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公開番号
2025090074
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205059
出願日
2023-12-05
発明の名称
吐出用器具
出願人
ライオン株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
B05B
11/00 20230101AFI20250610BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】トリガーレバー及び押圧部の操作が規制されるロック状態と、押圧部の操作が可能なポンプ駆動状態と、トリガーレバーの操作が可能なトリガーレバー駆動状態の3つの状態を簡単な操作で可逆的に切り替えることができる利便性に優れた吐出用器具を提供する。
【解決手段】吐出用器具100は、キャップ部110に対するポンプ操作部200の回転位置に応じて、押圧部230の押し下げ及びトリガーレバー300の下方側への回動を規制するロック状態S1と、押圧部の押し下げを許容するポンプ駆動状態S2と、トリガーレバーの下方側への回動を許容するトリガーレバー駆動状態S3の3つの状態への可逆的な切り替えを可能にする切り替え部400を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
吐出対象物を保持する容器に着脱可能に構成された吐出用器具であって、
前記容器に対して着脱可能に構成されたキャップ部と、
前記キャップ部に連接するシリンダーと、前記シリンダーの延在方向に沿って摺動可能であり、かつ、前記シリンダー内で回転可能に設けられたピストンと、前記ピストンと接続され、押圧操作に伴って前記ピストンを前記シリンダーの延在方向に沿って押し下げることにより、前記吐出対象物を前記シリンダー内に吸い上げる押圧部と、前記ピストンによって吸い上げられた前記吐出対象物を前記容器の外部へ吐出させる吐出口が設けられた吐出部と、を備え、前記キャップ部に対して回転可能に構成されたポンプ操作部と、
前記キャップ部に支持され、把持操作に伴って下方側へ回動することにより前記ピストンを前記シリンダーの延在方向に沿って押し下げるトリガーレバーと、
前記キャップ部に対する前記ポンプ操作部の回転位置に応じて、前記押圧部の押し下げ及び前記トリガーレバーの下方側への回動を規制するロック状態と、前記押圧部の押し下げを許容するポンプ駆動状態と、前記トリガーレバーの下方側への回動を許容するトリガーレバー駆動状態の3つの状態への可逆的な切り替えを可能にする切り替え部と、を有する、吐出用器具。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記ポンプ操作部は、前記押圧部から前記キャップ部側に延在する延在部を有し、
前記切り替え部は、
前記延在部に設けられた第1ストッパーリブと、
前記トリガーレバーに設けられた第2ストッパーリブと、
前記トリガーレバーに形成され、前記延在部の回転及び上下方向への移動を可能にする孔部と、
前記延在部に設けられた上側に凸又は下側に凹の第1吐出用駆動部と、
前記トリガーレバーに設けられ、前記第1吐出用駆動部に対して揺動可能に当接される上側に凹又は下側に凸の第2吐出用駆動部と、を有し、
前記切り替え部は、
前記第1ストッパーリブと前記第2ストッパーリブとが前記ポンプ操作部の上下方向において重なる位置に配置されると、前記ロック状態に遷移し、
前記ロック状態から前記ポンプ操作部を時計回り及び反時計回りうちの一の方向へ回転させる操作がなされて、前記第1ストッパーリブと前記第2ストッパーリブとが前記ポンプ操作部の上下方向において重ならない位置に配置され、かつ、前記第1吐出用駆動部と前記第2吐出用駆動部とが当接しない位置に配置されると、前記ポンプ駆動状態に遷移し、
前記ポンプ駆動状態において前記トリガーレバーが上側に持ち上げられた状態で前記ポンプ操作部を時計回り及び反時計回りのうちの他の方向へ回転させる操作がなされて、前記第1吐出用駆動部と前記第2吐出用駆動部とが当接する位置に配置されると、前記トリガーレバー駆動状態に遷移する、請求項1に記載の吐出用器具。
【請求項3】
前記第1ストッパーリブ及び前記第1吐出用駆動部は、前記ポンプ操作部の回転方向を基準にして、前記吐出口が設けられた位置に対して直交する位置に配置されており、
前記第2ストッパーリブ及び前記第2吐出用駆動部は、前記ポンプ操作部の回転方向を基準にして、前記トリガーレバーの長軸方向に対して直交する位置に配置されており、
前記吐出口と前記トリガーレバーは、前記ロック状態において、前記ポンプ操作部の回転方向を基準にして、同一の位置に配置される、請求項2に記載の吐出用器具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出対象物を保持する容器に着脱可能に構成された吐出用器具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
容器内に保持された内容物(以下、「吐出対象物」とする)を取り出すために使用される器具として、使用者による手指等での把持及び回動操作が可能なトリガーレバータイプの吐出用器具や、押圧部を押し下げる操作がなされることで吐出対象物を吸い上げ及び滴下するポンプタイプの吐出用器具が知られている。
【0003】
一般的に、上記の各吐出用器具は、吐出対象物の種類に応じて用途が分けられている。例えば、消臭剤や洗浄剤等の液体を対象に向けて噴出させる場合にはトリガーレバータイプの吐出用器具が使用され、液体ソープや化粧水等の液体を一定量だけ取り出す場合にはポンプタイプの吐出用器具が使用される。そのため、例えば、通常、使用者自身が操作すると想定されるハンドソープは主としてポンプタイプが用いられるが、親が子の手に吐出させようとする際には操作し難いというように、吐出対象物の種類によっては使用者が望むような用法での使用が困難な場面が生じることがある。
【0004】
上記のような課題に対し、特許文献1では、トリガーレバータイプの吐出用器具とポンプタイプの吐出用器具の両方の機能を備える吐出用器具が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-79689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された吐出用器具は、使用者がトリガーレバーを回動させる操作を行うことで吐出対象物を容器から噴出させることができ、また使用者が押圧部を押し下げることで所定量の吐出対象物を容器から吸い上げて吐出させることができる。したがって、特許文献1の吐出用器具によれば、使用者は、トリガーレバータイプの吐出用器具及びポンプタイプの吐出用器具を別々に所有する必要が無くなるため、経済性や利便性の面においてメリットを享受できる。
【0007】
しかしながら、特許文献1の吐出用器具には、トリガーレバーによる操作及び押圧部による操作を規制(制限)するためのロック機構が設けられていない。そのため、流通時や使用者が望まないタイミングでトリガーレバー及び/又は押圧部を操作してしまった場合、吐出対象物が意図せずに吐出されてしまう可能性がある。したがって、特許文献1の吐出用器具は、使用者の利便性の面において更なる改善の余地があると言える。
【0008】
本発明は、上記課題に基づいてなされたものであり、トリガーレバー及び押圧部の操作が規制されるロック状態と、押圧部の操作が可能なポンプ駆動状態と、トリガーレバーの操作が可能なトリガーレバー駆動状態の3つの状態を簡単な操作で可逆的に切り替えることができる利便性に優れた吐出用器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記目的は、下記(1)~(5)のいずれかの手段によって達成される。
【0010】
(1)
吐出対象物を保持する容器に着脱可能に構成された吐出用器具であって、
前記容器に対して着脱可能に構成されたキャップ部と、
前記キャップ部に連接するシリンダーと、前記シリンダーの延在方向に沿って摺動可能であり、かつ、前記シリンダー内で回転可能に設けられたピストンと、前記ピストンと接続され、押圧操作に伴って前記ピストンを前記シリンダーの延在方向に沿って押し下げることにより、前記吐出対象物を前記シリンダー内に吸い上げる押圧部と、前記ピストンによって吸い上げられた前記吐出対象物を前記容器の外部へ吐出させる吐出口が設けられた吐出部と、を備え、前記キャップ部に対して回転可能に構成されたポンプ操作部と、
前記キャップ部に支持され、把持操作に伴って下方側へ回動することにより前記ピストンを前記シリンダーの延在方向に沿って押し下げるトリガーレバーと、
前記キャップ部に対する前記ポンプ操作部の回転位置に応じて、前記押圧部の押し下げ及び前記トリガーレバーの下方側への回動を規制するロック状態と、前記押圧部の押し下げを許容するポンプ駆動状態と、前記トリガーレバーの下方側への回動を許容するトリガーレバー駆動状態の3つの状態への可逆的な切り替えを可能にする切り替え部と、を有する、吐出用器具。
(【0011】以降は省略されています)
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