コンクリート離型剤。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記植物または動物が、イネ科、ウルシ科、ヤシ科、トウダイグサ科、ミツバチ科およびカイガラムシ科の植物または動物からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のコンクリート離型剤。
【請求項3】
前記植物または動物由来の常温で固体のロウが、米糠ロウ、木ロウ、中国木ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウおよびイボタロウからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1または2に記載のコンクリート離型剤。
【請求項4】
植物または動物由来の常温で固体のロウ、水、および乳化剤を含む、コロイド分散型コンクリート離型剤である、請求項1または2に記載のコンクリート離型剤。
【請求項5】
金属製のコンクリート成形用枠体に適用するための、請求項1または2に記載のコンクリート離型剤。
【請求項6】
粘度が5~40mPa・sである、請求項1または2に記載のコンクリート離型剤。
【請求項7】
金属製のコンクリート成形用枠体に塗布したのちに乾燥することにより固体状塗膜を前記枠体表面に形成する、請求項1または2に記載のコンクリート離型剤。
【請求項8】
請求項1に記載のコンクリート離型剤をコンクリート成形用枠体の表面へ塗布する方法であって、
前記コンクリート離型剤をスプレーすること、または
前記コンクリート離型剤が染み込みにくいスポンジを用いて、前記コンクリート離型剤を塗布すること
を含んでなる、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート離型剤に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、コンクリート成形体を得る際には、目的とするコンクリート成形体が得られるような型枠内に未硬化のコンクリート(生コンクリートともいう)を充填し、この状態でコンクリートが適切な強度に達するまで乾燥および硬化させ、その後、この型枠を取り除くことが行われている。
【0003】
この型枠は、一回使用した後に廃棄されることもあるが、複数回にわたって再利用されるのが一般的である。特に、同一形状の規格化された成形体を大量に製造する場合には、複数回にわたって繰り返し再利用されるのが普通である。
【0004】
コンクリート成形用の型枠としては、木材、プラスチック、金属等が用いられている。特に、繰り返し再利用可能な型枠としては、強度や耐久性、コスト等の有用性から、鉄、アルミニウム、ステンレス、銅等の金属材料を用いたものが広く用いられている。
【0005】
未硬化のコンクリートをこれらの型枠に充填する際には、硬化後のコンクリートの成形型枠からの脱型を容易にするため、または、硬化後のコンクリートの付着防止や、付着したコンクリートの除去もしくは洗浄等を容易にするために、型枠の成形面の表面に鉱物油や鉱物油を主成分とする離型剤(以下、「鉱物油系離型剤」という)を塗布することが行われている。
【0006】
鉱物油系離型剤は、コストやコンクリート成形体の製造現場での塗布作業が容易である点で好ましいことから、従来から広く採用されている。しかし、鉱物油系離型剤は、離型効果の持続性が乏しいので、事実上、1回のコンクリート成形程度の耐久性しかないのが普通である。このようなことから、コンクリート成形(打設ともいう)を行う度毎に型枠表面に鉱物油系離型剤を塗布することが行われている。
【0007】
このように、コンクリート成形を行う度毎に鉱物油系離型剤を塗布することは、作業効率やコストの点等で不利であることは言うまでもない。
【0008】
さらに、コンクリートを硬化させる工程では蒸気養生(約50~70℃)を行うのが一般的である。かかる蒸気養生時に、成形用型枠に塗布した鉱物油系離型剤が水分(蒸気の液体化)と共に排出されてしまい、水質環境面に悪影響を及ぼすことから、環境負荷低減が求められている。
【0009】
また、鉱物油系離型剤がコンクリート成形体の表面を汚染して着色やシミの原因になることがあって、用途によっては必ずしも満足できるものとは言いがたかった。
【0010】
さらに、近年、建設現場での作業性向上および工期の短縮のために、事前に工場で成形されたコンクリート部材を建設現場に運び込んでつなぎ合わせることが広く採用されるようになっている。この工法は、一般的にプレキャスト工法と呼ばれている。
(【0011】以降は省略されています)

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