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公開番号
2025153457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055949
出願日
2024-03-29
発明の名称
キャップ付き吐出栓
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
主分類
B65D
47/20 20060101AFI20251002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】大量吐出と少量吐出との使い分けを的確にできるキャップ付き吐出栓を提供する。
【解決手段】栓筒部4の先端f側に大径吐出口6を開口するとともに、当該栓筒部4の基端e側に外向きフランジ8を付設した栓本体2と、前記栓筒部4の内側に配備された栓部20と、前記栓筒部4に回転可能に嵌合されており、小径吐出口40を頂壁34に開口させたキャップ30とを具備する。キャップ30の筒周壁42と前記栓筒部4とに、キャップ30の回転を許容するとともにキャップ30の抜け出しを規制する、相互に分離可能な一対の抜止め手段A、Bを形成する。前記筒周壁42の下端側に摺動子44を、前記外向きフランジ8の上面側に押圧部12をそれぞれ配備し、キャップ30の回転操作により、摺動子44が押圧部12を越えることで一対の抜止め手段A、Bが分離される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
栓筒部(4)の先端(f)側に大径吐出口(6)を開口するとともに、当該栓筒部(4)の基端(e)側に外向きフランジ(8)を付設した栓本体(2)と、
前記栓筒部(4)の内側に配備された栓部(20)と、
前記栓筒部(4)に回転可能に嵌合されており、小径吐出口(40)を頂壁(34)に開口させた有頂筒状のキャップ(30)と、を具備し、
前記キャップ(30)の筒周壁(42)と前記栓筒部(4)とに、そのキャップ(30)の回転を許容するとともに当該キャップ(30)の上方抜け出しを規制する、相互に分離可能な一対の抜止め手段(A、B)が形成されており、
前記筒周壁(42)の下端側に摺動子(44)を、前記外向きフランジ(8)の上面側に前記キャップ(30)の回転操作に伴い、前記摺動子(44)を押し上げるための押圧部(12)をそれぞれ配備し、前記摺動子(44)が前記押圧部(12)を越えて前記栓筒部(4)の周方向(P)に移動することで、前記一対の抜止め手段(A、B)が分離されるように形成したことを特徴とする、キャップ付き吐出栓。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記押圧部(12)は、前記外向きフランジ(8)の周方向(P)の一部に付設された押圧突子であり、
前記一対の抜止め手段(A、B)として、前記栓筒部(4)の外面に周設された環状の係合条(A)、及び、この係合条(A)を受持するように前記筒周壁(42)の内面に形成された環状の受部(B)を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のキャップ付き吐出栓。
【請求項3】
前記押圧部(12)は、前記栓筒部(4)の径方向(Q)から見て、前記周方向(P)の両側に、前記摺動子(44)を上方へ案内するための傾斜状案内部(14)を有することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のキャップ付き吐出栓。
【請求項4】
前記周方向(P)から見た前記押圧部(12)の上面は、当該押圧部(12)を越える前記摺動子(44)と接する当接面部(16)であり、
この当接面部(16)は前記栓筒部(4)の径方向(Q)内側へ向かって下方へ傾斜するように形成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のキャップ付き吐出栓。
【請求項5】
前記筒周壁(42)の内面には、その下端から上端側に延びる複数の切欠き部(48)が相互に離間させて縦設していることを特徴とする、請求項1に記載のキャップ付き吐出栓。
【請求項6】
前記頂壁(34)から前記栓筒部(4)の内周面に密着させたシール筒(36)を垂設するとともに、
前記栓筒部(4)の先端(f)側に、前記径方向(Q)の外向きの環状窪み部(5)を形成することにより、この環状窪み部(5)の形成箇所において、前記栓筒部(4)の外周面と前記筒周壁(42)の内周面との間に空隙(g)を形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項5に記載のキャップ付き吐出栓。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップ付き吐出栓に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
栓筒部の基端側に外部のパック体へ装着するための外向きフランジを付設した栓本体と、前記栓筒部の内側に配備された栓部と、栓筒部の外周面に嵌合されており、吐出口を頂壁に開口させた有頂筒状のキャップと、を具備するものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-84141
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のものは、単一の吐出口しか有しておらず、内容物を大量に吐出するときと少量吐出するときとの使い分けを的確にできなかった。
【0005】
本発明の第1の目的は、大量吐出と少量吐出との使い分けを的確にできるキャップ付き吐出栓を提供することであり、第2の目的は吐出態様の切り替えを容易とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、栓筒部4の先端f側に大径吐出口6を開口するとともに、当該栓筒部4の基端e側に外向きフランジ8を付設した栓本体2と、
前記栓筒部4の内側に配備された栓部20と、
前記栓筒部4に回転可能に嵌合されており、小径吐出口40を頂壁34に開口させた有頂筒状のキャップ30と、を具備し、
前記キャップ30の筒周壁42と前記栓筒部4とに、そのキャップ30の回転を許容するとともに当該キャップ30の上方抜け出しを規制する、相互に分離可能な一対の抜止め手段A、Bが形成されており、
前記筒周壁42の下端側に摺動子44を、前記外向きフランジ8の上面側に前記キャップ30の回転操作に伴い、前記摺動子44を押し上げるための押圧部12をそれぞれ配備し、前記摺動子44が前記押圧部12を越えて前記栓筒部4の周方向Pに移動することで、前記一対の抜止め手段A、Bが分離されるように形成した。
【0007】
本手段では、図1(B)に示す如く、栓本体2の栓筒部4の先端f側に大径吐出口6を、栓筒部4に回転可能に嵌合されたキャップ30の頂壁34に小径吐出口40をそれぞれ開口させた。
この構造によれば、キャップ30を外した状態で大径吐出口6から大量吐出する態様と、キャップ30を装着した状態で小径吐出口40から少量吐出する態様とを的確に選択することができる。
そして、前記キャップ30の筒周壁42の下端側に摺動子44を、前記栓本体2の外向きフランジ8に押圧部12をそれぞれ配備し、キャップ30の回転操作により前記摺動子44が前記押圧部12を越えることで、キャップ30の抜出しを防止している一対の抜止め手段A、Bが分離されるように形成した。
この構造によれば、キャップの取り外しが簡単であり、2種類の吐出態様の選択が容易となる。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記押圧部12は、前記外向きフランジ8の周方向Pの一部に付設された押圧突子であり、
前記一対の抜止め手段A、Bとして、前記栓筒部4の外面に周設された環状の係合条A、及び、この係合条Aを受持するように前記筒周壁42の内面に形成された環状の受部Bを設けた。
【0009】
本手段では、押圧部12は、図2(A)に示す如く、外向きフランジ8の周方向Pの一部に付設されている。
またキャップ30の抜止め手段として、栓筒部4の外面に周設された環状の係合条A(図2(B)参照)、及び、筒周壁42の内面に形成された環状の受部B(図3(A)参照)を設けている。
この構造によれば、図5(B)に示すように、栓本体2にキャップ30を打栓させるときに、特にキャップ30の向き(回転位置)によらず、キャップ30を真っすぐ下降させるだけで係合条Aを受部Bに受持させて係合することができ、そして、この係合状態からキャップ30を回転する操作により、摺動子44を押圧部12に乗り上げさせることができる。
故に、キャップの位置合わせを要しないので、吐出態様の切り替えが容易である。
【0010】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記押圧部12は、前記栓筒部4の径方向Qから見て、前記周方向Pの両側に、前記摺動子44を上方へ案内するための傾斜状案内部14を有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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