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公開番号
2024165889
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082466
出願日
2023-05-18
発明の名称
ワイヤーソー装置
出願人
株式会社コンセック
代理人
個人
,
個人
主分類
B28D
1/08 20060101AFI20241121BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】コンクリートワイヤーソー装置10の切断用ワイヤがコンクリート構造物の角部に引っ掛かって走行を開始しない現象を解消する。
【解決手段】コンクリートワイヤーソー装置10は、電気モータ34と、張力機構21と、駆動プーリ19が回転停止するとともに切断用ワイヤ20がコンクリート構造物の角部102,103,104に係止している場合に当該切断用ワイヤ20を微速で走行させるよう電気モータ34を低回転で回転始動させる電気モータ始動運転手段(電気モータ制御部41および操作子43,44)と、これによって駆動プーリ19の周速が微速で回転するとともに切断用ワイヤ20が微速走行して角部102,103,104が切削されると、電気モータ34を低回転よりも速い第2速度で回転させる制御部41および電気モータ第2運転手段(電気モータ制御部41および操作子43,44)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート構造物を切断する無端の切断用ワイヤが巻き掛けられる駆動プーリおよび従動プーリと、
前記駆動プーリを回転駆動させて前記切断用ワイヤを走行させる電気モータと、
前記駆動プーリを回転軸直角方向に付勢して前記切断用ワイヤに張力を付与するとともに、前記コンクリート構造物を横切るように前記切断用ワイヤを変位させる張力機構と、
前記駆動プーリが回転停止するとともに前記切断用ワイヤが前記コンクリート構造物の角部に係止している場合に、前記切断用ワイヤを微速で走行させるよう前記電気モータを低回転で回転始動させる電気モータ始動運転手段と、
前記電気モータ始動手段によって前記駆動プーリの周速が微速で回転するとともに前記切断用ワイヤが微速走行して前記角部が切削されると、前記電気モータを前記低回転よりも速い第2速度で回転させる電気モータ第2運転手段とを備える、コンクリートワイヤーソー装置。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記電気モータが駆動運転しない運転停止状態と、前記電気モータ始動運転手段に基づく前記電気モータの始動運転状態と、前記電気モータ第2運転手段に基づく前記電気モータの第2運転状態との間で、前記電気モータの運転を手動で切り替える1また複数の操作子を備える、請求項1に記載のコンクリートワイヤーソー装置。
【請求項3】
前記電気モータはサーボモータである、請求項1または2に記載のコンクリートワイヤーソー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート塊を切断するワイヤーソー装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ワイヤーソー装置として従来、例えば、特開2010-012766号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。特許文献1記載の装置は、無端状の切断用ワイヤが巻き掛けられている駆動プーリを、被切断物から離れる方向に移動させることにより、切断用ワイヤの緊張状態を保持するというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-012766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
橋等、駆動プーリよりも大きなコンクリート断面をワイヤーソーで切断する場合、以下に説明するような問題を生ずる。つまり切断作業を始める前の準備段階で、駆動プーリは回転停止しており、極めて長い切断用ワイヤが駆動プーリおよびコンクリート構造物に巻き掛けられる。そして切断用ワイヤに装着されたダイヤモンドビーズが、コンクリート構造物の1または複数の角部に引っ掛かって係止している。
【0005】
ここで引っ掛かり箇所が複数であったり、切断用ワイヤの張力が大きかったり等の理由により、コンクリート構造物の角部とダイヤモンドビーズの引っ掛かりが強力であると、駆動プーリの回転始動ができなくなる。
【0006】
コンクリートワイヤーソー装置の駆動プーリは、一般的に油圧モータで駆動されるところ、油圧モータは一定速度で回転し回転速度の調節ができない。油圧モータの一定速度は、切断用ワイヤに要求される走行速度に対応して設定され、具体的には駆動プーリの周速が20~25[m/s]になるように設定される。
【0007】
停止している駆動プーリが20~25[m/s]の周速でいきなり回転し始めると、角部で引っ掛かっている切断用ワイヤが駆動プーリの急な始動に追従できず、切断用ワイヤが走行停止したまま駆動プーリが空転してしまうという問題があった。あるいは駆動プーリが停止したまま、回転を始動しないという問題があった。
【0008】
したがって従来、コンクリート構造物の角部を斫り取り、切断用ワイヤの引っ掛かりを解消する事前準備が必要であった。
【0009】
本発明は、上述の実情に鑑み、コンクリート構造物の角部に引っ掛かって停止している切断用ワイヤを滑らかに始動させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的のため本発明によるコンクリートワイヤーソー装置は、コンクリート構造物を切断する無端の切断用ワイヤが巻き掛けられる駆動プーリおよび従動プーリと、駆動プーリを回転駆動させて切断用ワイヤを走行させる電気モータと、駆動プーリを回転軸直角方向に付勢して切断用ワイヤに張力を付与するとともに、コンクリート構造物を横切るように切断用ワイヤを変位させる張力機構と、駆動プーリが回転停止するとともに切断用ワイヤがコンクリート構造物の角部に係止している場合に切断用ワイヤを微速で走行させるよう電気モータを低回転で回転始動させる電気モータ始動運転手段と、電気モータ始動手段によって駆動プーリの周速が微速で回転するとともに切断用ワイヤが微速走行して角部が切削されると電気モータを低回転よりも速い第2速度で回転させる電気モータ第2運転手段とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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