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公開番号
2025077590
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189895
出願日
2023-11-07
発明の名称
打設現場におけるスランプの調整方法
出願人
戸田建設株式会社
代理人
個人
主分類
B28C
7/04 20060101AFI20250512BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】コンクリートの打設現場における打設の状況に合わせて、コンクリートのスランプをコントロールし、仕上げ作業にかかる時間を短縮化するとともに、脱型時間を早めて工期を短縮化する。
【解決手段】ポリカルボン酸系減水剤を添加して練り上げられたコンクリートを打設現場に搬入後、ナフタレン系減水剤を添加することによりスランプを低下させてから打設する。予め、ナフタレン系減水剤の添加率とスランプの低下量との関係を得ておき、これらの関係から、打設の状況に合わせて、打設現場に搬入されたコンクリートに添加するナフタレン系減水剤の添加率を決定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリカルボン酸系減水剤を添加して練り上げられたコンクリート又はモルタルを打設現場に搬入後、ナフタレン系減水剤を添加することによりスランプを低下させてから打設することを特徴とする打設現場におけるスランプの調整方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
予め、前記ナフタレン系減水剤の添加率とスランプ又はモルタルフローの低下量との関係を得ておき、
これらの関係から、打設の状況に合わせて、打設現場に搬入されたコンクリート又はモルタルに添加する前記ナフタレン系減水剤の添加率を決定する請求項1記載の打設現場におけるスランプの調整方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート又はモルタルの打設現場における打設の状況に合わせて、打設するコンクリート又はモルタルのスランプをコントロールする打設現場におけるスランプの調整方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリートは、セメント、砂利、砂等を水とともに練り混ぜることにより、セメントが水と接触した時点から水和反応が始まり、次第に流動性を失って固化する凝結を生じ、更に時間が経過すると硬さ及び強度が増進して硬化する性質を有している。コンクリートは、凝結・硬化時間調節剤を添加することにより、セメントの水和反応に影響を与えてコンクリートの凝結・硬化を早めたり遅らせたりすることが比較的容易にできるため、その適用分野が非常に幅広いものとなっている。
【0003】
一般に、コンクリートに要求される物性は、打設前は流動性が高く、打設後は早期に硬化することである。セメントの水和反応を早め、凝結に要する時間を短くするとともに、コンクリートの初期材齢における強度発現を大きくするため、凝結促進剤が混和剤として用いられている。この凝結促進剤は、大別すると早強剤、急硬剤、急結剤に分類できる。
【0004】
打設前は流動性が高く、打設後は早期に硬化するコンクリートを得るため、下記特許文献1には、コンクリートに急結剤とこの急結剤のための遅延剤としてホスホン酸を添加したものが提案され、下記特許文献2には、ポリカルボン酸系共重合体及び/又はその塩とポリアルキレングリコール誘導体とを含有するセメント添加剤が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-263499号公報
特開2000-233957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
勾配を伴う箇所でのコンクリート打設において、型枠の設置が困難なため型枠を使用せずに人力の左官仕上げでコンクリート施工を行う場合がある。このとき、流動性の高いコンクリートを施工すると傾斜部でダレが生じるため、ダレが収まるまで凝結の進捗を確認しながらコテで押えを行うなどの対策がとられていた。
【0007】
上記特許文献1、2では、添加剤を添加することにより、凝結を促進しているが、スランプロスがそれほど大きくないため、勾配を伴う箇所ではダレが収まるまで長時間に亘ってコテで押えを行う必要があった。この作業は、コンクリートの凝結の進捗を確認しながら行われるため、連続した打設ができず、多大な時間と労力を要する。
【0008】
また、急結剤の添加によるスランプロスが小さいと、コンクリート打設現場における打設の状況に合わせてコンクリートの流動性、凝結時間及び初期強度などを調整することが難しく、打設後の硬化速度が遅く仕上げに長時間を要するとともに、脱型時期が遅れて工期が長期化するなどの問題があった。
【0009】
そこで本発明の主たる課題は、コンクリートやモルタルの打設現場における打設の状況に合わせて、コンクリート又はモルタルのスランプをコントロールし、仕上げ作業にかかる時間を短縮化するとともに、脱型時間を早めて工期を短縮化した打設現場におけるスランプの調整方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、ポリカルボン酸系減水剤を添加して練り上げられたコンクリート又はモルタルを打設現場に搬入後、ナフタレン系減水剤を添加することによりスランプを低下させてから打設することを特徴とする打設現場におけるスランプの調整方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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