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公開番号2025103474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220892
出願日2023-12-27
発明の名称車両のバックドア用のスライドフレーム
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60R 5/04 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約【課題】バックドアを有する車両において、簡素な構成で、上開きされたバックドアが閉じる方向へ下降することを抑制し、バックドアの下方に利用可能な空間を形成する。
【解決手段】車両のバックドア用のスライドフレーム1は、車室内の天井と左右側壁とで形成される角部近傍にそれぞれ固定され、車両の前後方向に延在する一対のガイドレール4と、一対のガイドレール4にスライド可能に保持されたコ字状のフレーム部材5と、を備えている。フレーム部材5は、一対のガイドレール4にそれぞれスライド可能に保持された一対の縦部材50と、一対の縦部材50の後部同士をつなぐ車幅方向に延在する横部材51と、を有している。フレーム部材5は、バックドア2を閉じることができる格納位置と、上開きされたバックドア2の下方に引き出された引出位置との間でスライド可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バックドア用開口を上下開きで開閉可能なバックドアを有する車両のスライドフレームであって、
車室内の天井と左右側壁とで形成される角部近傍にそれぞれ固定され、前記車両の前後方向に延在する一対のガイドレールと、
前記一対のガイドレールにスライド可能にそれぞれ保持された一対の縦部材と、一対の前記縦部材の後部同士をつなぐ車幅方向に延在する横部材と、を有するコ字状のフレーム部材と、
を備え、
前記フレーム部材は、前記バックドアを閉じることができる格納位置と、上開きされた前記バックドアの下方に引き出された引出位置との間でスライド可能である、スライドフレーム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記バックドアは、上開きされた前記バックドアを引き下ろすための引下ろし取っ手を有し、前記引出位置に引き出された前記フレーム部材の前記横部材は、前記引下ろし取っ手の近傍に位置する、請求項1に記載のスライドフレーム。
【請求項3】
前記引出位置に引き出された前記フレーム部材の前記横部材と前記引下ろし取っ手とを接続する接続構造をさらに備えている、請求項2に記載のスライドフレーム。
【請求項4】
前記横部材には、上方へ突出する突出部が設けられ、
前記突出部は、前記フレーム部材の前記引出位置へのスライドに伴って上開きされた前記バックドアの内面と当接又は近接する、請求項1~3のいずれか1項に記載のスライドフレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のバックドア用のスライドフレームに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、自動車の跳ね上げ式のリアゲートに仕切り部材を吊り下げることにより、リアゲートの下方領域に多目的に利用可能な空間を形成させる構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-84061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示された構成では、上開きされたバックドアに外部から遮蔽するための部材を吊り下げる。そのため、上記部材の重量が比較的大きい場合、バックドアは上記部材を支持することができず、上開きされたバックドアが閉じる方向へ下降し、バックドアの下方に利用可能な空間を好適に形成することができないことがある。また、バックドア以外の構造により上記部材を支持する場合、簡素で利便性の高い構成であることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、バックドアを有する車両において、簡素な構成で、上開きされたバックドアが閉じる方向へ下降することを抑制し、バックドアの下方に利用可能な空間を形成することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るスライドフレームは、バックドア用開口を上下開きで開閉可能なバックドアを有する車両に設けられている。スライドフレームは、車室内の天井と左右側壁とで形成される角部近傍にそれぞれ固定され、車両の前後方向に延在する一対のガイドレールと、一対のガイドレールにスライド可能に保持されたコ字状のフレーム部材と、を備えている。フレーム部材は、一対のガイドレールにそれぞれスライド可能に保持された一対の縦部材と、一対の縦部材の後部同士をつなぐ、車幅方向に延在する横部材と、を有している。フレーム部材は、バックドアを閉じることができる格納位置と、上開きされたバックドアの下方に引き出された引出位置との間でスライド可能に構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上記スライドフレームによれば、バックドアを有する車両において、簡素な構成で、上開きされたバックドアが閉じる方向へ下降することを抑制し、バックドアの下方に利用可能な空間を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るスライドフレームの平面図(引出位置)である。
スライドフレームの平面図(格納位置)である。
スライドフレームの側面図(引出位置)である。
スライドフレームの背面図である。
スライドフレームの固定構造を示す拡大背面図である。
スライドフレーム単体の斜視図(引出状態)である。
スライドフレームの接続構造を示す斜視図(非接続状態)である。
スライドフレームの接続構造を示す斜視図(接続状態)である。
変形例に係るスライドフレームの側面図(引出位置)である。
スライドフレーム単体の斜視図(カーテン取り付け状態)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照しつつ、実施形態に係るスライドフレーム1ついて説明する。図1~図6に示されるように、スライドフレーム1は、車室内上部に取り付けられ、使用時には室内からバックドア2の開口部3を通して全開状態のバックドア2の下方へと引き出される。引き出されたスライドフレーム1には、カーテン7などを吊り下げて利用することができる。
【0010】
スライドフレーム1は、車両の前後方向に延在して車両の内部の天井又は側壁に固定された一対のガイドレール4と、一対のガイドレール4にスライド可能に保持されたコ字状のフレーム部材5とを備えている。各ガイドレール4は、車両の内部の天井と左右側壁とで形成される角部近傍にそれぞれ固定されており、車両の前後方向に延在している(図4、5参照)。フレーム部材5は、一対のガイドレール4にそれぞれスライド可能に保持された一対の縦部材50と、一対の縦部材50の後部同士をつなぐ、車幅方向に延在する横部材51と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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