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公開番号2025097183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213324
出願日2023-12-18
発明の名称選別回収装置
出願人日産自動車株式会社,株式会社インテグレーションケイ
代理人個人,個人
主分類B65G 47/14 20060101AFI20250623BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】従来の選別回収装置は、破砕片を1列に整列させるのが難しく、選別装置での正確な選別に支障きたす恐れがあった。
【解決手段】搬入した複数の破砕片Cを下り傾斜と振動により1列に整列させて順次搬出するフィーダ11と、選別装置5と、回収装置6A~6Cとを備えた選別回収装置において、フィーダ11が、搬送通路Pの両側から中心方向に延出する複数のガイド12を備えており、ガイド12が、フィーダ11に固定した基端部を固定端とし且つ先端部を自由端として搬送通路P内で揺動自在に設けてある選別回収装置とし、フィーダ11において搬入した多数の破砕片Cを1列に整列させることができ、選別装置5における高精度な選別を実現する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
搬入した複数の破砕片を下り傾斜と振動により1列に整列させて順次搬出するフィーダと、前記フィーダが搬出した前記破砕片の材質を検出する選別装置と、前記選別装置の検出結果に基づいて前記破砕片を材質別に回収する回収装置とを備えた選別回収装置において、
前記フィーダが、搬送通路と、前記搬送通路の両側から中心方向に延出する複数のガイドを備えており、
複数の前記ガイドが、前記フィーダに固定した基端部を固定端とし且つ先端部を自由端として前記搬送通路内で揺動自在に設けてあることを特徴とする選別回収装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記フィーダが、前記破砕片の搬送方向に直交する断面において、平坦な底壁部と、前記底壁部の両端に連続する両側の側壁部とを備え、
両側の前記側壁部が、互いに外向きに上り傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の選別回収装置。
【請求項3】
複数の前記ガイドが、両側の前記側壁部に夫々固定してあると共に、前記搬送通路の両側で互いにオフセット配置してあることを特徴とする請求項2に記載の選別回収装置。
【請求項4】
複数の前記ガイドが、前記フィーダの前記底壁部との間に通路空間を形成することを特徴とする請求項2に記載の選別回収装置。
【請求項5】
前記フィーダが、前記破砕片の搬入側から搬出側に向けて漸次減少する幅寸法を有することを特徴とする請求項2に記載の選別回収装置。
【請求項6】
前記フィーダの両側の前記側壁部が、夫々複数の前記ガイドを備えており、
前記破砕片の搬送方向に隣接するガイド同士において、搬送方向下流側に配置したガイドが、搬送方向上流側に配置したガイドよりも軟質の材料で形成してあることを特徴とする請求項2に記載の選別回収装置。
【請求項7】
前記フィーダの両側の前記側壁部が、前記破砕片の搬入側から搬出側に向けて漸次小さくなる高さ寸法を有することを特徴とする請求項2に記載の選別回収装置。
【請求項8】
前記フィーダの前記搬送通路側の面において、前記底壁部が、両側の前記側壁部の摩擦係数よりも低い摩擦係数を有することを特徴とする請求項2に記載の選別回収装置。
【請求項9】
前記ガイドが、前記フィーダの前記側壁部に沿う一辺を有する矩形状を成していることを特徴とする請求項2に記載の選別回収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば金属製スクラップである破砕片を材質別に選別して回収するのに用いられる選別回収装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来における選別回収装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものがあった。特許文献1には、破砕片を平面的に分散させる第1振動フィーダと、第1振動フィーダを経た破砕片を1列に整列させる第2振動フィーダと、第2振動フィーダを経た破砕片を材質別に選別する選別装置と、選別装置で選別した破砕片を材質別に回収する回収装置とを備えた選別回収装置が記載されている。
【0003】
第2振動フィーダは、下り傾斜面と振動により破砕片を1列に整列させて搬出するものであって、通路の横断面がV形状を成しており、その通路の途中に、横斜面の端から中心線まで張り出す半円柱状部材で湾曲した通路を形成している。また、選別装置は、破砕片を磁界中に通過させてインダクタンス変化量と重量を測定し、その測定結果に基づいて破砕片の材質を選別する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-42500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した従来の選別回収装置は、V形状の横断面を有し且つ通路に半円柱状部材を配置した第2振動フィーダを用いていたため、第2振動フィーダに複数の破砕片が供給されると、破砕片が上下に重なったり絡まったりすると共に、半円柱状部材の部分で破砕片が詰まる恐れがあり、破砕片を1列に整列させるのが難しいという問題点があった。なお、破砕片を1列に整列させることが困難である場合、次工程における選別装置での正確な選別に支障きたす恐れがある。
【0006】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、フィーダにおいて搬入した多数の破砕片を1列に整列させることができ、次工程である選別装置における高精度な選別を実現することができる選別回収装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係わる選別回収装置は、搬入した複数の破砕片を下り傾斜と振動により1列に整列させて順次搬出するフィーダと、フィーダが搬出した破砕片の材質を検出する選別装置と、選別装置の検出結果に基づいて破砕片を材質別に回収する回収装置とを備えたものである。そして、選別回収装置は、フィーダが、搬送通路と、搬送通路の両側から中心方向に延出する複数のガイドを備えており、複数のガイドが、フィーダに固定した基端部を固定端とし且つ先端部を自由端として搬送通路内で揺動自在に設けてあることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係わる選別回収装置は、上記構成を採用したことから、フィーダにおいて搬入した多数の破砕片を1列に整列させることができ、これらの破砕片を順次搬出することにより、次工程である選別装置における高精度な選別を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係わる選別回収装置の第1実施形態を示す側面図である。
図1に示すフィーダを搬出側から見た正面図(A),側面図(B)、及び平面図(C)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
図1に示す選別回収装置は、金属製スクラップ等の破砕片を材質別に選別して回収する装置である。選別回収装置は、概略を説明すると、図中右側から順に、ホッパ1、搬入用コンベア2、フィーダ装置3、搬出用コンベア4を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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