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公開番号
2025158499
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024061085
出願日
2024-04-04
発明の名称
吐出容器
出願人
花王株式会社
,
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
47/06 20060101AFI20251009BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】射出成形時にバリが生じても、内容物を吐出するために胴部に加える押圧力が高くなったりすること等を抑制する。
【解決手段】連結部43の上面における内周縁部に周溝45が形成され、連結部には、連結部を径方向の全域にわたって上下方向に貫く第1供給孔46が形成され、縦供給筒23の内周面には、縦供給筒の下端開口縁のうち、周溝と上下方向で対向する内周縁部から上方に向けて延びる第2供給孔47と、第2供給孔から上方に向けて延び、かつ内筒の上端開口縁より上方に達する第3供給孔48と、が形成され、第1供給孔、周溝、第2供給孔、および第3供給孔は、ボトル内と、縦供給筒内のうち吸い上げパイプ34の上端部より上方に位置する部分と、を連通する空気通路35を構成し、空気通路の流路断面積は、第1供給孔、第2供給孔、および第3供給孔のうち、第1供給孔が最大で、第3供給孔が最小となっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも口部および弾性変形可能に形成された胴部を有するボトルと、
前記口部に装着される有頂筒状の装着筒、および内容物の吐出孔を有するノズル部材と、を備え、
前記装着筒の頂壁には、下方に向けて延びるとともに、内側が前記吐出孔に連通した縦供給筒が形成され、
前記縦供給筒には、下方に向けて延びる接続筒部材が連結され、
前記接続筒部材は、
前記縦供給筒に外嵌された外筒と、
前記縦供給筒内に嵌合された内筒と、
前記外筒および前記内筒を互いに連結し、かつ前記縦供給筒の下端開口縁を支持する連結部と、を備え、
前記内筒内に、下端部が前記ボトルの底部内に位置する吸い上げパイプの上端部が液密に嵌合され、
前記連結部の上面における内周縁部には、全周にわたって連続して延びる周溝が形成され、
前記連結部には、前記連結部を径方向の全域にわたって上下方向に貫く第1供給孔が形成され、
前記縦供給筒の内周面には、
前記縦供給筒の下端開口縁のうち、前記周溝と上下方向で対向する内周縁部から上方に向けて延び、前記内筒の上端開口縁より下方で終端する第2供給孔と、
前記第2供給孔から上方に向けて延び、かつ前記内筒の上端開口縁より上方に達する第3供給孔と、が形成され、
前記第1供給孔、前記周溝、前記第2供給孔、および前記第3供給孔は、前記ボトル内と、前記縦供給筒内のうち前記吸い上げパイプの上端部より上方に位置する部分と、を連通する空気通路を構成し、
前記空気通路の流路断面積は、前記第1供給孔、前記第2供給孔、および前記第3供給孔のうち、前記第1供給孔が最大で、前記第3供給孔が最小となっている、吐出容器。
続きを表示(約 87 文字)
【請求項2】
前記第2供給孔および前記第3供給孔はそれぞれ、前記第1供給孔よりも多く、周方向に間隔をあけて複数ずつ設けられている、請求項1に記載の吐出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出容器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、口部および弾性変形可能に形成された胴部を有するボトルと、口部に装着される有頂筒状の装着筒、および内容物の吐出孔を有するノズル部材と、を備え、装着筒の頂壁には、下方に向けて延びるとともに、内側が吐出孔に連通した縦供給筒が形成され、縦供給筒の下端開口と対向する接続筒部材が設けられ、接続筒部材は、外筒と、吸い上げパイプの上端部が液密に嵌合された内筒と、外筒および内筒を互いに連結し、かつ上下方向に貫く供給孔が形成された連結部と、を備えた吐出容器が知られている。
この吐出容器では、胴部を径方向の内側に向けて弾性変形させると、ボトル内の内容物が吸い上げパイプ内を通して、ボトル内の空気が供給孔を通して、それぞれ縦供給筒内に供給されて混合され、その後、吐出孔から発泡した内容物が吐出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-219254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、一般に、上下方向に貫く供給孔の開口周縁部には、成形金型の合わせ面が位置することから、成形金型の合わせ面間で生成されるバリが生じやすい一方で、吐出される内容物の泡質をよくするために、供給孔の流路断面積を絞ると、バリが供給孔を広範囲にわたって覆ってしまうこととなり、内容物を吐出するために胴部に加える押圧力が高くなったり、吐出される内容物の泡質が悪化したりする等のおそれがある。
【0005】
本発明は、射出成形時にバリが生じても、内容物を吐出するために胴部に加える押圧力が高くなったり、吐出される内容物の泡質が悪化したりするのを抑制することができる吐出容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る吐出容器は、少なくとも口部および弾性変形可能に形成された胴部を有するボトルと、前記口部に装着される有頂筒状の装着筒、および内容物の吐出孔を有するノズル部材と、を備え、前記装着筒の頂壁には、下方に向けて延びるとともに、内側が前記吐出孔に連通した縦供給筒が形成され、前記縦供給筒には、下方に向けて延びる接続筒部材が連結され、前記接続筒部材は、前記縦供給筒に外嵌された外筒と、前記縦供給筒内に嵌合された内筒と、前記外筒および前記内筒を互いに連結し、かつ前記縦供給筒の下端開口縁を支持する連結部と、を備え、前記内筒内に、下端部が前記ボトルの底部内に位置する吸い上げパイプの上端部が液密に嵌合され、前記連結部の上面における内周縁部には、全周にわたって連続して延びる周溝が形成され、前記連結部には、前記連結部を径方向の全域にわたって上下方向に貫く第1供給孔が形成され、前記縦供給筒の内周面には、前記縦供給筒の下端開口縁のうち、前記周溝と上下方向で対向する内周縁部から上方に向けて延び、前記内筒の上端開口縁より下方で終端する第2供給孔と、前記第2供給孔から上方に向けて延び、かつ前記内筒の上端開口縁より上方に達する第3供給孔と、が形成され、前記第1供給孔、前記周溝、前記第2供給孔、および前記第3供給孔は、前記ボトル内と、前記縦供給筒内のうち前記吸い上げパイプの上端部より上方に位置する部分と、を連通する空気通路を構成し、前記空気通路の流路断面積は、前記第1供給孔、前記第2供給孔、および前記第3供給孔のうち、前記第1供給孔が最大で、前記第3供給孔が最小となっている。
【0007】
上下方向に貫く第1供給孔の流路断面積が、第1供給孔、第2供給孔、および第3供給孔のなかで最大となっているので、接続筒部材の射出成形時に第1供給孔の開口周縁部にバリが生じても、第1供給孔の流路断面積に占めるバリの被覆面積を狭く抑えることが可能になり、内容物を吐出するために胴部に加える押圧力が高くなったり、吐出される内容物の泡質が悪化したりするのを抑制することができる。
連結部の上面における内周縁部に、全周にわたって連続して延びる周溝が形成され、第1供給孔および第2供給孔が、周溝を通して互いに連通しているので、第1供給孔の開口周縁部にバリが生じても、第1供給孔を通過した空気を円滑に第2供給孔に流入させることができる。
第1供給孔、第2供給孔、および第3供給孔のなかで流路断面積が最小の第3供給孔が、第2供給孔から上方に向けて延び、第1供給孔から離れているので、第1供給孔の開口周縁部に生じたバリが、第3供給孔を流れる空気の流れに影響を及ぼしにくくなり、第3供給孔から縦供給筒内に流入する空気の流速を維持することで、吐出される内容物の泡質を確保することができる。
【0008】
前記第2供給孔および前記第3供給孔はそれぞれ、前記第1供給孔よりも多く、周方向に間隔をあけて複数ずつ設けられてもよい。
【0009】
第1供給孔と比べてバリが生じにくく、かつ流路断面積が小さい第2供給孔および第3供給孔がそれぞれ、第1供給孔よりも多く、周方向に間隔をあけて複数ずつ設けられているので、内容物を吐出するために胴部に加える押圧力が高くなるのを抑制することができるとともに、泡質を容易に調整することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記態様によれば、射出成形時にバリが生じても、内容物を吐出するために胴部に加える押圧力が高くなったり、吐出される内容物の泡質が悪化したりするのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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