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公開番号
2025073553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184460
出願日
2023-10-27
発明の名称
液体散布杆
出願人
ヤマホ工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
15/14 20180101AFI20250502BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】液体を通す樹脂製のグリップを備えた液体散布杆において、グリップ内の残留液の凍結によるグリップの破損を防止できるようにする。
【解決手段】樹脂製のグリップ3のグリップ本体9の内側に、噴管1の流路1aに連通する流入路3aを形成する軟質塩化ビニル製の管体12が挿入され、その管体12の外周面とグリップ本体9の内周面との間に径方向隙間が設けられるとともに、管体12の一端面の長手方向外側に隙間が設けられている構成を採用した。この構成によれば、グリップ3の流入路3a内の残留液が凍結・膨張しても、管体12の全体が拡径し、管体12の外周面がグリップ本体9の内周面に当接した後は管体12が長手方向一端側に延びるように弾性変形することにより、グリップ本体9に作用する径方向圧力が緩和されるので、グリップ本体9の破損を防止することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外部の液体供給源から供給される液体の流路を有する噴管と、前記噴管の一端に取り付けられる噴霧ノズルと、前記噴管の他端に接続され、前記噴管の流路に連通する流入路を有するグリップとを備えた液体散布杆において、
前記グリップは、樹脂で形成された筒状のグリップ本体と、前記グリップ本体の内側に挿入されて前記流入路を形成する管体とを備え、
前記管体は、前記流入路内の液体が凍結して径方向に膨張したときに、弾性変形することにより前記グリップ本体に作用する径方向圧力を緩和するものであることを特徴とする液体散布杆。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記グリップ本体の内周面と前記管体の外周面との間に径方向隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体散布杆。
【請求項3】
前記管体の一端面または他端面の長手方向外側に隙間が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体散布杆。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬液や水等の散布に用いられる液体散布杆に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
薬液や水等の液体の散布に用いられる液体散布杆(以下、単に「散布杆」とも称する。)には、外部の液体供給源のホースから供給される液体の流路を有する噴管と、その噴管の一端に取り付けられる噴霧ノズルと、噴管の他端に接続され、噴管の流路に連通する流入路を有するグリップと、グリップよりもホース側でグリップの流入路および噴管の流路への液体の流れを制御したり遮断したりする止水コックとを備えたものがある。
【0003】
上記のような散布杆では、使用後に止水コックを閉じると、噴管の流路の出口に流出抵抗の大きい噴霧ノズルがあることから、噴管の流路やグリップの流入路に流れ込んでいた液体が排出されずに残ってしまう。そして、噴管は一般に金属製であるが、グリップは樹脂製である(グリップの流入路が樹脂製部材で形成されている)場合が多く、その樹脂製のグリップの流入路内に液体が残っていると、冬季にその残留液が凍結して径方向に膨張することによりグリップが破損してしまうことがある。
【0004】
これに対し、本発明の発明者らは、特許文献1において、散布杆の止水コックとグリップとの間に水抜き弁を設け、散布杆の使用後には、止水コックを閉じたうえで水抜き弁を開くことにより、噴管の流路やグリップの流入路に残された液体を排出できるようにすることを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5204339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記のような水抜き弁を設けた散布杆でも、取扱説明書には使用後に水抜きを行うように注意書きされているにもかかわらず、使用したまま水抜きされずに放置されて噴管の流路やグリップの流入路に液体が残され、冬季に残留液の凍結によってグリップが破損してしまうことがある。
【0007】
そこで、本発明は、液体を通す樹脂製のグリップを備えた液体散布杆において、グリップ内の残留液の凍結によるグリップの破損を防止できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明は、外部の液体供給源から供給される液体の流路を有する噴管と、前記噴管の一端に取り付けられる噴霧ノズルと、前記噴管の他端に接続され、前記噴管の流路に連通する流入路を有するグリップとを備えた液体散布杆において、前記グリップは、樹脂で形成された筒状のグリップ本体と、前記グリップ本体の内側に挿入されて前記流入路を形成する管体とを備え、前記管体は、前記流入路内の液体が凍結して径方向に膨張したときに、弾性変形することにより前記グリップ本体に作用する径方向圧力を緩和するものである構成(構成1)を採用した。
【0009】
上記の構成1によれば、散布杆の使用後に水抜きを行わず、グリップの流入路内に残された液体が冬季に凍結したときでも、グリップ本体に挿入された管体がグリップ本体に作用する径方向圧力を緩和するので、グリップ本体の破損を防止することができる。
【0010】
上記構成1において、前記グリップ本体の内周面と前記管体の外周面との間に径方向隙間を設けるようにすれば、グリップの流入路内の液体が凍結・膨張したときに管体の全体が拡径することにより、グリップ本体に作用する径方向圧力を効果的に緩和でき、グリップ本体の破損をより確実に防止できるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
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