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公開番号2025098332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214389
出願日2023-12-20
発明の名称塗装ブースの改造方法及び塗装ブース
出願人株式会社SBヤード
代理人個人
主分類B05B 16/60 20180101AFI20250625BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】塗装ブースを洗浄しやすい構造に改造する。
【解決手段】対象物を塗装するための塗装室101と、負圧を発生させて浄化された気体を排出する洗浄室102と、塗装室101と洗浄室102との間仕切りの下部に設けられた鋸刃板108と、鋸刃板108の下部でありかつ洗浄室102内に設けられた渦巻板109とを備える塗装ブース200を改造する。渦巻板109の底面との間に隙間が生じないように、直方体状の一以上のユニット211,212,213,214,215,216を、渦巻板109の底面に敷く。
【選択図】図3A



特許請求の範囲【請求項1】
対象物を塗装するための塗装スペースと、負圧を発生させて浄化された気体を排出する洗浄室と、前記塗装スペースと前記洗浄室との間仕切りの下部に設けられた鋸刃板と、前記鋸刃板の下部でありかつ洗浄室内に設けられた渦巻板とを備える塗装ブースの改造方法であって、
前記渦巻板の底面との間に隙間が生じないように、直方体状の一以上のユニットを、前記渦巻板の底面に敷くことを特徴とする、塗装ブースの改造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ユニットは、前記塗装スペースの底の少なくとも一部にも敷かれていることを特徴とする、請求項1に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項3】
前記塗装スペースの底で前記ユニットが敷かれている領域の洗浄液用の水槽は浅くなっており、
前記塗装スペースの底で前記ユニットが敷かれていない領域の洗浄液用の水槽は深くなっていることを特徴とする、請求項2に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項4】
前記塗装ブースが前記洗浄室からの洗浄液を貯める浮遊槽を有する構造の場合、
基板を取り外す場合は落下した前記洗浄液を前記ユニットで受け止めるようにするか、又は、前記基板を取り外さない場合は前記基板で前記洗浄液を受け止めるようにして、前記浮遊槽に循環させるように改造することを特徴とする、請求項1に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項5】
前記浮遊槽の角に、湾曲部分を有する別なユニットを配置することを特徴とする、請求項4に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項6】
前記塗装スペース側の水槽の角に、湾曲部分を有するさらに別なユニットを配置することを特徴とする、請求項5に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項7】
前記塗装ブースが前記洗浄室からの洗浄液を貯める浮遊槽を有しておらず、前記洗浄室から直接塗装スペース側に洗浄液を循環させる構造の場合、
前記ユニットに、還流用の水路を構成しておき、
前記洗浄室で落下した洗浄液を受け止めるための基板と、前記水路とを連結して、前記水路を通じて、前記塗装スペース側の水槽に循環させるように改造することを特徴とする、請求項1に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項8】
前記浮遊槽に、洗浄液及び/又は塗装カスの吸引装置を取り付けることを特徴とする、請求項1に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項9】
前記吸引装置で回収した洗浄液及び/又は塗装カスから、塗装カスを濾過する濾過装置を設置し、さらに、濾過後の洗浄液を、再度に前記塗装ブースに戻す洗浄液還流装置を設置する、請求項8に記載の塗装ブースの改造方法。
【請求項10】
対象物を塗装するための塗装スペースと、負圧を発生させて浄化された気体を排出する洗浄室と、前記塗装スペースと前記洗浄室との間仕切りの下部に設けられた鋸刃板と、前記鋸刃板の下部でありかつ洗浄室内に設けられた渦巻板とを備える塗装ブースであって、
前記渦巻板の底面との間に隙間が生じないように、直方体状の一以上のユニットが、前記渦巻板の底面に敷かれていることを特徴とする、塗装ブース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装ブースの改造方法及び塗装ブース関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の図9には、オーバーフロー堰部(浮遊槽ともいう。以下同様。)を備えない塗装ブースが記載されている。
特許文献1の図1~5には、オーバーフロー堰部を備える塗装ブースが記載されている。
非特許文献1にも、浮遊槽(オーバーフロー堰部)を備える塗装ブースが記載されている。
非特許文献2及び3には、塗装ブースの洗浄方法について記載がされている。
【0003】
これらの先行技術文献の記載を踏まえて、従来の塗装ブースの構造について、説明する。
図7及び図8は、浮遊槽を備えない従来の塗装ブース100の内部構造を示す図である。
従来の塗装ブース100は、塗装室101と、洗浄室102とを備える。塗装室101と洗浄室102とは、前板103で仕切られている。塗装室101の下部に、水槽104が構成されている。水槽104には、洗浄液(水及びペイント処理剤などの薬剤など)が溜められている。
塗装室101で対象物を塗装する。
【0004】
洗浄室102の上部には、電動機105が設けられ、電動機105にファン(図示せず)が取付けられており、ファンケーシング106に収容されている。ファンで吸い上げた気体は、吐出口111を介して、ダクト(図示せず)から排気される。
【0005】
前板103の下部には、可動前板107が取付けられている。可動前板107の下部には、鋸刃板108が取付けられている。図8では、鋸刃板108の鋸刃状のギザギザ部は一部のみ図示しているが、下辺部分のほぼ全てが鋸刃状のギザギザ部となっている。
【0006】
渦巻板109は、図7に示すように、洗浄室102側が湾曲した形状となっており、塗装室102側に設けられた複数の渦巻板支柱112を有する構造となっている。渦巻板109は、可動前板107に取付けられた複数の渦巻板押え金具110によって押えられるようにして、鋸刃板108の下部に配置されている。
【0007】
洗浄室102には、基板受支柱113が設けられている。
渦巻板109の上端に、斜めに傾斜して配置された基板(受け止め部ともいう。以下同様。)114が設けられている。基板114には、穴が開いている。固定水路115は、基板114の穴から、水槽104に向けて形成された水路である。
渦巻板109は、基板114の右端に引っ掛けられている。
基板受支柱113は、鋸刃板108が洗浄室102側に負圧で入り込むのを防ぐ支柱である。
【0008】
固定水路115の先端には、可動水路116が取付けられている。図8では、内部が分かるように可動水路116がむき出しとなるように図示しているが、実際は、可動水路116の上部は、渦巻板109で覆われている。したがって、可動水路116は、渦巻板109の下を通って、固定水路115から、水槽の前面(図8の紙面前面側)に向けて流れる水路となる。
【0009】
洗浄室102内は、上方に向けて、段違いに、互い違いに配置された複数のエリミネーター(水切り板ともいう。以下同様)117を備える。
【0010】
従来の塗装ブース100の動作原理について説明する。
洗浄室102の上部のファンによる負圧によって、洗浄室102内で上昇気流が生じているが、鋸刃板108と水槽104の水面との間に隙間が生じているので、塗装室101から洗浄室102に向けた流れが発生する。
塗装ミスト(粉塵も含む。以下同様。)は、上記の流れにしたがって、鋸刃板108の隙間部分に吸い込まれ、鋸刃板108付近の洗浄液に捕捉される。
塗装ミストを捕捉した洗浄液は、上記の流れにしたがって、水槽104の水面と鋸刃板108との間にできた隙間を通じて、渦巻板109側に移動する。
(【0011】以降は省略されています)

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