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公開番号2025135115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032733
出願日2024-03-05
発明の名称塗料仕上げ工法
出願人アイカ工業株式会社
代理人
主分類B05D 1/28 20060101AFI20250910BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】施工性良く建物の外壁全体に偏りを生じさせることなく経年劣化したような意匠を付与することができる塗料仕上げ工法を提供すること。
【解決手段】下地に水を塗付量0.01~0.3kg/m2で塗付し、ローラの表面が天然海綿から成るローラ刷毛にて塗料を塗付量0.01~0.3kg/m2で塗付し、該塗料が乾燥する前に、ローラの表面がスポンジもしくはウールから成るローラ刷毛、または、ウエスを使用する洗い流し手段にて該塗料を洗い流す塗料仕上げ工法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下地にローラの表面が天然海綿から成るローラ刷毛にて塗料を塗付量0.01~0.3kg/m

で塗付し、
該塗料が乾燥する前に洗い流し手段にて該塗料を洗い流す塗料仕上げ工法。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記塗料の塗付前に、下地に水を塗付量0.01~0.3kg/m

で塗付する請求項1記載の塗料仕上げ工法。
【請求項3】
前記洗い流し手段がローラの表面がスポンジもしくはウールから成るローラ刷毛、または、ウエスを使用して行う請求項1または請求項2記載の塗料仕上げ工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料仕上げ工法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エイジング塗装(経年劣化したような意匠を付与する塗装)について特許文献1において、請求項1では容器内に複数の仕上材組成物が相互に混合することなく混在してなる仕上材であって、前記仕上材組成物の少なくとも1つの仕上材組成物は、スランプ値が29.5以下であることを特徴とする仕上材が開示され、請求項5では被塗装面に、それぞれ色相の異なる複数の仕上材組成物が混在してなる仕上材を塗装する工程と、塗装過程において、前記複数の仕上材組成物が接触面で相互に混色する工程とを備える塗装方法であって、前記仕上材が、請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の仕上材であることを特徴とする塗装方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-169502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の塗装方法は、スランプ値が29.5以下である半固形状の仕上材組成物を使用するため建物の外壁のような広い範囲へ塗装する際には施工に時間を要することとなり施工性が悪い場合がある、という課題があった。また、複数の仕上材を相互に混色したとしても、建物の外壁全体に偏りが生じないように経年劣化したような意匠を付与することは困難である場合がある、という課題があった。
【0005】
そこで本発明が解決しようとする課題は、施工性良く建物の外壁全体に偏りを生じさせることなく経年劣化したような意匠を付与することができる塗料仕上げ工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記のような従来技術の課題を解決するべく鋭意検討した。その結果、洗い流し手段を用いる塗料仕上げ方法により上記課題を解決可能であることを見出した。具体的には、本開示により以下の手段が提供される。
【0007】
[1] 下地にローラの表面が天然海綿から成るローラ刷毛にて塗料を塗付量0.01~0.3kg/m

で塗付し、該塗料が乾燥する前に洗い流し手段にて該塗料を洗い流す塗料仕上げ工法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の塗料仕上げ工法は、ローラを使用する従来の塗料仕上げ工法を改良したものであり、特殊な材料や施工道具を用いないため施工性に優れる、という効果がある。また、建物の外壁全体に偏りを生じさせることなく経年劣化したような意匠を付与することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の塗料仕上げ工法によって仕上げられた実施例1の塗膜表面(200×260mm)の平面写真である。
本発明の塗料仕上げ工法に使用する、ローラの表面が天然海綿から成るローラ刷毛(直径約45mm、長さ150mm)の正面写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本明細書において、「~」を用いて記載された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味である。
(【0011】以降は省略されています)

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