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公開番号2025118329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013595
出願日2024-01-31
発明の名称吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B05B 11/00 20230101AFI20250805BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】トリガーレバーの1回の操作による吐出器からの内容物の吐出回数を増やすこと。
【解決手段】この吐出器は、断続吐出ユニット22と、ピストンガイド130と、ピストン140と、吐出ステム150と、第1付勢部材171と、第2付勢部材172と、を有する。断続吐出ユニット22は、内側に第1圧力室110を有する。ピストン140は、ピストンガイド130に対して前方に移動することにより第1圧力室110の内容物の流出路115を形成可能である。ピストンガイド130が第1付勢部材171の付勢力に抗って最も前方に移動した場合でも、ピストン140は第2付勢部材172の付勢力に抗ってピストンガイド130に対して前方に移動可能である。吐出ステム150からの内容物の吐出量は、第1圧力室110への内容物の流入量より大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内側に第1圧力室を有すると共に、前記第1圧力室への流体の第1流入口を有する断続吐出ユニットと、
前記第1圧力室の前方に配置され、前後方向に移動可能なピストンガイドと、
前記第1圧力室の前方に配置され、前後方向に移動可能であり、前記ピストンガイドに対して前方に移動することにより前記第1圧力室の前記流体の流出路を形成可能なピストンと、
前記ピストンガイドに固定されて前後方向に移動可能であり、前記流出路から流れてきた流体を前記断続吐出ユニットの外側に吐出する吐出ステムと、
前記断続吐出ユニットに対して前記吐出ステムを後方に付勢する第1付勢部材と、
前記断続吐出ユニットに対して前記ピストンを後方に付勢する第2付勢部材と、を有し、
前記ピストンガイドが前記第1付勢部材の付勢力に抗って最も前方に移動した場合でも、前記ピストンは前記第2付勢部材の付勢力に抗って前記ピストンガイドに対して前方に移動可能であり、
前記吐出ステムからの前記流体の吐出量は、前記第1圧力室への前記流体の流入量より大きい、
吐出器。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記第2付勢部材の前後方向の長さは、前記第1付勢部材の前後方向の長さより長い、
請求項1に記載の吐出器。
【請求項3】
内側に第2圧力室を有すると共に、前記第2圧力室への流体の第2流入口を有し、前記第2圧力室を前記第1流入口に連通させる連通口を有するヘッド部と、
前記第2圧力室の後方に配置され、前後方向に移動可能であり、前方に移動して前記連通口をシールするプランジャと、
前記ヘッド部に対して前記プランジャを前方に付勢する第3付勢部材と、を有する、
請求項1または2に記載の吐出器。
【請求項4】
前記吐出ステムは、前記断続吐出ユニットの前端の開口から外部に突出可能であり、
前記吐出ステムが最も後方に移動したとき、前記吐出ステムの前端は、前記断続吐出ユニットの前記開口と前後方向において同じ位置にある、
請求項1または2に記載の吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、吐出器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、下記特許文献1記載の吐出器が知られている。この吐出器は、上方付勢状態で下方移動自在に配設されたステムと、ステムの上端に装着され、内容物の吐出孔が形成された吐出ヘッドと、吐出ヘッドを押し下げるためのトリガーレバーと、ステムに連動する筒状のピストンと、ピストンが上下摺動自在に収容されたシリンダと、を備える。トリガーレバーを引くと、ステムと共にピストンが下方移動し、ピストンによって加圧されたシリンダ内の内容物が、ステム内を通して吐出孔から吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-13824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドライシャンプー等の吐出器は、頭皮や皮膚に向けて内容物を吐出する。これにより、吐出時の内容物の勢いで、汚れを落とす洗浄効果を得たり、マッサージ効果を得たりする。しかし、従来の吐出器では、トリガーレバーの1回の操作により、内容物の吐出が1回だけ行われる。そのため、何度もトリガーレバーの操作を繰り返す必要がある。この場合には、操作が大変なうえ、内容物の吐出間隔が広くなり、洗浄効果やマッサージ効果が薄れてしまう、という課題がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、トリガーレバーの1回の操作による吐出器からの流体の吐出回数を増やすことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様1の吐出器は、断続吐出ユニットと、ピストンガイドと、ピストンと、吐出ステムと、第1付勢部材と、第2付勢部材と、を有する。断続吐出ユニットは、内側に第1圧力室を有すると共に、第1圧力室への流体の第1流入口を有する。ピストンガイドは、第1圧力室の前方に配置され、前後方向に移動可能である。ピストンは、第1圧力室の前方に配置され、前後方向に移動可能であり、ピストンガイドに対して前方に移動することにより第1圧力室の流体の流出路を形成可能である。吐出ステムは、ピストンガイドに固定されて前後方向に移動可能であり、流出路から流れてきた流体を断続吐出ユニットの外側に吐出する。第1付勢部材は、断続吐出ユニットに対して吐出ステムを後方に付勢する。第2付勢部材は、断続吐出ユニットに対してピストンを後方に付勢する。ピストンガイドが第1付勢部材の付勢力に抗って最も前方に移動した場合でも、ピストンは第2付勢部材の付勢力に抗ってピストンガイドに対して前方に移動可能である。吐出ステムからの流体の吐出量は、第1圧力室への流体の流入量より大きい。
【0007】
第1圧力室の圧力が上昇すると、流出路が開放され、流体が吐出される。第1圧力室の圧力が下降すると、流出路が閉塞され、流体の吐出が停止する。吐出ステムからの流体の吐出量が第1圧力室への流体の流入量より大きいので、第1圧力室の圧力は上昇および下降を繰り返す。これにより、吐出ステムから流体が断続的に吐出される。したがって、トリガーレバーの1回の操作による吐出器からの流体の吐出回数を増やすことができる。
【0008】
本発明の態様2の吐出器は、態様1に記載の吐出器であって、第2付勢部材の前後方向の長さは、第1付勢部材の前後方向の長さより長い。
これにより、ピストンガイドが第1付勢部材の付勢力に抗って最も前方に移動した場合でも、ピストンは第2付勢部材の付勢力に抗ってピストンガイドに対して前方に移動可能になる。
【0009】
本発明の態様3の吐出器は、態様1または2に記載の吐出器であって、吐出器は、ヘッド部と、プランジャと、第3付勢部材と、を有する。ヘッド部は、内側に第2圧力室を有すると共に、第2圧力室への流体の第2流入口を有し、第2圧力室を第1流入口に連通させる連通口を有する。プランジャは、第2圧力室の後方に配置され、前後方向に移動可能であり、前方に移動して連通口をシールする。第3付勢部材は、ヘッド部に対してプランジャを前方に付勢する。
【0010】
これにより、トリガーレバーの操作中だけでなく、トリガーレバーの一時停止中にも、流体を連続して第1圧力室に供給することができる。したがって、トリガーレバーの1回の操作により連続で断続的に流体を吐出し続けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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