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公開番号2025130129
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027090
出願日2024-02-27
発明の名称粉体塗装装置
出願人旭サナック株式会社
代理人個人,個人
主分類B05B 14/48 20180101AFI20250901BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】回収粉の循環経路中から被塗装物に付託し難い微粉のみを除去して、回収粉中に含まれる微粉の割合を抑え、付着効率の高い粉体塗装装置を提供する。
【解決手段】粉体塗装ブース6内で被塗装物Wに塗料タンク1から搬送エアによって搬送された粉体塗料Aを吹き付けて塗装を行い、被塗装物Wに付着しなかったオーバースプレー粉を回収し、回収した回収粉を前記塗料タンク1に戻す循環経路を備える粉体塗装装置において、前記回収粉の循環経路中に、被塗装物に付着し難い微粉を除去する微粉除去装置を設置したことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粉体塗装ブース内で被塗装物に塗料タンクから搬送エアによって搬送された粉体塗料を吹き付けて塗装を行い、被塗装物に付着しなかったオーバースプレー粉を回収し、回収した回収粉を前記塗料タンクに戻す循環経路を備える粉体塗装装置において、前記回収粉の循環経路中に、被塗装物に付着し難い微粉を除去する微粉除去装置を設置したことを特徴とする粉体塗装装置。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記微粉除去装置は、前記塗料タンクに戻す回収粉と回収粉中の微粉とを分離するミニサイクロンと、このミニサイクロンで分離した微粉を集塵する集塵装置とからなる請求項1記載の粉体塗装装置。
【請求項3】
前記ミニサイクロンと前記塗料タンクに、前記集塵装置によって発生する負圧を大気に開放して調整する脱気機構を備える請求項2記載の粉体塗装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、塗装ブース内において被塗装物に塗料タンク内の粉体塗料を塗装ガンから吹き付け、被塗装物に付着しなかったオーバースプレー粉を回収して塗料タンクに搬送する回収粉循環路を備える粉体塗装装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
粉体塗装装置は、図2に示すように、塗料タンク20内の粉体塗料Aを、圧縮エアが投入されるインジェクタ21によって吸い込み、塗料ホース22を経由して、インジェクタ21に投入された圧縮エアを搬送エアにして塗装ガン23まで搬送し、塗装ガン23から粉体塗料Aを被塗装物Wに噴射して静電気力によって粉体塗料Aを被塗装物Wに付着させる装置である。
【0003】
従来、この種の粉体塗装装置においては、塗装ブース24内において被塗装物Wに付着しなかった粉体塗料Aは、バグフィルター回収装置25に吸引され、バグフィルター回収装置25で回収される。バグフィルター回収装置25で回収された回収粉は、バグフィルター回収装置25に設置されたインジェクタ26によって、搬送ホース27を介してミニサイクロン28にエア搬送され、ミニサイクロン28によって搬送エアと回収粉とを分離した後、振動篩器を備える精選装置29によって回収粉に混入したゴミCを除去して塗料タンク20に戻されて再利用される(特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-159248号公報
特許第3429314号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来の粉体塗装装置においては、バグフィルター回収装置25とミニサイクロン28、及び塗料タンク20とミニサイクロン28をそれぞれ脱気機構に繋いだエアの循環機構によって微粉を含む回収粉を再利用し続けるようにしている。
【0006】
ところが、微粉を含む回収粉を再利用し続けると、回収粉中に被塗装物Wに対して付着し難い微粉の割合が増え、被塗装物Bへの塗着効率が低下し、不良率が高くなるという問題がある。
【0007】
そこで、この発明は、回収粉の循環経路中から微粉のみを除去して、回収粉中に含まれる微粉の割合を抑え、付着効率の高い粉体塗装装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の課題を解決するために、この発明は、粉体塗装ブース内で被塗装物に塗料タンクから搬送エアによって搬送された粉体塗料を吹き付けて塗装を行い、被塗装物に付着しなかったオーバースプレー粉を回収し、回収した回収粉を前記塗料タンクに戻す循環経路を備える粉体塗装装置において、前記回収粉の循環経路中に、被塗装物に付着し難い微粉を除去する微粉除去装置を設置したことを特徴とする。
【0009】
前記微粉除去装置は、前記塗料タンクに戻す回収粉と回収粉中の微粉とを分離するミニサイクロンと、このミニサイクロンで分離した微粉を集塵する集塵装置とによって構成することができる。
【0010】
また、前記ミニサイクロンは、前記集塵装置によって発生する負圧を大気に開放して調整する脱気機構を備えている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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