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公開番号
2025126136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2025011816
出願日
2025-01-28
発明の名称
鋳型用組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類
B22C
1/00 20060101AFI20250821BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】硫黄分を増やすことなく低温環境下での鋳型強度の低下を抑制することができる鋳型用組成物、鋳型造型用硬化剤組成物、及び鋳型の製造方法を提供すること。
【解決手段】
酸硬化性樹脂と、前記酸硬化性樹脂を硬化させる硬化剤と、耐火性粒子と、を含有する鋳型用組成物であって、前記硬化剤が芳香族スルホン酸(A)を含み、前記硬化剤に含まれる前記芳香族スルホン酸(A)が有するアルキル基の、前記芳香族スルホン酸(A)一分子当たりの平均総炭素数が、2.0超11.0以下である、鋳型用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酸硬化性樹脂と、前記酸硬化性樹脂を硬化させる硬化剤と、耐火性粒子と、を含有する鋳型用組成物であって、
前記硬化剤が、下記一般式(A)で表される芳香族スルホン酸(A)を含み、
前記芳香族スルホン酸(A)が、下記一般式(A’)で表される芳香族スルホン酸(A’)を含み、
前記硬化剤に含まれる前記芳香族スルホン酸(A)が有するアルキル基の、前記芳香族スルホン酸(A)一分子当たりの平均総炭素数が、2.0超11.0以下である、鋳型用組成物。
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44
154
(前記一般式(A)において、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
及びR
5
はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示す。)
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50
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(前記一般式(A’)において、R
1
’、R
2
’、R
3
’、R
4
’及びR
5
’はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示し、当該アルキル基の総炭素数が3以上18以下である。)
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記芳香族スルホン酸(A’)一分子が有するアルキル基のそれぞれの炭素数が、1以上14以下である、請求項1に記載の鋳型用組成物。
【請求項3】
前記芳香族スルホン酸(A)中の前記芳香族スルホン酸(A’)の含有量が、1.0質量%以上100質量%以下である、請求項1に記載の鋳型用組成物。
【請求項4】
前記芳香族スルホン酸(A)が、下記一般式(A”)で表される芳香族スルホン酸(A”)を含む、請求項1に記載の鋳型用組成物。
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2025126136000023.jpg
48
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(前記一般式(A”)において、R
1
”、R
2
”、R
3
”、R
4
”及びR
5
”はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示し、当該アルキル基の総炭素が0以上2以下である。)
【請求項5】
前記芳香族スルホン酸(A”)一分子が有するアルキル基のそれぞれの炭素数が、1以上2以下である、請求項4に記載の鋳型用組成物。
【請求項6】
前記芳香族スルホン酸(A)中の前記芳香族スルホン酸(A”)の含有量が、20質量%以上99質量%以下である、請求項4に記載の鋳型用組成物。
【請求項7】
前記硬化剤が、無機酸を含有する、請求項1に記載の鋳型用組成物。
【請求項8】
前記酸硬化性樹脂がフラン樹脂を含有する、請求項1に記載の鋳型用組成物。
【請求項9】
前記耐火性粒子100質量部に対する前記酸硬化性樹脂の含有量が0.5質量部以上1.5質量部以下であり、前記耐火性粒子100質量部に対する前記硬化剤の含有量が0.07質量部以上1質量部以下である、請求項1~8の何れか1項に記載の鋳型用組成物。
【請求項10】
酸硬化性樹脂と、前記酸硬化性樹脂を硬化させる硬化剤と、耐火性粒子と、を含有する鋳型用組成物であって、
前記硬化剤が、下記一般式(A)で表される芳香族スルホン酸(A)を含み、
前記芳香族スルホン酸(A)が、下記一般式(A’)で表される芳香族スルホン酸(A’)、及び下記一般式(A”)で表される芳香族スルホン酸(A”)を含む、鋳型用組成物。
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44
154
(前記一般式(A)において、R
1
、R
2
、R
3
、R
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及びR
5
はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示す。)
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50
158
(前記一般式(A’)において、R
1
’、R
2
’、R
3
’、R
4
’及びR
5
’はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示し、当該アルキル基の総炭素数が3以上18以下である。)
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48
170
(前記一般式(A”)において、R
1
”、R
2
”、R
3
”、R
4
”及びR
5
”はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示し、当該アルキル基の総炭素が0以上2以下である。)
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋳型用組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
酸硬化性自硬性鋳型は、珪砂等の耐火性粒子に、酸硬化性樹脂を含有する鋳型造型用粘結剤と、リン酸、有機スルホン酸、硫酸等を含有する硬化剤とを添加し、これらを混練した後、得られた混練砂を木型等の原型に充填し、酸硬化性樹脂を硬化させて製造される。酸硬化性樹脂には、フラン樹脂やフェノール樹脂等が用いられており、フラン樹脂には、フルフリルアルコール、フルフリルアルコール・尿素ホルムアルデヒド樹脂、フルフリルアルコール・ホルムアルデヒド樹脂、フルフリルアルコール・フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、その他公知の変性フラン樹脂等が用いられている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-151019号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フラン樹脂を含有する鋳型造型用粘結剤組成物は、寒冷地から温暖地まで様々な地域で用いられているが、低温環境下(例えば5℃以下)では鋳型強度が低下するという課題がある。当該課題に対し、硬化剤の添加量や濃度を増やすことによって低温環境下における鋳型造型用粘結剤組成物の鋳型強度の低下を抑制することが考えられる。
【0005】
しかし、硬化剤は有機スルホン酸、硫酸等の硫黄原子を含有する酸を含むため、硬化剤の添加量や濃度を増やすと鋳造時における二酸化硫黄等のSOxガス等によって鋳物の球状化不良が生じて鋳物品質の低下を招く。そのため、硬化剤中の硫黄分を増やすことなく低温環境下での鋳型強度の低下を抑制することが求められている。
【0006】
本発明は、硫黄分を増やすことなく低温環境下での鋳型強度の低下を抑制することができる鋳型用組成物、鋳型造型用硬化剤組成物、及び鋳型の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
酸硬化性樹脂と、前記酸硬化性樹脂を硬化させる硬化剤と、耐火性粒子と、を含有する鋳型用組成物であって、
前記硬化剤が、下記一般式(A)で表される芳香族スルホン酸(A)を含み、
前記芳香族スルホン酸(A)が、下記一般式(A’)で表される芳香族スルホン酸(A’)を含み、
前記硬化剤に含まれる前記芳香族スルホン酸(A)が有するアルキル基の、前記芳香族スルホン酸(A)一分子当たりの平均総炭素数が、2.0超11.0以下である。
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(前記一般式(A)において、R
1
、R
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、R
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、R
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及びR
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はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示す。)
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(前記一般式(A’)において、R
1
’、R
2
’、R
3
’、R
4
’及びR
5
’はそれぞれ独立に水素、又はアルキル基を示し、当該アルキル基の総炭素数が3以上18以下である。)
【0008】
また、本発明は、
酸硬化性樹脂を硬化させる硬化剤を含有する鋳型造型用硬化剤組成物であって、
前記硬化剤が、前記一般式(A)で表される芳香族スルホン酸(A)を含み、
前記芳香族スルホン酸(A)が、前記一般式(A’)で表される芳香族スルホン酸(A’)を含み、
前記硬化剤に含まれる前記芳香族スルホン酸(A)が有するアルキル基の、前記芳香族スルホン酸(A)一分子当たりの平均総炭素数が、2.0超11.0以下である。
【0009】
また、本発明は、
酸硬化性樹脂と、前記酸硬化性樹脂を硬化させる硬化剤と、耐火性粒子と、を混合して鋳型用組成物を得る混合工程、及び前記鋳型用組成物を型枠に詰め、当該鋳型用組成物を硬化させる硬化工程を含む鋳型の製造方法であって、
前記硬化剤が、前記一般式(A)で表される芳香族スルホン酸(A)を含み、
前記芳香族スルホン酸(A)が、前記一般式(A’)で表される芳香族スルホン酸(A’)を含み、
前記硬化剤に含まれる前記芳香族スルホン酸(A)が有するアルキル基の、前記芳香族スルホン酸(A)一分子当たりの平均総炭素数が、2.0超11.0以下である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、硫黄分を増やすことなく低温環境下での鋳型強度の低下を抑制することができる、鋳型用組成物、鋳型造型用硬化剤組成物、及び鋳型の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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