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公開番号2025144482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024079825
出願日2024-05-16
発明の名称散水形態を変更可能な吐水装置
出願人個人
代理人個人,個人
主分類B05B 1/16 20060101AFI20250925BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】散水形態を変更する時、水流が側方向に流動することなく、接合部材に進入することで、散水の水利用率を高めることができる散水形態を変更可能な吐水装置を提供する。
【解決手段】本発明は、接合部材と、吐水部材と、阻止構造とを備える散水形態を変更可能な吐水装置が開示され、その内、前記接合部材の内部に送水管が形成され、前記吐水部材は、前記接合部材に環装され、前記吐水部材には、第1吐水構造と、第2吐水構造とが形成され、前記送水管の軸方向は、前記第1吐水構造又は前記第2吐水構造と対応連通していることにより、前記第1吐水構造又は前記第2吐水構造に水を通過させるようにして異なる散水形態が形成され、前記阻止構造は、前記送水管と連結され、前記阻止構造には、前記送水管と連通する通路が貫通形成され、前記阻止構造には、2つの阻止部が形成され、前記通路が各前記阻止部の間に位置しており、前記阻止構造は、前記吐水部材に弾性的に突き当てられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
殻状構造の接合部材と、円盤状構造の吐水部材と、阻止構造とを備える散水形態を変更可能な吐水装置であって、
前記接合部材の前端に円環状の設置部が形成され、前記接合部材の内部に送水管が形成され、前記設置部の軸方向に沿って前記設置部の径方向中心を通過する仮想の軸線が定義され、前記送水管の軸方向は、前記軸線に対して離間偏位しており、
前記吐水部材は、環形部と、前記環形部の環形内縁と連結される中板とを有し、前記環形部が前記設置部に環装されることにより、前記吐水部材を前記接合部材に相対して回転させるようにし、前記中板に第1吐水構造と、第2吐水構造とが形成され、仮想の円形線が定義され、前記軸線は、前記円形線の円心を通過し、前記第1吐水構造及び前記第2吐水構造が前記円形線に沿って間隔をあけて配置され、前記送水管の軸方向は、前記第1吐水構造又は前記第2吐水構造と対応連通しており、前記第1吐水構造及び前記第2吐水構造が、それぞれ少なくとも1個の吐水孔を有することにより、前記第1吐水構造又は前記第2吐水構造に水を通過させるようにして異なる散水形態が形成され、
前記送水管と連結される前記阻止構造には、前記送水管と連通する通路が貫通形成され、前記阻止構造には、2つの阻止部が形成され、前記通路が各前記阻止部の間に位置しており、各前記阻止部及び前記通路が前記軸線を中心に基づく円周方向に沿って配置され、前記阻止構造は、前記吐水部材に弾性的に突き当てられることを特徴とする、
散水形態を変更可能な吐水装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記阻止構造は、円弧状扇形構造に形成され、前記軸線は、前記阻止構造の円心を通過することを特徴とする、請求項1に記載の散水形態を変更可能な吐水装置。
【請求項3】
それぞれ前記軸線と直交する2本の仮想の第1線が定義され、かつ各前記第1線は、それぞれ前記軸線を通過し、及び各前記阻止部の前記阻止構造の円弧方向上における前記通路から遠く離れた一端を通過し、各前記第1線の間に第1夾角を形成しており、
それぞれ前記軸線と直交する2本の仮想の第2線が定義され、各前記第2線は、それぞれ前記通路の径方向外周の両側と互いに接しており、各前記第2線の間に第2夾角を形成しており、
それぞれ前記軸線と直交する2本の仮想の第3線が定義され、各前記第3線は、それぞれ前記第1吐水構造の径方向外周の両側と互いに接しており、各前記第3線の間に第3夾角を形成しており、
それぞれ前記軸線と直交する2本の仮想の第4線が定義され、各前記第4線は、それぞれ前記第2吐水構造の径方向外周の両側と互いに接しており、各前記第4線の間に第4夾角を形成しており、
前記第1夾角は、前記第2夾角、前記第3夾角及び前記第4夾角を加算して得られる和に等しいか又はそれよりも大きいことを特徴とする、
請求項2に記載の散水形態を変更可能な吐水装置。
【請求項4】
前記送水管が前記阻止構造の径方向外周に環装され、前記阻止構造は、前記送水管の内部に設けられた突張保持ばねと前記吐水部材との間に位置しており、前記突張保持ばねは、一端が前記接合部材に突き当てられ、他端が前記阻止構造に突き当てられることを特徴とする、請求項1に記載の散水形態を変更可能な吐水装置。
【請求項5】
前記阻止構造は、前記吐水部材と対面する方向側に1つの第1漏洩防止部と、2つの第2漏洩防止部とが形成され、弾性を有する前記第1漏洩防止部及び各前記第2漏洩防止部が、それぞれ前記吐水部材に弾性的に突き当てられ、環状の前記第1漏洩防止部が前記阻止構造の辺縁に緊密に隣接しており、各前記第2漏洩防止部がそれぞれ前記通路の両側に緊密に隣接しており、かつ各前記第2漏洩防止部がそれぞれ前記第1漏洩防止部と連結されることを特徴とする、請求項1に記載の散水形態を変更可能な吐水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、散水形態を変更可能な散水器の組立体に係り、特に、散水形態を変更可能な吐水装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、散水形態を変更可能な散水器は、その主体の内部に送水管が形成され、前記主体の前端に吐水盤が枢支接続され、前記吐水盤に多数個の吐水構造が形成され、前記送水管は、選定の1個の前記吐水構造と対応しており、前記吐水盤を回転させると、前記送水管の軸方向と対応連通する前記吐水構造を切り替え可能とすることで、異なる散水形態を変更可能としたものである。
【0003】
散水を停止しないことを前提として、前記吐水盤を回転させるに従って、軸方向が対応する前記送水管の前記吐水構造と前記送水管との側方向の位置ずれが徐々に形成されていき、前記送水管を通過して流出した水の一部分は、側方向に流動して前記主体に進入して、前記吐水構造を通過して外部に向かって噴射できなくなり、前記吐水盤を持続的に回転させることにより、前記吐水構造と前記送水管との対応範囲が次第に減少していき、外部に向かって噴射できなくなって前記主体に進入する水量が徐々に増量され、前記送水管と完全に対応するように、隣り合う他の1個の前記吐水構造への転換が見込まれ、散水形態の転換を完了した時、始めて一部の水が外部に向かって噴射できなくなって前記主体に進入してしまう現象をなくすことが可能となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記送水管を通過した水の一部分は、前記主体に進入して、その他の前記送水管と対応していない前記吐水構造を通過して外部に向かって流出することとなり、前記散水器の設置箇所に発生する水滞留問題を招いている。
【0005】
本発明の主な目的は、散水形態を変更可能な吐水装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の目的を達成するために、本考案は、以下の技術的解決策を採用している。
【発明の効果】
【0007】
本発明の主な効果と利点は、散水形態を変更する操作過程において、水流が各前記阻止部による遮断を受けているため、側方向に流動することなく、殻状の前記接合部材の内部に進入することで、散水の水利用率を高めることができると共に、前記散水器の設置箇所に発生する水滞留問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の好適な実施例の斜視図である。
本発明の好適な実施例の平面図である。
本発明の好適な実施例の分解斜視図である。
本発明の好適な実施例の吐水部材取り外し状態の平面図である。
本発明の好適な実施例の断面図である。
図5の6-6線の断面図である。
本発明の好適な実施例の操作状態(一)の断面図である。
本発明の好適な実施例の操作状態(二)の断面図である。
本発明の好適な実施例の操作状態(三)の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1~図9に示すように、かかる散水形態を変更可能な吐水装置の好適な実施例は、殻状構造の接合部材10と、円盤状構造の吐水部材20と、阻止構造30とを備え、その内、前記接合部材10は、散水器の主体の一部分を構成するために用いられ、かかる散水器は、移動式の散水ガンであってよく、固定設置の散水スプリンクラーであってもよく、前記接合部材10の前端に円環状の設置部が12形成され、前記接合部材10の内部に送水管14が形成され、前記送水管14の一端が前記主体の内部での水の流れを導くための流路と連通していることにより、水を前記送水管14に通過させて流出させるようにし、前記設置部12の軸方向に沿って前記設置部12の径方向中心を通過する仮想の軸線L1が定義され、前記送水管14の軸方向は、前記軸線L1に対して離間偏位している。
【0010】
前記吐水部材20は、中板21と、環形部22とを有し、前記中板21が前記環形部22の環形内縁と連結され、前記環形部22が前記設置部12に環装されることにより、前記吐水部材20を、前記軸線L1を中心に基づいて前記接合部材10に相対して回転させるようにし、前記中板21に第1吐水構造23と、第2吐水構造24と、若干個の第3吐水構造25とが形成され、仮想の円形線L2が定義され、前記軸線L1は、前記円形線L2の円心を通過し、前記第1吐水構造23、前記第2吐水構造24及び各前記第3吐水構造25が前記円形線L2に沿って間隔をあけて配置され、かつ前記第1吐水構造23及び前記第2吐水構造24が前記円形線L2の円周方向に沿って隣り合うように配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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